マーケティングに取り組むとは?

11月10日 快晴

 

人生を託すノート。

私の時間管理の全て、大げさに言うと人生の過ごし方を託しているスケジュール帳には、今日は朝からリフォームプランナーかなちゃんとリフォームをご依頼頂いたお客様宅への現場確認に同行する予定だったのですが、なんと!日程を書き間違えていた様で、期せずして午前中の予定がポカンと空いてしまいました。考えたら、(自分で書き込みますが、)私の人生はこのスケジュール帳に支配されているのだと改めて気づかさせられ、気軽になんでもスケジュールに書き込むのは随分とヤバイことなんだと思いました。一瞬、昨日の福岡弾丸出張から帰ってきたところやし、これ幸いにと少しゆっくりとデスクワークに勤しみますかね、、と思ったのですが、よく考えると単にスケジュールの先送りな訳で、結局先の予定を前倒しすることにしてドタバタと走り回りました。ま、こんな思考のことをを貧乏暇なしって言うのでしょう。(苦笑)

 

 

ネット強化業績アップセミナー

昼からは新大阪に移動、東京で開催している職人起業塾でセミナールームをお借りしている株式会社ship社の小松社長が来阪され、セミナーを開催されると聞きつけて参加してきました。S社とはすみれの本社ビル竣工、グランドオープンの際の目玉サービスとしてお客様からヒアリングをしながらリフォームプランを書き込むとリアルタイムで3Dに立ち上がるソフトの提供を受けてからのお付き合いで、当時行列が出来るほど人気を博して大成功のオープンイベントになりました。かれこれ14年も前のことになります。その他にも小松社長には日本マーケティング協会の元理事長の故水口健二先生のマーケティング戦略塾と言う合宿に誘ってもらったり、セミナーで業界の最新情報を聞かせて頂いたりとそれ以後も何かとお世話になっており、その広い人脈と共に卓越した情報収集力と分析力から生み出されるソリューションは常にリフォーム業界の最先端をリードしてこられたと言っても過言ではないと思っており、私が(いろんな面で)とても尊敬している経営者の一人です。

 

 

淘汰と統合の時代

今日の新大阪でのセミナーはWeb戦略を中心にこれから激しい変化に晒される建築業界でいかに生き残れるかを自社が提供しているサービスの内幕まで太っ腹にお話しされておられました。私達すみれは新規集客に重きを置いておらず、お付き合いを頂いているお客様、そのご紹介で殆どの売り上げを作っておりますが、別段、新しいご縁を頂くことを拒絶している訳ではなく、できればHP等ですみれの取り組みをしっかり見て頂いた理解ある新規のお客様からの問い合わせを頂きたいと考えています。そのためにはWebの戦略は欠かせないのは自明の理、久しぶりにこの手のセミナーに参加しましたが、非常に素晴らしい内容で刻々と変わりつつあるWebマーケティングの現在の状況が垣間見れて、理解を深めることができた様に思います。そんな小松社長が今朝、Facebookでシェアされていた写真がこちら、リフォーム業界も淘汰と統合の時代がすぐそこまできている様です。

 

 

マーケティングマインドが組み込まれたサービス。

S社が提供されるコンテンツ、サービスが他社と少し違うのは常に手法の奥に明確なマーケティング理論が裏付けされているところで、単に多くの人に見られるネット広告や、人の注意を引きつけるソフト、登録を促せるウェブサイトの制作を提供されているだけではなく、マネタイズと共に建築業界や住まい手が抱えている潜在的な問題の解決を提供されています。マーケティングの大家として有名なフィリップ・コトラー氏はマーケティングの視点を「商品をどう売るか」から、顧客の問題を解決することに変えることを提言されましたし、世界一のマーケターと称されるジェイ・エイブラハム氏はビジネスで卓越した人物・企業になるための9ステップの中の一丁目一番に「顧客の問題を解決し市場の信頼を勝ち取る。」と書かれています。目先の売り上げを上げるだけのツールではなく、しっかりとした価値を創造し、提供し、問題を解決することで私達が職人起業塾の研修の目的に掲げている「生涯顧客の創造」を果たすための方法論を明示されています。まさにマーケティングマインドが染み込んだ商品、サービスを提供されていると感じています。

 

 

Web4.0時代に向けて

5時間もの長時間に渡って5つのコンテンツにまとめられた小松社長のお話はそれぞれ非常によく出来ていて、とてもわかりやすく、業界が置かれている背景や時流の流れについての鋭い分析、最新の成功事例の紹介を聴いて、今のまま何も新しいことに手をつけずに安穏に過ごしていくと確実に縮小と競合激化が進む市場から退場を余儀なくされると言う危機感を覚えました。よく耳にするフレーズですが、「現状維持は緩やかな破滅への道」と言うのはその通りだとはっきりとイメージ出来ました。そんな学び、気付きを得てそれでは何をするか?と言うと私の中では答えは明確で、「より一層、マーケティングを強化する」この一点に尽きます。そして情報化革命が本格化している現代、HPだけではなく、facebookやLINE、Instagram、Twitterと言ったSNSを含めたウェブ戦略の強化=情報発信とコミュニティー作りは絶対に外せません。

 

 

マーケティングに取り組むと言うこと。

しかし、新しくウェブサイトを制作して新規事業を立ち上げればいいか、と言うとそれだけで上手くいくはずもなく、小松社長も繰り返し口にされておられましたが、マーケティングとは生涯顧客の創造であり、一時的な集客の手法だけで成り立つものではありません。集客から計画、設計、施工、そして工事を終えて引き渡しを済ませた後のアフターサービスまでを全て顧客に満足頂けるレベルでやりきって初めて顧客から「これからも一生あなたの会社にお願いするわ」と言ってもらえる訳で、結局、答えは現場にあり、入り口もだいじですが、出口までのマネジメントも同時に一貫して強化出来なければマーケティングに取り組むとは言えません。私は職人起業塾というマーケティングの勉強会を主宰しており、全国で講座を行ったり、すみれ本社で毎月無料の勉強会を開催しておりまして多くの方にマーケティングの基礎理論を伝えています。マーケティングとは顧客の信頼を得る=ファンの様に応援してくれる人を創る=自分のマーケットを創るという全体像を指し示しているのですが、人はつい、集客、受注率、設計力、施工力、等々問題を切り分けて考えてしまいがちです。私自身、一度解決したと思った問題が数年後には全く効果を発揮しなくなったりすることも珍しくなく、何度も繰り返し同じコンテンツについてブラッシュアップを繰り返しています。結局、マーケティングに取り組むというのは、すべての業務について精度を上げるべくブラッシュアップを繰り返すことに他ならず、自社の強みを磨き、弱みを叩き潰し続ける覚悟と決意を固めることなのだと改めて。出掛けて、人の話を聞いて見るのは本当に大事です。

小松社長、本日はとても勉強させて頂きました、本当にありがとうございました。

 

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「マーケティングに取り組むとは?」への2件のフィードバック

  1. 昨日はご参加いただきありがとうございました。
    また、終了後には、美味しいお酒とともに、
    高橋社長のマーケティングに関する数々の名言をいただき、深謝いたしております。
    ご紹介いただきました本は、さっそく購入してみました。

    私自身も次回に向け、ネタを仕込んでおきますので、
    今後ともどうぞよろしくお願いします。

    1. こちらこそ、大変勉強させていただきました。今後とも引き続き宜しくお願い致します。
      小松社長ともアライアンスを組めたら幸いです、また打ち合わせをさせて頂ければと存じます。

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