愚かで勇気無き決断。

JUGEMテーマ:日記・一般
    
EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。

の3つを誠心誠意の完全自社施工でご提供しております、
神戸の西のはしっこで農耕型?建築工事会社を営んでいるオヤジの日記です。

いつまでたっても震災の被害の実態も規模さえも見えない状態のままです。
神戸の建築人として、16年前に受けた御恩を微力ながらでもお返しすることが出来ればとその時を待っておりますが、今回の災害の規模が大きすぎるという事なのでしょう、、なかなか
全体像さえも見えてきません。
そんな中、2次災害というにはあまりにも凄惨さを極める原発の相次ぐ事故。
文明の利器が制御できない大量殺人の兵器に変わってしまいつつあるのです。
想定外、という言葉で受け入れられる事実では到底ありませんが、大きな危機はそこまできていることはしっかりと認識しなければならないようです。
それにしても、もし世界中から駆けつけて下さっている災害救助隊の身にも容赦なく高濃度の放射能のシャワーが降りかかるようなことになったとしたら、、、
一体なんといって償いの言葉を口にするのでしょうか。

そんな中、本日、私は苦渋の決断を致しました。
お客さまには大変なご迷惑をおかけしますのと共に、ご協力頂いている業者さんにも大きく予定を狂わす突然のお願いです。
本日付で、関東の工事中の現場をいったん凍結して帰阪させることに致しました。
材料の調達や肝心の要の部材が届かない、といった側面ももちろんありますが、日増しに危険度が増していく現場に自分自身が行けない以上、これ以上スタッフを関東に居続けさせて現場を進めさせることは私にはできません。

そんなことを言っていては被災地の救助活動はいったいどうなるのか?
自分たちだけが良ければそれでいいのか?
神戸の震災時に全国の人々から助けてもらった恩を覚えてないのか?
私の中の声も、しきりに今回の私がとった決定に対して疑問を投げかけます。
お施主様は、「ここは私がどうこう言うところではないので。」と、穏やかに了解してくださいましたが、、、
海外の支援者だけでなく、自衛官、警察官、消防士、医師、看護婦さん、一般のボランティアの方、皆さんの血の滲むような救済活動のおかげで被災地は少しずつ生き返っていくというのに、、
その活動や活躍をTVやインターネットの画像で見続けながら、、、
自社は関東から撤退。
無力感と、自己嫌悪に苛まされますが、今すぐ自分自身が救済活動のボランティアに行けるわけもなく、、、
今は社員の万が一の可能性を潰すような安全を最優先にさせて頂きました。
被災地の皆様、救援活動を行われている皆様、本当に申し訳ありません。
今回の私の判断が間違いであることを、
勇気無き、愚かな判断だったと罵られることを心から願います。
今日のECO=BMが 消えて軽トラ やってきた
本気すから。
さてランキング、もう一度てっぺんを目指して頑張っております。
気合と根性で毎日更新続けてますので、よければ下のバナーをポチッとお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓ 
にほんブログ村 住まいブログ ハウスメーカー・ビルダー・工務店へ

「愚かで勇気無き決断。」への6件のフィードバック

  1. 間違いや正解は今は誰にも分からないと思います。
    きっとつらい決断をくだされたんだと思いますが
    そうすることが一番誰かのためになっているのでは
    ないかと僕はおもいます。
    社長、がんばってください!

  2. 社長ご無沙汰しております。
    自分は社長の判断が正しと思います。
    今回の東北関東大地震本当に痛ましい出来事です。
    阪神大震災で被災を経験している自分たちでも何を出来るかどうしたら役にたてるか本とに迷いますよね。社長が今回関東方面からスタッフを帰還させるこの判断をするのはすごくつらかったと思います。
    命あっての復興だと思います。東北の復興が出来る
    状況になればその時にすみれ建築工房の力が発揮できると思います。 今は地元での経済を回し日本の経済を支える事も支援だと思います。

  3. 愛読者の1人です!
    新聞を読むよりテレビのニュースを聞くより
    すみれパパさんのブログを楽しみにしています。
    世の中のことが一目でわかる気がします!
    忙しい中を毎日の更新素晴らしいです。
    今回の決断は間違いではないと思います。
    自分を責めないでください!
    この前のツイッターの転記有難うございました。
    私たちの知らない所でさまざまな心温まる出来事が
    行われていることを知り、涙があふれました。
    近くの小学校では今日卒業式が行われています。
    きっと震災にあわれた方々も卒業式の予定だった
    ことでしょう。ほんとうにつらいですね!
    普通に生活できている事に感謝するばかりです。
    ツイッターに縁の無い私ですのでこれからもこれぞと言うことがありましたら書き込みお願い致します
    すみれパパさん頑張ってください!

  4. ご愛読いただいているママ様
    温かなお言葉ありがとうございます。
    先日の転載は友人のつぶやきを見て涙が止まらなくなり思わず皆さんに見て頂きたいと思い貼り付けました。
    チェーンメールのようなネガティブなものではなく勇気と誇りを共有できるようなこともネット上にはたくさんあると思います。
    また教えてもらえたら広げる努力をしたいと思います。
    私たちすみれ建築工房は震災の復興が表面上終わったと言われた4年後に神戸で起業した建築会社です。
    震災景気と言われた繁忙期が終わった後ですから多分に間接的ではありますが阪神淡路大震災の影響を受けて誕生した側面があることは否めません。
    多くの人々の悲しみがあり、私たちの暮らしはその犠牲の上に成り立っているという事実を決して忘れることなく、日々を過ごそうと思っています。
    ありがとうございました。

  5. G-太
    お久しぶりです。
    何が正しいか、正しくないか。
    時が結果を出さなければわからないモノもありますし、時が経ってもその答えが出ないモノもあります。
    ただ、間違えであっても見逃すことが出来ない判断基準もあると思うだけなのですが。。。
    大げさなことして損したなーーー。
    って言えることを本当に願いますが、、
    G-太も己の信じる道、守るべき道をしっかり見つめて頑張ってください。

  6. しょうちゃん
    いつもありがとう。
    少しの混乱はありますが周りが普通に暮らしている中で神戸に引き上げますと荷物をたたむ姿は少し奇異に映るでしょうし、周りを見捨てて自分だけをかわいがるようにも見えるかも知れません。
    きっと、引き揚げさせなかったらよかった、となると思うのですが。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください