霧島連山噴火と一期一会

平成30年3月8日 曇りのち雨

 

天恵の一日

一日中雨の天気予報。朝からどんよりした雲が立ち込め、アイドル犬チャックとの散歩から帰ってきたころには早々に雨が降り出しました。朝1番で近所の飲食店のオーナー様宅に外装工事の打ち合わせに出かけた頃には徐々に本降りになってきて、ノートに書き込んだ文字が水に流れると言うハプニングも発生、天の恵みとは言え我々建築屋には雨はやっぱり、なかなか厄介です。(苦笑)
その後は神戸市の住宅局の方が来訪され、市営住宅の跡地を再利用する新たな宅地分譲地のプロジェクトについてのヒアリングに応じたり、工場の中の事務所改装工事の打ち合わせにクライアント先に出向いたりと建築屋らしく1日を過ごしました。

霧島山 新燃岳で爆発的噴火 鹿児島空港で欠航相次ぐ 鹿児島県湧水町からの投稿(14:59)
霧島山 新燃岳で爆発的噴火 鹿児島空港で欠航相次ぐ
鹿児島県湧水町からの投稿(14:59)ウェザーニュース 火山情報

霧島連山、新燃岳噴火

そんな慌ただしい時間を過ごしつつ、昨日からずっと気になってていたのは昨日の朝に突然報道されていた霧島連山の噴火のこと。実は職人起業塾の鹿児島開催は霧島空港近くの牧園集落の商工会議所で行っており、霊峰高千穂峰の麓、霧島温泉のすぐ近くの宮崎との県境の近くで開催をしています。昨日と今日はそこで第4講、第5講のアクティブブレインセミナーを開催しており、研修会場の周りにも火山灰がずいぶんと降り積もっているようで、心配になって事務局でお世話になっている大庭社長に電話してみました。電話口で聞くところによると、牧園町あたりは火山灰が降る位で大した事は無いらしく、(私たちからすると大した事あると思いますが、鹿児島の方々は火山灰に対する免疫があるのかもしれません、)ただ霧島温泉は宿泊客のキャンセルが相次いでずいぶん大変な状況との事でした。噴火の先行きなんてものは誰にも分かりませんが、できることなら早めに収束して通常の生活に戻られることを祈りたいと思います。

高千穂岳
二月に行った高千穂峰

霧島とのご縁

東京、大阪、福岡、鹿児島と現在全国4拠点で開催し、次は仙台でも開講を予定している職人起業塾が関西を飛び出して全国での開催を始めたのは実は鹿児島が最初で、JCA(日本セルロースファイバー協会)の総会で講演をさせていただいた際に聴講いただいた大庭社長に鹿児島での勉強会でのスピーカーにお誘いいただき、その勉強会に参加された工務店の経営者さん達に鹿児島での研修の開催を求められたことがきっかけで、鹿児島での開催を皮切りに東京、福岡へと開催場所を広げてきました。そしてその鹿児島での研修の開催地が、鹿児島中央付近ではなく霧島市の牧園集落にある商工会議所牧園支所だったということで、霧島は私には非常に思い入れの強い場所になっています。つい先日も霧島のパワースポット霧島東神社にお参りをさせてもらい、高千穂峰山頂(標高1574m)にある「天の逆鉾」にこの夏は登ろう!と計画していたところでした。

二月に訪れた霧島東神社
二月に訪れた霧島東神社

ご縁を紡ぐ

職人起業塾の研修講座のカリキュラムの中に「ご縁を紡ぐ」と言う内容が組み込まれておりまして、一つ一つの出会いを大切にして、そこから広がるご縁を味方につけることができればビジネス、それ以外でも自分にはない大きな力も得られることが少なからずあり、志を持ち、熱い思いを語ることを続けていれば、共感してくれる人や応援してくれる人が必ず現れて、思考を現実化する影響力を大きくすることに繋がるとレクチャーしています。ご縁を大切にしない人間にビジネスなどうまく行くわけないし、成功することなどないと繰り返し語っています。志を掲げ、出逢う人達に熱く語り続けると、たいした力もない私のような人間でも研修事業を全国に広げることができたりするものです。

二月に訪れた霧島東神社
二月に訪れた霧島東神社

全国展開までのトレーサビリティー

ちなみに、私が行っている一般社団法人職人起業塾が立ち上げから2年足らずで全国で研修事業を行う様になった流れと、ご縁を紡いで来たきっかけをトレーサビリティ的に表すと、

スタート:すみれ本社で社員大工向けの勉強会をひっそりと開始
→私のブログを見て電磁波コンサルタントの青山さんが参加を希望、外部向け無料勉強会に変態
→口コミでJBN京阪神木造住宅協議会の事務局中村さんが勉強会に参加
→同氏が職人起業塾でのマーケティング理論を実践した結果、事業で大きな成果を手に入れる
→JBN京阪神木造住宅協会のメンバー向け研修として公開してもらえないかとオファーをもらう
→JBNの総会で地球の会の大工育成部会三渡社長が興味を持たれ詳細を聞かせてもらいたいと来社
→三渡社長に地球の会の大工育成部会での講演依頼をいただく
→地球の会での講演を聴講された日本セルロースファイバー協会の田所氏が大いに共感してくれる
→同氏に日本セルロースファイバー協会総会での講演依頼をいただく
→JCAでの講演を聴講いただいた鹿児島の大庭社長に自社主催の勉強会での講演依頼をいただく
→鹿児島で聴講された工務店さん達から鹿児島で職人起業塾の研修を開講したいと要望される
→鹿児島での職人起業塾開講を機に東京、福岡でも開催できないかとオファーを頂く
→全国4拠点+今年は仙台(予定)と全国に展開。

とこのような流れです。

二月に訪れた霧島東神社から御池を望む
二月に訪れた霧島東神社から御池を望む

長者じゃないけどわらしべ長者

まるで昔話のわらしべ長者そのものですが、一生懸命に現場実務者向けの教育の必要性と、現場実務者の意識改革によって職人を正規雇用する基盤が整うという想いを熱く語ってきた事だけは自分自身でも自負しており、何度も人前で話させてもらう機会を持つ中で、一度でも滑っていたら今の研修事業の全国への展開は無かった。と考えるとこのようにご縁を紡いで来れたのは「一期一会」の精神を持とうと留意していたからでは無いかと改めて思います。ちなみに、私が座右の銘としている「一期一会」とは「一度の出会いを一生の出会いだと思い大切にする」と言った口先だけの軽いものではなく、茶の湯の先生に教えられた、「客人がいつ来てもおもてなしができるように毎日床の間に花を生けるには年がら年中、茶花畑の手入れを欠かさずに行う日々の習慣と不断の努力が必要である」と言う厳しいあり方を示しています。私の場合で言うと、このブログで毎日の情報発信の習慣を10年以上も欠かさず続けてきたことがご縁を紡ぐ原動力になったのではないかと思うのです。

霧島、高千穂の神話
霧島、高千穂の神話

お見舞い申し上げます。

そんなことを思い出しながら、ご縁をいただいた霧島には1日も早く火山が沈静化して平素の穏やかでゆっくりとした時間が流れる山間の集落の日常に戻られる、霧島温泉郷にも新燃岳噴火前の賑わいが戻るのを願います。できることならこの夏予定しており、とても楽しみにしていた職人起業塾@鹿児島開催の塾生さん達との霧島連山にそびえる霊峰高千穂山頂の天の逆鉾までの登山ができるようにと祈りたいと思います。無理じゃないか、とのことでしたが、、
大庭社長は大したことないと電話口で言われてましたが、最新のニュースでは気象庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を継続し、火口から2キロ圏で火砕流に、3キロ圏で大きな噴石に警戒を呼びかけている。とのこと。鹿児島、霧島の皆様、心よりのお見舞いを申し上げると共にこれ以上新燃岳が怒り狂うことのないようにお祈りいたします。

二月にお世話になった、祝橋温泉旅館
二月にお世話になった、祝橋温泉旅館

今日のアタリマエ

  • スモールビジネスにおいて売り上げは人との縁から生まれる
  • マーケティングの最も基本は顧客のLTVを得るスキームを持つこと
  • 最初の顧客接点で価値を認められることが次のご縁に繋がる
  • ご縁を紡ぐことで自分の実力以上の影響力を発揮できることがある
  • 一度のご縁を切らさずに次に繋げるには日々の習慣と不断の努力が必要

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