聖地巡礼@松下村塾

平成30年6月7日 晴れのち曇り

満員御礼@福岡オープンセミナー

昨日の博多でのオープンセミナーはお陰様で満員御礼。ご参加頂きました皆様、お声がけ頂きました皆様、本当に有難うございました。卒塾生のフォローアップ研修を兼ねていたという事で研修を終えて学んだ概念を実務に落とし込み、実践で裏打ちしている最中の卒塾生のリアルな声を発表してもらったり、研修に送り出した経営者の感想を語ってもらったりと、単に私のセミナーを聴いて貰うだけとはまた違った雰囲気で和気藹々としたセミナーとなりました。お陰様で懇親会も大いに盛り上がり、9月からスタートする職人起業塾 15回コース@福岡での研修に弾みをつける事が出来ました。ご参加頂いた皆様、お声がけを頂いた方々には心から感謝いたします。有難うございました。

博多から周南へ。

そんな充実した博多の夜の余韻を若干引きずりつつ、今朝は朝一番から3期、4期の研修に社員さんを派遣してくれていた古賀市の企業さんを訪問、打ち合わせと卒塾生のその後の様子を聴かせて頂いた後は福岡を後にして山口へ。初めて訪れる周南市で数社のリフォーム会社、工務店にお集まり頂き、小グループでのダイジェスト版のセミナーと研修内容の説明会を開催させて頂きました。お声がけ頂いたO社長をはじめ、お忙しい中、遠方よりお集まり頂いた皆様、ありがとうございました。また、懇親会もお付き合い頂き、重ねて御礼申し上げます。周南の魚とお酒も最高でした、今後とも引き続きよろしくお願い致します。

聖地巡礼。

さて、そんな九州方面巡業の合間を縫って、今日の博多から周南への移動の道すがら、途中下車して(慌ただしかったですが、)少しだけプライベートな時間を挟み込みました。これまでも何度も行こうとして、行けてなかった念願の松陰神社と松下村塾、吉田松陰先生の墓所へのお参りと、私塾を主宰している私にとっての聖地巡礼です。新山口駅からレンタカーを借りて萩の市街まで1時間、仕事の合間の強行軍という事で昼食を摂るヒマもない、ドタバタした行程になってしまいましたが、吉田松陰先生と高杉晋作のお墓に線香をあげた時は念願を叶えた達成感で胸がいっぱいになりました。次回は1泊してゆっくりと萩の城下町の散策などもしてみたいと思います。

辺境の地で国体を語る原動力。

吉田松陰先生に随分と傾倒している私にとっての聖地である萩に巡礼に行ってみて、改めて感じた事、認識を新たにした事が3つありました。聖地へ立った記念に自分自身への備忘録として以下に書き残しておきたいと思います。一つ目は、私が萩を今まで訪れる事が出来なかった理由でもありますが、江戸からも京都からも遠く離れた、こんなに山深い辺境の地?で国体を熱く語り、日本を変えるべく学び、発信して明治維新を先導し後々日本を背負って立つ人材を多く輩出した事への驚きです。関ヶ原の合戦で敗れた西軍に加担し、外様大名として萩の地に根を張った長州藩の中で何が起こり、吉田松陰先生のような人物、またその志を受け継ぎ、志士として活躍し、欧米列強による日本の植民地化を防ぐ働きをした数多くの烈士を生み出した土壌を培ったものは何だったのか?という疑問が同時に生まれました。もしかすると、そこにグレーバル経済に飲み込まれてしまいつつあるこれからの日本が取るべき道が隠されているのかもしれません。

松下村塾のグループコーチング

二つ目は、吉田松陰記念館で松下村塾での松陰先生と塾生の勉強の場の再現を見て、その解説を聞いていて思ったこと。塾では全員で論語の輪読をした後、松陰先生が論語に対する自分自身の解釈や当時の事案を例えに出して解説をして、塾生からの質問に答えるという流れで、決してトップダウン式の学びの場ではなく、もっと詳しく聞きたいとか、自分の解釈や意見を聞いてもらいたいという塾生からの個別の要望に対応しながら、全員に半紙に輪読した文章に対する自分の考えを書かせていたとのことでした。これって、現代風に言えばグループコーチングやな、と自分自身が行なっている元祖職人起業塾の運営とよく似ていることを喜ぶと共に、今も昔もインプット→自分の中での咀嚼→アウトプットという流れは学びを深め、自分自身の地肉として活用するには不可欠なのだと感じた次第です。これにはテンションが大いに上がりました。(笑)

学は人たる所以を学ぶなり。

最後は、松陰神社に建てられていた石碑に刻まれた言葉。松陰先生の言葉で有名なものは数々あり、私は勉強会の冒頭で毎回「志を立てて、以って万事の源となす」という至言を紹介して志を持とうぜ!と塾生の皆さんを煽っておりますが、今回聖地にて関連書籍を数多く読んだ中でこれまで留意していなかった言葉に出会い認識を新たにしました。それは「学は人たる所以を学ぶなり」という言葉。職人起業塾の研修ではマーケティングを切り口にして現場マネジメントを見直し、実践する研修の場となっておりますが、その根本は顧客との信頼関係をベースとしており、それにはまず、自ら人としての在り方を正すことから始めるべきだと言い続けています。その習慣を身につける事が出来れば確実に影響力は大きくなっていき、信頼を得ることに繋がります。松陰先生の「学は人たる所以を学ぶなり」との言葉はまさに在り方を正す学びを推奨されており、私たちが目指すマーケティングに直結していると言えると思いますし、(これまでは明確に理解していなかったですが)だからこそ私自身、松陰先生に傾倒して言ったのではないかと思った次第。根本的な部分は新旧洋邦問わず、いつも繋がっているのだと確信を得る事が出来ました。

実行、実践した志士にこそ誉がある。

そんなこんなの聖地巡礼。幕末の激動期に日本を変える、諸外国の植民地支配に抗って、自立自尊の道を進まねばならぬ!と熱く説いた松陰先生の熱を少し分けてもらえた気がします。最後に、松陰先生の墓参りに立ち寄った際に墓掃除をされていたボランティアスタッフのお爺さんが熱く語っておられた「松陰先生は確かに日本を支える人材を育てた大きな功績を残したが、このように後世になって崇め奉られるようになったのは、松陰先生の志を継いで、実際に行動し、功績を残された塾生あってのことだと知らねばならないし、その塾生たちの功績も同じように讃えるべきだ」という言葉は、私も塾生あっての職人起業塾であり、スタッフあってのすみれ建築工房の代表者なのだと改めて認識し直した次第。松陰先生が「学者になってはいかん」と常々言われていた通り、概念を語る者ではなく、実践者こそが認められ、評価されるような組織や会社を作らねばならないと今一度、胸に刻む事となりました。そんな素晴らしい学びを頂けた事、この度、山口に立ち寄る稀有な機会を頂けたご縁に心から感謝致します。有り難うございました。

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