平成30年6月18日 晴れのち曇り
地震アラーム
朝8時、突然iPhoneがけたたましく鳴り「地震です!地震です!」と連呼、何が起こったのかと思ったのと同時くらいに大きな横揺れが襲って来ました。震源地は大阪北部との事で神戸の西の果てに住まう私には被害らしいものも無く、久しぶりの大きな地震に驚いた程度でしたが、JRや新幹線は全線ストップ、出勤途中だったスタッフは停まった電車にカンズメになった挙句、線路を歩いて最寄駅に逃れたとの事、北摂では火災発生等の二次災害も発生したという報道もありました。被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。
天災は忘れた頃にやって来る
昔、私が子供の頃にTVコマーシャルで「天災は忘れた頃にやって来る」というフレーズが頻繁に流れておりました。幼かった私は天災という単語がピンと来ずに、勝手に「天才」の事だと取り違えており、イメージは天才バカボンが忘れてしまうくらい大きな遅刻をするコメディタッチの映像を思い浮かべており、その印象が強烈だった為に今もなお、地震が起こる度にそのフレーズを思い出してしまいます。今朝も東日本大震災直後に一人で北関東の工事現場に出張に出かけていた時以来の地震アラームに、やっぱり天才バカボンの映像が頭に浮かんでしまい、一人で苦笑した次第です。(笑)
忘却は人間の才能
私達、神戸に住まう人達がある日突然、いつもの日常がひっくり返り、人生を大きく転回させる事になった阪神淡路大震災から22年が過ぎ去り、当時の記憶も確かに少しずつ薄れ掛けて来ています。震災の後、僅かな揺れでも飛び起きてしまうと神戸の人は良く言われますが、私も例外ではなく、数年前までは夜中に強風で家が揺れるだけでも目を覚ましていたのが、最近では小さな地震の少しくらいの揺れでは気付かなくなったりしています。東日本大震災の際は消えかけたトラウマが一時的に蘇った気もしましたが、それも今では感覚的には消えつつあり、忘却は人が生きていく上で欠かせない才能だと言われる様に、どんなにキツく悲しい想い出でも時間と共に徐々に薄れていく人間の記憶の残酷さを改めて実感しています。そんな事を思い出させられる朝の地震騒ぎでした。
努めて日常を過ごす。
そんなドタバタした1週間の立ち上がりとなりましたが、大阪の被害を受けた地域の方の無事に想いを馳せつつも、午前中は会計事務所さんとの月次の会計報告、昼からは朝活BNIのトレーニングの受講、夜はとある団体さんと職人起業塾とのコラボレーションの取り組みについての会合と当初の予定通りの1日を過ごしました。選択肢としては予定を全てキャンセルして事業所にいるという道もありましたが、公共の交通機関が麻痺するなど、近畿圏では大きな被害があったからといって、大した被害が無い私たちが萎縮して経済活動を縮める訳にはいかんやろ、と、若干ザワザワした胸の内を抱えながらも努めてあえて普段通りの生活を送ろうと思いました。
わかっちゃいるけど、やめられない。。
そんな中、BNIのトレーニングの会場に着いてテキストを開けて目に飛び込んできた言葉はなかなかぐっとくる一文で、何の気なしに生きている様でも私たちは常に選択を迫られており、その選択の積み重ねが人生を形作っていく事を改めて思い返させられました。大体、心の中がザワザワしている時は、ロクなことをしないもので、実は今日も移動の最中にスタッフに電話口でキツく叱責したり、怒鳴ったりして、密かに反省していたところだったのでその言葉がズシンと胸に突き刺さりました。分かっちゃいるけど、やめられない、いつまで経っても職人上がりのオラオラガテン系経営者から抜け出せない自分の不甲斐なさを突きつけられる厳しいものでしたが、あまりに素晴らしい文章だったので、以下に紹介させて頂きます。(涙、、)
態度
「長く生きれば生きるほど、“態度”というものが持つ、人生にとっての影響の大きさを益々思い知らされる。私にとって、”態度”は事実よりも重要である。過去や学歴、お金、環境、失敗、成功、他人が何かを思ったり、言ったり、したりするよりも大切なのだ。外見、才能、技術よりも大事である。会社や組織、家庭を作ったり、壊したりもする。
忘れてはならないのは、毎日我々はその日にとる態度を選べるということ。我々は過去を変えることは出来ない。必然も変えられない。変えられるものが一つだけある。それは我々自分自身の態度である・・・。
人生とは10%が自分の身に起こる事で、90%がそれに対して自分がどう反応するかで決まる。あなたにとっても同じ・・・。
我々は自分の態度を自分で決めることができるのである。
チャールズ・スウィンドル