平成30年6月19日 曇り
地震と人災と地場工務店
大阪北部地震から一夜明けて、史上初となった大阪での直下型地震の被害が明らかになって来ました、なんと倒壊したブロック塀の下敷きになって幼い子供が犠牲になったとの事で、なんともやるせない気持ちになりました。被害に遭われた方へ心からお見舞いを申し上げると共に、尊い生命を喪われた方に心からご冥福をお祈りいたします。神戸の震災の際にはごまんとあり、私自身、随分と憤りを感じましたが、地震で大きな被害を受けられた方は天災で致し方ない被害に遭ったというよりも、半分人災ではないのか?と思ってしまう事が少なからずありました。ガレージを作るために狭小地に建つ住宅の間口の耐力壁を取っ払う分かりやすい違法建築への改装工事などはその際たるものですが、そんなに悪質では無くとも、今回の女の子が被害に遭ったブロック塀の高さ規制、6段より高く積む場合の控え壁の設置義務を無視している構造物を放置してきたのは、やはり人災としか言いようが無いと思います。責任の所在は建築主ではあるでしょうが、必ずいるはずの出入りしている地域に根ざした建築会社の意識と地域に顧客との関係性を深める事が今回の様な悲劇を未然に防ぐ唯一の方策のように感じました。私たちの様な地場工務店の責務は本当に大きいのだと改めて。
禍福は糾える縄の如し
今日は火曜日、例によって早朝から倫理法人会のモーニングセミナーに参加して、これまでご縁が無かった、直ぐご近所の同世代の経営者さんによる「禍福は糾える縄の如し」と題された講話を拝聴しました。先代から突然事業を引き継ぎ、第二創業を果たして大きく業績を伸ばされた経営者さんの「成長し続ければなんとかなる」という言葉に、ゲストで参加していた(これから事業継承に向けて経営の勉強をしなければならない)浮村くんもひどく喜んで、「朝起きして来て良かったです!」との喜びの声をもらいました。朝起きは繁栄の第一歩、いつもは寝ている時間を有効活用して、学びや気付きを得られる機会にご興味がある方はお気軽に私(高橋)までお声掛けください。無料でモーニングセミナーにご招待します!(笑)
朝活の後は事務所に戻って半期に一度のスタッフとの個人面談3時間、夕方からは昨年、兵庫県議会で「ひょうごの木の家建築促進条例」が議員立法され追い風を受けてこれからますます活発な活動を期待されている「ひょうご木づかい王国学校」の定例会の開催と分刻みのスケジュールをこなしつつ、そんな中、隔月で発行しているニュースレターのコラムを書き上げました。これからの夏に向けて旬の話題なので以下に転載しておきます。「一生に一度は富士山に登ってみたい!」と思っていてまだ実現できていない方は必読です。(笑)
10回目の富士登山
「平成時代の最後の年」と言われる今年も早くも半分が過ぎ下半期に差し掛かりました。「歳を重ねる毎に時間の流れが速く感じる様になる。」と諸先輩方から良く聞かされておりましたが、50歳を過ぎてその言葉を甚く実感しておりまして、確かに、二十歳の人の一年と50歳の人の365日では、これまで生きてきた総量に対する一年あたりの比重が全然違いますし、経験則が増えた分、体験する事柄も新鮮に感じることは少なく、新しく知る出来事にも「こんなものね」と気にも留めずに流してしまっては、あっという間に時間が過ぎるのかも知れません。能の世界を大成させた世阿弥は風姿花伝の中で「初心忘れるべからず」と、年齢を重ねる毎に、それぞれのステージで初心を持つことを大事と説かれましたが、私も時間の経過のあまりの速さにもう少し1日を丁寧に過ごさねばならないのではと考えてしまう今日この頃です。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
まさに光陰矢の如く毎日、毎週、毎月が過ぎ去って行くのですが、個人的には、毎年新たな習慣が増えて、その習慣をこなすのに精一杯になって時間が過ぎるのが速く感じるのではないかと思っております。10年以上も毎日書き続けているブログをはじめ、毎朝の筋トレ、毎週のランニング、毎日の読書、隔週の書道、毎月の茶の湯のお稽古、そのほかにも未だに年間通してデザインの学校に通っていたり、定期的な研修会に複数参加していたり、主宰している団体の会合に、毎週火曜日と水曜日は朝活と称した交流会、それらに足して全国5箇所で半年間にも及ぶ職人、現場実務者向けの研修を行う様になったりと、毎年少しずつ増えてきた習慣や取り組みが気づけば年間の半分を占める程になっており、そのスケジュールを守るだけであっという間に一年間が過ぎてしまいそうです。その全ては良かれと思い習慣に取り入れたものではありますが、人間誰しも使える時間は一日24時間、一年365日と決まっています。「高橋さんの欠点は(習慣を)やめれないこと」と知り合いの経営者に言われたことがありますが、ここらで少し、増え過ぎた習慣を見直さねばならないかと考えています。
その見直そうと考えている習慣の一つに、毎年夏に行なっている富士山登山があります。今年の8月にも登頂の予定をしておりますが、今回でちょうど10回目となり毎年、社員を伴って、友人や仕事関係の仲間、お客様と共に登り続けてきましたが、流石に10回にもなれば一つの区切りとして今年を最後にしようかと思っていて、この区切りを逃すと、また後10年間登り続けかねないなんて思っています。初めは尊敬する経営者に誘われたのをきっかけに、家族で登ったり、友人の親子と登ったり、新入社員と苦しい思いを共有したりと、富士山には毎年様々なドラマがありました。
美しく晴れ渡った空に雲海から昇ってくるご来光に感動したり、土砂降りの雨の中、山頂に上がるも動けなくなった子供を背負って下山したこともありました。その全ては素晴らしい想い出で、毎年、非日常を楽しむ機会として楽しんできましたが、習慣として定着してしまうと、日本一の霊場として崇めていた富士登山も苦もなく、感動も薄くなってきている様にも感じ始めました。今年を区切りとして富士登山は一旦終えることにして、来年からは違うチャレンジ、若しくは今持っている数多くの習慣の精度を高められる様に精進しようかと思っています。とにかく、すっかり毎年恒例となった富士登山、今年で(多分)最後になると思いますので、一緒に登ってみたいと思われる方はお気軽に私(高橋)もしくはすみれスタッフまでお声掛けください。ちなみに、5号目まではバスで上がりますので、そんなにキツくはありませんので念のため。
今年の富士登山メンバー、募集開始しています!
ちなみに、今年で最後となる(予定の)富士登山は8月5、6日となっており、始発の新幹線で新神戸を出発、五号目まではバスで登り夕方に山小屋にて夕食と仮眠、夜中から山頂アタックして翌日のご来光を拝んで下山、温泉に浸かって帰ってくる比較的ゆっくり目の工程です。費用は実費のみでペース配分から呼吸法まで懇切丁寧にサポートしまうので、普段あんまり運動していないという方でも大丈夫だった実績は数多くあります。(これまで女性でリタイヤの人無し)
ご興味がおありの方はお気軽にご連絡ください。以下に雰囲気を覗いて頂けるように過去の富士登山関連ブログ抜粋掲載しておきます!
2011富士登山道@理念と経営 経営者の会 無事帰還しました、