平成30年6月26日大安吉日晴れのち曇り
大津市にて地鎮祭。
火曜日は朝活の日ですが今日はお休みして大津市で着工する新築工事現場の地鎮祭に参列すべく朝早くから事務所を飛び出しました。梅雨の合間の地鎮祭と言うことで密かに天候を気にしていましたが、朝、外に出てみると気持ちの良い青空が広がっており、現場に到着すると夏の日差しが照りつける絶好の地鎮祭日和となっており、滞りなく土地の神様を鎮め、この地に住まうご家族のご健勝と末長い発展を祈念していただきました。その後は建築請負契約の締結と、豪勢な昼食会にお招きいただき、私としてはご縁に感謝しつつ、これから一生のお付き合いをさせていただく家守りとして決意をする日となりました。H様、これからも引き続きよろしくお願いいたします。
第58回元祖職人起業塾
昼からシャンパンとビールを頂き、気持ちよくなりながら帰神した後はマーケティング事業部のミーティングと夕方からはすみれ本社で毎月無料で開催しているマーケティングを切り口にしたグループコーチングである、元祖職人起業塾の勉強会を行いました。季節も随分と良くなってきたこともあり、今回は懇親会をテラスでのバーベキューにしたり、口コミで新たなメンバーさんが3名ほどこられたと満員御礼の賑やかな開催となりました。今回のテーマは「守るもの、変えるもの」と題して、ゲームチェンジと言われるIT革命、デジタル革命により、すべてのビジネスモデルが変容を迫られる中、生き残るために守るべきものと新しく取り入れる物を皆さんに考えていただきました。毎回、勉強会の冒頭では最新のマーケティング事例をご紹介しており、今回は建築業界にも深く関わる2つのサービスをご紹介しました。
2つのイノベーション事例
今回、参考事例として紹介したサービスは両方とも急激なスピードで我々の暮らしに浸透しつつあり、今までの常識をなげうって根本的に考え直さなければならないと危機感を共有しておきました。1つ目のサービスは東京ではすっかりお馴染みになっているウーバーイーツで、この度いよいよ神戸でもサービスが始まり、大々的に提携企業の募集と配送を担う登録者の募集を行っていること。神戸でもあっという間に普及すると目されており、店舗に行って食事をするのではなくてスマートフォン1台でどこにでも、今いる場所に食べたいものの出前を気軽に持ってきてもらえる時代が来たと言うことです。こちら→https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/uber-eats-meets-osaka/
客席がない店
これが建築業界にどのような影響及ぼすかと言うと、例えば店舗設計を行う場合、これまでは厨房と客席の割合が大体決まっていて、「いくら使いやすい厨房作っても客席がなければ売り上げが作れませんよ」とお店を作りたい方に対して私たちはアドバイスしておりましたが、今後は厨房だけのお店でもウーバーイーツのサイトの上位に表示されれば出前だけで飲食店舗が成り立つようになりますし、高いテナント料を払って街中の一等地に店を構える必要もなくなるかもしれません。
収納のない家。
2つ目は「ミニクラ」と言うサービスで日本のアマゾンと言われ、そのイノベーションが非常に話題になった寺田倉庫が行っているもので、200円から始められるクラウドを駆使したレンタル倉庫事業です。人は家に住み長年暮らしているとだんだんと荷物が増えていきますが、家の大きさが広くなっていくわけではありません。また、都心部では高い土地に家を建てるのに納戸などの収納を多く作ると、物を置くだけのために莫大な費用をかけていることになったりもしますし、納戸やクローゼットの中に押し込んだ荷物も半年に1回しか入れ替えない、もしくは何年も出すことがないものが数多くあるものです。それらをパッキングしてミニクラに送り届けると中のものが個別で管理され必要な時に必要なものだけスマートフォンで操作をするとすぐに手元に届くと言う画期的なシステムで、まさに昔から長年行ってこられた倉庫業の強みと最新のIT技術を組み合わせたイノベーションです。
このサービスもう普及すれば建築業界に非常に大きな影響を与える可能性があり、これまで収納に割いていた面積を計画するのを止めて、初めから使わない衣類は倉庫に預けて季節が変わるごとに入れ替えたりすることで建物の面積を最大限有効利用できる可能性があります。コンセプトは「収納のない家」となるでしょうか。(笑)こちら→https://minikura.com/
まさに不易流行。
このような事例を紹介しながら、その昔、松尾芭蕉が示された不易流行の概念に沿ってイノベーションを起こすには何を守って、何を新しく取り入れるのかを皆さんに考えていただきました。私としての1つの答えは原理原則論であり、古から綿々と語り続けられてきた当たり前のことを当たり前に行い続ける行動を積み重ねて実業とし、それをブログやSNSなどの最新のツールを使って発信し、共感を得ることだと思っています。もう一つは、やはりものづくりの本質である専門職としての技術と知識を守る事で、常に最新の情報を取り入れつつも基礎的な技術に磨きをかけるべきだと思っており、新しく取り入れるべきものは建築業は既にサービス業に変わっているというのを認識し、設計図書に表されたものを作るだけではなく工事に携わる者全員がコミニケーションのレベルを上げて、顧客の求めている本当のニーズや、まだ気付いていない価値を知ることにもっと注力するべきだと思っています。職人は話せるのはもちろんですが、「聴く技術を習得した職業」に変わらなければならないと思っています。
オープンセミナー参加者大募集中!
そんな平成が終わった後の新たな時代を生き抜くために必要な事を最新の事例を交えながら3つのキーワードに集約しお伝えするオープンセミナーをもうすぐ大阪で開催します。ご興味がある方はぜひご参加ください。「ブログを見ましたよ」で参加費無料の特典があります!建築業界の方も、それ以外の方も何か白のヒントを得ていただけると思います。ご参加お待ちしております。(^_^)
_____以下は告知です!_____
大阪開催! 職人的マーケティング概論2018オープンセミナー参加者募集中!
〜ポスト平成への3つのキーワード〜
日時:平成30年7月3日(火) 14時30分~17時 (受付14時〜)
受講料:3,000円(ブログ見ました!で特典あり!) 懇親会費:5,000円
場所:総合生涯学習センター 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪第2ビル5F 第3研修室
イベントページ:https://www.facebook.com/events/219149128883362/?notif_t=plan_user_associated¬if_id=1529489280822606
お問い合わせ先:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お申し込み/お問い合わせ/
IT、情報革命による本物しか生き残れない時代に圧倒的な職人不足の到来、消費税増税後のマーケットの縮小と建築業界は非常に先行き不透明な状況です。混迷の時代を乗り越えるのは品質とコミュニケーション力を掛け合わせた現場力だと考えています。現場マネジメントの見直しでの根本的問題解決のアプローチこそ未来を開く扉です。
大好評頂いているオープン講座、鹿児島にて開催します!
オブザーバー参加受付中!目的と手段の明確化〜なんのためにを考える〜
日時:2018年7月6日(金) 10:00 – 18:30
場所:霧島市商工会牧園支所
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