JKでも分かる古典的マーケティング理論。#第89回職人起業塾

令和3年1月28日 晴れ

被って被って被って。。

今日は終日、事務所におりましたが、なぜか午後に予定を詰め込み過ぎて社内を走り回る事になってしまいました、まるでコントをやってる様な馬鹿馬鹿しいくらいの慌しさにアドレナリンが噴き出しました。(笑)そもそも、建築業界誌大手の新建ハウジング社のインタビューを受ける予定は午前にしていたはずなのに、なぜか昼からで、それからマネジメント研修の補講、顧問先での耐震改修の案件のサポートに申請が得意な設計さんを引き合わせたり、夕方からの月に一度の無料勉強会「継塾」の参加者が続々と来社されたりとずっと前の予定に被って次々と対応することになっててんやわんやでした。もう少し、余裕を持ったアポイントを心がけようと反省しきりです。。

理想の状態は五年足らず。

令和3年初めての開催となる本日の第89回継塾はもうすぐ丸8年を超えて9年目を迎えます。よくもまあここまで継続してこれたものだと自分でも思いますが、スタート当時から熱心に通い続けてくれている方もおられ、毎年繰り返し同じような学びを継続することによって、マーケティングコンセプトへの理解が深くなり、結果的に状態を整える取り組みがブラッシュアップされて、数年前から比べると考えられないほど、いい環境になったと言ってくださる方もおられます。今日も保険セールスの田中さんは6年ほど前に出会った頃は自分の事をミスターアベレージと自嘲気味に自称しており、売上目標達成の為に血反吐を吐きながら踏ん張っていたとのことですが、「今では売上には全く意識を置かなくても自然に達成する様になった」と自信に満ちた雰囲気を醸しながら口にされていました。今では誰もがスーパーマン扱いをされています。(笑)

JK登場!

もう一人、私がまだ私塾を開講する前、大阪までジェイエイブラハムの勉強会に熱心に通っていた時から一緒に学び続けている中村さんは前職時代、原理原則に則ったマーケティング理論を実践することで、飛び込みお願い営業から、逆にお願いされ、数年先までの受注を積み上げる様になった挙句、起業して経営者として順調に事業を伸ばして、現在は従業員さんも増やされています。「マーケティングを学んだことで全く想像もできない世界にたどり着けた」と今日も(いまだに)興奮気味に話されていました。そんな中村さんはなんと今日は高校一年生の娘が興味があると言っているので連れて行きます!とお嬢ちゃんを帯同して参加されました。私もいつになく張り切って、(文字通り子供にも理解されるくらい)わかりやすく熱心にマーケティングの根本的な理論を解説しました。(笑)

JKにもわかるマーケティング理論

今日の継塾は年始一発目と言うこともあったのか、想定外に多くの方が参加されました。オンライン参加はおおよそ12名、リアル参加は20名以上も事務所に集まって、コロナ下の中でこんなに多くの人が来られるとは想定していなかったので、ソーシャルディスタンスが崩れていく様を見ながら、いいのかしら?と少しドキドキしてしまいましたが、勉強会が始まってしまうと後はいつもの調子で「風を読め!志を持て!学びを実践で裏打ちしろ!」と熱く語り続けました。いつもと少し違ったのは、途中でチョコチョコとJKに「今の話わかった?」と確認をしてたくらいで、垢抜けた理論、インサイトは中学生にでもすぐに理解されるとの格言?に私の話が沿っているかを確かめながら進めてみました。JKにはその都度、「うん大丈夫、わかりました。」と言ってもらいすっかりご満悦です。

JKに伝えたかったこと、

私がJKに伝えたかったのは、古典的なマーケティング理論は二千年を超えて古代から綿々と現代に受け継がれてきた人間としての「在り方」を正し「人の道」を踏み外す事なく歩む事で、多くの人からの信頼を得ることで持続可能な事業モデルを創り上げることが出来ると言う、誰もが分かっているが誰もが出来ていない世界の真理です。そして、時代の波は目に見える物質の世界から、目に見えない精神、感性の世界へと価値観がシフトして、これからその傾向が益々強くなっていくのを踏まえて、金が儲かりゃいい、今だけ、自分だけが良ければいい、と言った自己中心的な考え方を排除して、未来を見据えて、人様の為に、金だけでは無い価値の創造を目指す人や事業こそが陽の目を見るとの明るい希望です。今日は参加者全員に一年の計、十年の計、終身の計を発表頂いて、志の高い大人がこんなにも沢山いることを感じてもらえたのか、将来起業してみたい!との頼もしい言葉を口にしてくれてました。日本の未来は意外と明るい。いつまでもお父さんと仲良くしてあげてくださいな!

継塾2021年度 年間スケジュール
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建築実務者はマーケティング実務者にならねばならない。

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風の時代の目標設定の指針 

令和3年1月15日 晴れ

小春かよ。

今日の神戸の最高気温は13度超え、先週末の強烈な寒波はすっかりなりを潜めて、過ごしやすい1日になりました。今日は外出の予定がなく事務所でデスクワークに励みましたが、あまりの天気の良さに、テラスに出て先日端材で作った3階ショールーム用の下駄箱の天板にガラス塗装をしたりして、麗らかな昼下がりの暖かな陽射しを楽しみました。一月も今日で中日、このまま暖かくなる事は無いと思いますが、少しずつ春が近づいてきている様な少しだけ明るい気分にさせてくれる1日になりました。ちなみに、緊急事態宣言が発出された直後の昨夜、神戸の中心地、三宮に立ち寄ってみるとまるでゴーストタウンでした、緊急事態宣言で暗くなりがちな世相の中ですが、小さな喜びを感じることが大事な気がします。

一年之計在于春

今日のデスクワークの中で、毎月、私が主宰している古典的マーケティング理論の実践勉強会「継塾」の今月使うスライドの作成を行いました。今月で第89回目を迎えるこの継塾、足掛け7年以上も継続しておりまして、毎年1月の初回には、一年之計在于春(一年の計は春にあり)また、
一年之計莫如樹穀(一年の計は、穀を樹うるに如くはなし)
十年之計莫如樹木(十年の計は、木を樹うるに如くはなし)
終身之計莫如樹人(百年の計は、人を樹うるに如くはなし)
との中国の古典、管子からの引用で参加者の皆さんに一年の意気込みと、志の実現に対しての中期、長期の計画をリマインド機能を持たせつつ、繰り返し発表してもらっています。今回も本来はその踏襲の筈でしたが、スライドを作っていて違和感があり、大幅に方向転換を行いました。

違和感の正体。

目標設定を行い発表してもらうにあたっての違和感の正体は、言わずと知れた、昨年の年頭と今とでは全く状況が違う事です。パンデミック、フェイクニュースの氾濫、鎖国、緊急事態や非常事態宣言の発出と世界の常識や価値観もひっくり返ってしまった今、これまで通りのやり方の延長線上では今後の世界では通用しない事を鑑みると、今まで通りのわかりやすい数値に置き換えた目標設定とその達成の為のKPI(Key Performance Indicatorsの略「重要業績評価指標」)の設定と毎月のチェックの様な先行きの見通しが立つ時代のやり方と同じでは全くダメだと気がつきました。

世界が変わったのはファクト。

昨年末から世界で起こっておる大きな転換を「土の時代」から「風の時代」に変わったからだと言われています。占星術の統計学の信ぴょう性はさておき、事実、世界のあちこちで大都市はロックダウンされ、国際間の交流は絶たれ、日本は間も無く全国的に緊急事態宣言が発出されそうですし、特措法の改正で政府の強権が発動される方向です。太平洋戦争を経て冷戦終結後の世界の覇権を握ってきたアメリカでは戒厳令が発令されて軍事統制が敷かれるといったまことしやかな噂まで流れています。自由と民主主義の国とされてきたアメリカ連邦議会に暴徒が乱入したのは事実です。間違いなく、世界中で大きな転換が起きています。

見えないモノの代表格

以前にも土(モノ、カネ、所有、組織)から風(体験、人脈、情報、シェア、個人)の時代への特徴をこのブログでご紹介しましたが、この大きな転換を一言でまとめると、見えるモノ(成果・結果)を求めるのではなく、見えないモノ(状態・関係)を目指すことでは無いかと思っています。そんな新しい時代の幕開けにふさわしい目標設定とは、目に見える売り上げや粗利、自己資本比率、物や組織や肩書きではなく、目に見えないものへのアプローチの目標設定を行って見るべきだと思うのです。そして、目に見えないものの代表こそが『状態』です。この1年間を通してどの様な状態を作り上げたいかを考えて見てもらいたいと思います。

あらゆる成果は状態に由来する。

そして、状態を整える事に対する目標設定は、立場、役割によって変わります。様々な切り口で状態=あるべき姿を考える事で自然に一年、十年、終身のそれぞれに対する計が見えてくるはずです。個の時代と言われる風の時代では、個別の関係性の状態が大きな影響を生み出します。担っている役割に応じて個々の人間関係を最高の状態に醸成する取り組みを具体的に考えて発表してもらいたいと思っています。とはいえ、少し、わかりにくいので、感覚的にご理解頂けるように以下に例文を列記しますので、〇〇を埋めてみてもらうことできっと風の時代に掲げるべき目標設定が見えてくると思うのです。

・リーダーとして○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・神戸に住む者として○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・親として○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・日本人として○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・〇〇メンバーとして○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・職業人として○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・ect…

変化に適応した者だけが生き残る。

生き残るのは強いものでも賢いものでもなく、変化に適応出来る者。新たな時代の一年の幕開けに際し、変化を楽しみつつ新たな時代に適応した目標設定を行うことで未来を標榜できる様になればいいと思っています。マーケティングの根本は在り方を見つめ直すところから、原理原則に沿ったビジネスモデルの構築を目指す継塾は今回もzoomを使ったオンライン併用の開催にしておりますので、全国どこからでも無料でご参加頂けます。多くの方のご参加をお待ちしております。イベントの詳細はこちらから↓↓↓↓

1月28日(水) 第89回【元祖】職人起業塾改め「継塾」#無料オンライン開放

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目的の細分化。#複雑な時代だからこそシンプルに。

令和2年12月17日曇り

寒波襲来

今週に入って、冬らしい曇天が続き本格的に寒さが厳しくなってきました。なんでもこの冬1番の寒波が北の方から押し寄せてきているらしく、温暖な瀬戸内にある神戸も随分と冷え込みました。寒さが大の苦手な私としては厳しい季節になってきました。本日は第88回目となる私が主催している無料の勉強会、継塾の開催日でした。先週までは小春日和が続いていたこともあり、懇親会は3階でリニューアル工事をしている完成間近の多可町町ヒノキとオーダーメイドキッチンのショールームのお披露目も兼ねてテラスで寒中バーベキューをやろうか、などと言っておりましたがそれどころではない寒さにあえなく諦めて冬らしく鍋パーティーに変更しました。やっぱり冬は暖かい鍋に限ります。(笑)

力みすぎか、、

今回で88回目とおめでたい感じの開催となった継塾は年末の忙しい時期にもかかわらず多くの方にご参加いただきコロナに負けじと強行した懇親会も含めて今回も大いに盛り上がりました。令和2年の最後の会と言うことで、今日のテーマは1年の振り返り「何を求め、何を手に入れたか」としました。今年の振り返りをすることで、もうすぐやってくる令和3年の新しい年を迎えるにあたって、大概の人が年の初めに行う目標設定がうまくいくように、少しでも寄与できればと思いながら勉強会の進行に努めました。ただ、1年の最後と言うことでコロナの影響で大きく世界が変わってしまった今年を振り返りながら、昨年末に先行きが全く見通せなくなる令和の時代を生き残るには、ブランディングが欠かせないと繰り返し語っていたのを改めてシェアして意識喚起をするのに時間を取りすぎて、各人の発表の時間が取れず、消化不良を感じられた方もおられるかも知りません。力みすぎて空回り、気をつけなければなりませんね。(汗)

今年の目標とその目的。

「今年1年を振り返ってどうでしたか?」と言う質問はこの時期になるとよく耳にする言葉です。今回は参加者の皆さんが年頭に立てた目標に対して、達成したこと、積み残したことを聞くだけではなく、もう一歩踏み込んで、目標設定のもとになっているはずの「目的」について考察をしてもらいました。例えば、私の場合、今年の目標の1つに、「顧客との関係をオンライン、オフラインの両方をシームレスにつないだコミニケーションが取れる場作り」というものがありました。今年の初めからスタートした社運を賭けたリブランディングの取り組みの大きな柱である地域コミュニティー事業「つない堂」の中心的な事業である会員制度を軌道に乗せたいとの強い想いでした。担当の尾上さんは熱心に取り組んでくれて、一緒に立てたロードマップに忠実に、地域で活躍する専門家の取材やその配信など、一生懸命取り組んでくれました。

目標達成どころかスタートライン

その目標を掲げた目的は、もちろん我々が事業を通して目指す先、理念として定めた「四方良しの世界を作る」です。一年を振り返って見ると、自分で考えていたよりも新規事業を軌道に乗せるまでの課題は多くあり、それらを試行錯誤しつつ、一つずつ解決しながらの取り組みは(コロナの影響もありましたが)当然、計画よりも進捗が遅く残念ながら私がイメージしていた目標への達成には遠く及びませんでした。冷静に成果を見直してみたら一年かけてやっと、ショールームも完成し、事務所のワークスペースをコワーキングスペースとして解放、営業できる体制が整ったところで、漸く本格的なスタートラインに立てた様に感じています。

目的の「良し」とはなんぞや

あまりの不甲斐ない結果に、自己嫌悪に陥りそうになっておりますが、気持ちを下げたところでどうなるものでもありません。大人は検証と改善を考えるものだと気を取り直して、もう一度、コロナ思考(*逆転のパラダイム)で前提条件から考え直してみる事にしました。目標設定は目的の達成の為であり、私の目的は四方(私達に関わる全ての人)を良くする事です。「良し」と言うのは状態を表す言葉で、外観での良いと、内観での良いの両面があります。外観の良しはWeblioで引いてみると、①りっぱだ。上等だ。②美しい。きれいだ。③すぐれている。善良だ。賢い。④高貴だ。身分が高く、教養がある。上品だ。⑤上手だ。巧みだ。すぐれている。⑥栄えている。豊かだ。幸せだ。⑦感じがよい。快い。楽しい。好ましい。⑧ちょうどよい。適当だ。都合がよい。ふさわしい。⑨親しい。親密だ。などの他者評価の部分が多分に入り込みます。もう一方、内観の「良い状態」とは?を考えた時、私は何事にも囚われず自由である事ではないかと思ったのです。そういえば、「人間の最も根源的な欲求は自由である。」とのヘーゲルの言葉もありました。

目的にダイレクトな目標設定。

そんな風に考えれば、意外とシンプルだと思い込んでいた目的も細分化すれば様々な側面があり、その達成を目指すならば、それぞれについて目標を設定し具体的な行動に移した方がいいに決まっています。要するに、私が目指したのは私を含めて私と関わりを持つ皆さんが、自由で、自立した、快適で、健康な、美しい、豊かな状態を感じる事だと改めて気づいた次第です。そんな風に考えれば、目標設定をするにあたり、事業の方向性とかKPIとかを設定することも大事ですが、直接、目的に対してダイレクトにアプローチすることも同時に行ったら良かったのではないかと思いました。私は自由を、スタッフには自立を、お客様には快適さを、家族には健康を、モノづくりには美しさを、会社には豊かさをそれぞれ手にして貰えるような目標の立て方をすれば、本来目指す先にもっと実感を持って近づけたのではないかなんて思うのです。

本当の目的は?

今日のワークショップの中で、参加者の皆さんにも同じプロセスで目的の細分化をしてもらったところ、宍粟で大工工務店を営んでいるM社長は「目的はずっと大工技術の継承と大工の地位向上だと思って目標設定をしてきましたが、細分化をして気付いたのは、本当は自分が事業を継承した父親である会長に対する親孝行がしたかったのではないかと気づきました。」と話されておられました。それならば、事業計画とは別に、直接親孝行をするような目標設定をすればいい訳で、もちろん、事業で結果を残して会長に喜んで貰うのも良いのですが、それ以外でも会長に喜んでもらう術はゴマンとあるわけで、縁起でもないですが、昔から「親孝行したい時にはなんとやら、」と言いますし、さっさと目的に対して直接のアプローチをしたら良いと思いますし、するべきです。

複雑な時代だからこそシンプルに。

目的と目標は違います。目的は目指す先であり理想の実現です。目標はそこにたどり着くためのマイルストーンに過ぎません。その重要度には大きな開きがあるはずですし、ごっちゃになったり、ひっくり返ったりする訳が無いように思いますが、実際は目的を見失った目標の達成に血眼になってしまったりしてしまいます。あり得ない様に思いますが、実際の仕事は時間の制限や限られた費用内で行わなければならないなど、様々な条件が折り重なる中で行わなければならず、あれこれと心を配る間に、本来の目的を見失ってしまいがちなのが現実です。感じるのでは無く感じろ、と感性を見直す必要性が叫ばれる、不安定で不透明、曖昧、複雑な混迷の時代を生きる私たちは、目的を見失いやすい状態に陥っているのかも知れません。そんな時代こそ、心に直接ビンビン響くような、目的にダイレクトにアプローチする計画を立てる必要があるように感じています。もうすぐやって来る新しい年を迎えるにあたり、少しでも参考にして頂ければ幸いです。

 


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”Start with why”と”I have a dream” #力なき正義もまた無力 #第86回継塾

令和2年10月22日 曇り後雨

九州オフ会

今日は九州、久留米に。明日の若手大工育成塾の前乗りに合わせていつもより少し早めに九州入りして卒塾生とのオフ会を企画、まだ明るいうちから久留米で飲み始めました。昨日のオンライン勉強会にも参加してくれてた第14期生の梅ちゃんことヒロシが大工として入社して3年も経たないにもかかわらず専務取締役に就任したと聞いて、オフ会は一転、お祝いの会になりましたが、諫早の怪人、ミスター山内とヒロシの卒塾生二人から研修に参加して大きな変化のキッカケを掴んだとの近況報告を受けて喜ばせて貰いました。やっぱり、研修を受けて人生が変わったと行ってもらえるのが塾長冥利に尽きます。

第86回元祖職人起業塾改め継塾

そんなヒロシも参加してくれた昨日の第86回元祖職人起業塾改め継塾は、オンラインとリアル会場での開催を合わせて20人以上、初参加の方が6名と多くの方にご参加頂き大いに盛り上がりました。今月のテーマは私たちが実践するマーケティング概念の中で最も重要な「在り方」を見直すのをテーマに、サイモン・シネックのTED動画で有名な”Start with why”を取り上げて、改めて何の為に事業をするのか?何のための仕事をするのか?を参加者の皆さんに問いかけました。その目的が自分の為、目先の金儲け、今が良ければ未来はどうなっても良いと言った自利の精神にあふれた時、人からの信頼は失われます。逆に、人のために、金だけではない価値を生み出し、未来に向けて働こうと思い、行動に移せば多くの人から支持される事は別段難しい話でも何でもありません。

逆転のパラダイム

昨年の初め、令和に改元される前から、世界は圧倒的な変化の時を迎える、VUCA化と言われる不透明、不安定、曖昧、複雑な世の中に変わると多くの人が預言?を靴にされていましたが、コロナの蔓延を機に本当にその通りになり、世界は大きく変わりました。今まで正とされてきたものが忌み嫌われ、全く逆転のパラダイムへとシフトしてしまいました。その変化は、これまで現実的なメリットをロジカルに示すモノやサービスが重要視されていたのがひっくり返り、目に見えないものの価値が見直される時代に突入したと思っていて、目に見えないものの代表格が人が持つ「目的」ではないかと思っています。3人のレンガ職人の物語が示唆する通り、同じ作業をしていても、目的が善なるものに人は仕事をお願いしたいと思うし、一緒に働きたいと思うはずです。その見えないものを見えるようにする事こそ、これからの時代の荒波を乗り越える力の原動力になると思っています。

”I have a dream”

そして、吉田松陰先生が「志を以って万事の源となす」と言ったように強い目的意識を持つことは、自分が決めた自分との約束を守ることに繋がり、習慣の力を使って多くの事をなし遂げる力を与えてくれます。今回の継塾では、サイモン・シネックの人間の脳の構造自体が、ホモ・サピエンスになって進化した理論や言語を理解する大脳新皮質ではなく、本能を司る大脳辺縁系で行動への最終的な判断を下すのが、Whyから始まり、How,Whatと内から外へと展開するゴールデンサークル理論と同じだという生物学的な理論を説明するのと共に、”I have a dream”のフレーズがあまりにも有名なキング牧師の伝説のスピーチの動画を見てもらい、ディスカッションでぞれぞれの夢や志を語りあった後に、「私には夢があります」から始まる自己紹介文を考えてもらい、スピーチを行うワークをしてもらいました。

力なき正義もまた無力

今朝の朝活で空き家対策プロジェクトチームを一緒に立ち上げた弁護士の遠藤先生の締めの言葉で、「正義なき力が無力であるのと同時に、力なき正義もまた無力」との言葉を引用されておられました。これは、概念を学び、理解したにもかかわらず、、行動に移さない(移せない)多くの人に当てはまる言葉だと私は感じて、せっかく勉強会に足を運んでくれた参加者にはそんなことにはならないように、マーケティングのコンセプトをその場で直ぐに、翌日から即使える行動に転化出来るように心を砕いています。自画自賛するわけではありませんが、「私には夢があります。」から始まる自己紹介を使いなれる事が出来れば、Start with whyの概念を事業に生かし、荒れ狂う時代の波を乗り越えられるのではないかと思っています。昨日の参加者の皆様には是非とも大きく強い志を持ち、多くの人から応援される仕事を進めてもらいたいと思います。使ってみてください!


【職人育成コミュニティーへ参加しませんか?】建築現場人材育成×インナーブランディング×マネジメント改革 総論説明会

日時:2020年10月29日木曜日 15:00〜18:00

場所:WeWork Sannomiya Plaza East (Isogamidori 7 chome 1-5, Chuo-ku, HyogoKobe-shi)

内容:【オンライン、オフライン併用無料イベント】

新型コロナの影響でセミナーを中止している間に一般社団法人職人起業塾では職人育成のサポート内容をより深く、より実践的に変容させてきました。

これまでの実務者向け実践研修以外に、若手職人を採用、育成するための人事制度(賃金、等級、評価)のフォーマットの提供やその運用サポート。また、新設したリーダー向けのマネジメント研修では経営者の役割を細分化してリーダーを筆頭に従業員に再配分することで中期事業計画のスピードを圧倒的に高めるグループワークショップを行っています。

今回はそれらの関係性、全体像の説明と計画的に助成金を活用することで、確実に事業所の組織改革を進める方法論についてご説明します。オンライン、オフライン併用の開催ですので、全国どこからでもご参加頂けます。参加表明頂くとオンラインの方にはzoomのURLを、リアル参加の方にはwe workへの招待メールをお送りします。今回は以前から職人起業塾にご参加頂いている方へのリリースも兼ねて無料開催としています。職人育成に取り組まれている方、これから取り組もうとされている方には大いに参考になると思います。是非ご参加下さい。

お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/3452793428110911/


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ライフタイムバリューは引き受けるもの。

令和2年9月15日晴れ

秋の気配。

9月9日の重陽の節句から一週間が過ぎ、9月も半ばになって一気に秋めいてきました。いつものように朝早くアイドル犬チャックと仲良く伊川の河川敷に散歩に出ると、足元は夜露にびっしり濡れており、時折吹く風もひんやりと肌寒い位ですっかり秋のそれに変わっていました。あれほどうるさかった蝉の鳴き声はすっかり止んで、いつの間にか鈴虫の鳴き声がそこいらで涼しいげな音を奏でており、季節の移ろいを感じる朝になりました。

つない堂会員制サービス本格始動。

今日は月の中日の給料日、夕方からは恒例の工務部ミーティングを行いました。いつも通りの着工予定表の更新や、完工現場の現場清算などの他に、ようやく本格的にスタートする地域コミュニティー事業部「つない堂」の会員サービスについての説明を改めて行いました。私たちのような地域に根を張って、地域とともになりわいを成り立たせる企業は、一度頂いたご縁をいかに紡ぎ、繰り返しのご注文をいただいたり、新しいお客様をご紹介いただいたりできる環境を整える事が出来るかが生命線です。長いお付き合いをしていただくために、どのようなサービスを提供すれば良いか、繰り返し社員全員で考え直す時間を待つようにしています。

第85回継塾

奇しくも、毎月                                       、株式会社四方継本社で開催している無料の勉強会「継塾」の今月のテーマもライフタイムバリューとなっています。この塾では、「売り込みをすることなく、売り上げを作り続けるできる市場(マーケット)を構築する」のをマーケティングの定義としており、その最も基本となるのがライフタイムバリューの考え方です。この概念を事業に落とし込み、仕組みとして運用することができれば、新規顧客の獲得に血道を上げることなく安定的な売り上げができるようになり、外部環境の変化に強い事業者になると言われる有名な考え方ですが、実際は一筋縄ではいきません。

ライフタイムバリューは引き受けるもの。

私は、ライフタイムバリューを引き受ける。と言う言い方をします。顧客とその周囲の人たちが建築関係に使う費用を全て引き受けられるようになるならば、ストック型ビジネスと言われるように、毎年、年を追うごとに経営は安定していきます。しかし、実際は目先の売り上げを確保するために、新規顧客の集客にどうしても意識が向いてしまいがちで、工事を終えて引き渡しを済ましたお客様宅へのメンテナンスやフォローを定期的に行い、親密な関係性を維持して事あるごとに声がかかり、相談に乗るといった仕組みを構築されている事業所は(特に建築業界の中では)稀です。

一期一会から。

ライフタイムバリューを直訳すると「顧客生涯価値」と訳されます。マーケティング用語として一般的に知られており、その意味合いを調べてみると、「顧客が取引期間中に与えてくれる売り上げ」と言うように書かれています。それは確かにその通りだし、私もマーケティングを学びだした頃はなるほど、とそのまま素直に受け取っておりましたが、実際の実業でそれを実践しようとすればするほど違和感が頭をもたげ、少しその訳に違和感を感じるようになってきました。実際のライフタイムバリューとは、1度の出会いを一生のお付き合いにすべく、心を込めたおもてなしの気持ちで仕事をすること、そしてその心を残したまま、ずっとお付き合いいただけるような価値を提供することに他なりません。

売り上げとは提供する価値の対価。

顧客から一生涯受け取る価値とは、すなわち自分たちが延々と提供し続けるサービスの価値であり、それが顧客に求められているかを常に考え、ブラッシュアップし続けなければライフタイムバリューを引き受けることなどできるはずがありません。私たち株式会社四方継では、10年以上も社員大工による無料巡回サービスを行って、「安心」という価値提供を行ってきましたが、今年から新たに「つない堂」なる地域コミュニティーサービスを立ち上げて、地域で活躍されている卓越したサービスや商品、そして人をご紹介するなど、建築の枠を超えて、さらに喜んでもらえるように価値提供の刷新に励んでいます。

欧米型短期決算会計からの脱却。

このような取り組みは、単年度で収益が上がるかというと、もちろんそんな事はなく、中長期の計画がなければ行うことができません。毎年の決算単位で収益を上げるのが必須であると考えられてきたこれまでスタンダードとされてきた欧米型経営の感覚から言うと馬鹿げている事業だと思われても仕方がありません。しかし、ライフタイムバリューを引き受けると言うのは、未来に対する投資が不可欠であり、数字になって現れない目に見えない資産を顧客との関係性の中で蓄積していくしかないと考えています。

パラダイムシフトの時。

テクノロジーの進化、ICT革命、デジタルトランスフォーメーション、そしてウィズコロナとこれまでの価値観が崩れ去り、真逆のパラダイムに世界中が転換した今こそ、目に見えるものではなく、目に見えない価値に重きを置いて、資本主義社会ではなく、信頼主義、関係主義の事業モデルへとシフトするべきではないのかと思うのです。今月の継塾は明日の9月16日開催です。人は本能的に快楽を求め、苦痛を避けたがる。明日の勉強会では、

Q:顧客が持つ快楽、苦しみとは何か?

Q:顧客が生涯求め続けるコトは何か?

Q:顧客が一生涯コストをかけ続ける価値とは何か?

以上の3つの質問についてみなさんと考えてみたいと思います。先行き不透明、不安定な世の中を生き抜くためにライフタイムバリューに目を向ける機会を持ってみたいと思われる方は、ぜひご参加ください。
お申込みはこちら→https://www.facebook.com/events/1697512107075573/


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予告ホームランのススメ。#日本は言霊文化の国。

令和2年1月30日晴れ

季節のない国。

今日の神戸は気持ちよく晴れて、朝から青空が広がりました。本来なら放射冷却で真っ白に霜が降りる位冷え込むはずの季節ですが、やっぱり気温は10度近くあり、早朝のお散歩に出ても日向はポカポカと暖かく、まるで春を思わせるような陽気になっておりました。寒さに弱い私としては寒くないのは嬉しいですが、季節感のない気候が続くのは、そこはかとない不安が胸に宿ります、ほんまにこんな状態が続いててこの地球は大丈夫なのでしょうか。

一発目の継塾。

昨晩は今年壱発目となる、リブランディングの取り組みと歩を合わせ、元祖職人起業塾改め継塾と名称を変更した月に1度のマーケティングの勉強会を、これまたリノベーションして新しくなった株式会社四方継のオフィスで開催しました。名称も場所も新しくなり、初参加のメンバーも増えて非常にフレッシュな雰囲気で、1年間の初めにふさわしいいい感じの勉強会になりました。

VUCA化(不安定、不確実、複雑、曖昧)する世界

今年で8年目を迎えるこの勉強会、古典的マーケティング論をひもときながら、時代に合わせ変化対応していく取り組みを毎月一回、参加者それぞれが考え、実践を続けてきました。最先端の情報を収集し、抽出した問題に対する解決策を、原理原則のことわりに照らして考え行動に移す、陳腐化を防ぎ、刷新を繰り返す学びの場を今年も1年続けていくにあたり、令和のメガトレンドと言われるVUCA化(不安定、不確実、複雑、曖昧)する世界について参加者と共有する所からスタートしました。以下にご紹介しておきます。

日本国土、本州の半分と同じ面積を焼きつきした気候変動による火災
オリンピック開催さえ危ぶまれるパンデミック
巨大IT企業による世界市場の寡占化
歯止めが効かない人口減少と市場の壊滅
緩和できない消費税10%の衝撃
空き家の激増による地価崩壊、国民資産の半減、住宅業界の壊滅

Mindset

激しい変化の真っ只中の混迷を極めるこれからの時代を乗り越え、生き残っていくには常に学び続けブラッシュアップし続けることが不可欠だと思っています。そして、学び続けるモチベーションを保つには、志を掲げることが何よりも重要で、「今だけ、彼だけ、自分だけ良ければ良い」と言う思考の持ち主にそんなモチベーションは生まれないと思っています。塾生のみなさんには志を立てて、それを実現する決意を固め、いかに行動するかを一年、十年、終身の計としてコミットメントしてもらうのがこの勉強会の1年の始まりの習わしとなっており、今回もマインドセットなるテーマで開催した次第です。

想いの記録。

今回もいつものように、塾生さん全員の発表を動画に撮って非公開グループのSNS内で共有し、いつでも年頭の決意を確認できる状態にしておきました。参加者それぞれが今年の終わりにその動画を見返して、自分自身の成長を確認、検証してもらえればと思っての事で、私は想いを言葉に残しておくことが非常に重要だと思っており、毎年、年頭と年末に半ば強制的にカメラの前で喋ってもらい記録を残すようにしています。(笑)

言霊文化の国。

その理由は、ホームランは予告して打つべきだと思っているからで、予告しないで打ったホームランと、予告してできたそれでは周りの評価はもとより、自分自身のセルフイメージが大きく変わるのを実感しているからです。私はビジネスコーチにコーチングをお願いして17年になりますが、10数年前に口にしたビジョンのログが今も残っており、実際にそれが実行できているのを検証できた時、新たな挑戦に対して、俺はできる。必ずできる、絶対できる。と半ば自己暗示にかかるかの様にセルフイメージが上がる経験を何度もしているからです。そもそも日本は言霊文化の国、思いを口にするところから全ては始まると思ってます。

セルフイメージが結果を決める。

そもそもホームランを打つときは、ホームランを打てると思って打席に入り、ホームランを打つ自分の姿を強烈にイメージできていてこそ打てるもので、全く打てるイメージがわかないまま、自信なさげに打席に入れば、せっかく練習を積み重ね、力量を身につける努力をしても、打てるものも打てなくなってしまいます。昨日、私が構えるカメラの前で未来への決意を語って頂いた皆さんには、ぜひとも予告ホームランを打ち込んでもらい、来年の年明けには大きな自信を身に付けて新たな挑戦に立ち向かってもらえればと思います。気張って参りましょう!


【社名変更のお知らせ】

有限会社すみれ建築工房は「建築、暮らしだけじゃない、その先へ」をコンセプトに社名と業務内容を変更し「株式会社四方継」として再出発しました。
新会社「株式会社四方継」は「人、街、暮らし、文化を継ぎ「四方良し」を実現する」を理念に、
建築事業部「つむぎ建築舎」で「受け継がれる価値のある丁寧なものづくり。」
地域コミュニティー事業部「つない堂」では「人を繋ぎ、ご縁を紡ぎ、いい街を継ぐ」
二つの事業部で二つのビジョンの達成を目指します!
http://sihoutugi.com/index_teaser_test.html?fbclid=IwAR09vyCFomwoqGJkHnW07xj8IwORUgXLZAJXNwRYvhdRIeGRBndeNT0hLV0


【アシスタント大募集】

新会社への事業移行に伴い、業務の精度を高めるべく建築設計業務のアシスタントを2名募集しております。業務内容はjwCAD、Walk in homeを使っての建築設計補助、データ入力作業、プレゼンテーションの作成などです。

【勤務地】  神戸市西区池上3丁目6ー7 つむぎ建築舎オフィス
【勤務時間】 出勤日数と共に自由。あなたが決めてください。自宅等でのテレワークも可。
【給与・待遇】時給1000円〜1500円、経験スキル等勘案の上優遇します。
【応募資格】 1級、2級建築士もしくはインテリアコーディネーターの資格要。
【その他】  社員登用制度あり、木の香りに包まれたオフィスです。


【※満員御礼につき受付終了しました。】
現場戦力化 職人キャリアプラン構築ワークショップ  インナーブランディング#2

実際の帳票や運用のファイル等を共有しながら、現場実務者に特化した人事制度の構築の足掛かりを掴んで頂けるワークショップです。職人育成に取り組まれている、もしくは今後、職人の採用、育成に注力したいと思われている経営者の方は是非ご参加下さい。

日時:2月6日(火)14時〜17時 終了後懇親会あり
参加費用:5000円 懇親会は別途5000円

まいピア高田
〒839-0215 みやま市高田町北新開

定員:10名

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2020年1月東京塾締め切り間近、お急ぎ下さい!
2月福岡塾6ヶ月コース開講予定、塾生若干名募集中!
助成金活用等、お気軽にお問い合わせください!

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最後の元祖職人起業塾、継ぐ志。

令和元年12月26日 雨のち曇り

年末風情。

年末いよいよ押し迫ってきて、すみれ事務所は明日で今年は仕事納め。年末年始に行う予定の事務所改装工事に向けて大掃除どころか引っ越しするかの勢いで、荷物をまとめなければならないのですが、まだまだ通常の業務の処理がメンバー全員ごっそりと残っているようで、一向に片付けが進んでいないように見受けられるのですが、大丈夫なのでしょうか。私といえば、午前中は来年着工予定の中規模木造建築のオーナー様に気密断熱を始めとする住宅性能の重要さを訴え、しっかりと数値でエビデンスを示した上でイニシャルコストとランニングコストの比較検討をして工事内容の提案をしたいと熱く語った後は、事務所で毎年恒例の社員との面談を延々と繰り返しました。

最後の元祖職人起業塾。

夕方からは今年最後となる、すみれ本社で毎月開催している無料の古典的マーケティング理論を学び、実践する勉強会、元祖職人起業塾の開催日でした。今回も初めて参加される方が2名もおられ、そのうちの1人は以前から参加したいと思っており、念願叶って参加することができたと言ってくださました。私も以前から面識があった方ですが、直接お誘いしたことがなく、周りから口コミが伝わって、そんなふうに思って参加してもらえたことに非常に嬉しく感じました。継続することで影響力は増していくものですね。(笑)

影響の輪はどうなった?

今日は1年の締めくくりと言うことで、今年1年間マーケティング理論を学び毎月リマインドをかけて実践してきたその成果を皆さんにプレゼンテーション形式で語っていただく会でした。塾長を務める私が申し上げるのもなんですが、参加された皆さんの発表は素晴らしいものばかりで、概念を学び実践で裏打ちしてきた人の強さを感じることができました。今回のプレゼンテーションの最後に、海賊となった男で有名な出光興産の創業者、出光佐三氏の語録を引用して、実践を積み重ねることでどのような哲学を身に付けたのか?と言う難しい命題をお渡ししておりましたが、それぞれがそれぞれの立場で今の自分の身の丈に合った素晴らしい哲学を披露してくださいました。

若手熟成の驚くべき成長ぶり。

主に経営者が中心となっているこの学びの場に、一般社団法人職人起業塾の半年コースの卒塾生も2名参加しており、その2人のプレゼンテーションは長い研修を終えた後のモチベーションを燃やしていた頃よりも、さらにリアリティーがあり熱意に溢れ、そして「やってきた自分」に対する自信を垣間見ることができました。この勉強会のコンセプトの1つに、生涯学習を掲げておりますが、長い研修を終えた後も、1月2回学びの場に足を運ぶことでそのモチベーションを持続させ、ゆっくりとした成長ではありますが、それを確実に積み重ねることの破壊力を感じることができました。若い彼らの成長ぶりを目の当たりにするのは、本当に塾長冥利に尽きます。それにしてもゆうま、しっかり喋っとったなぁ。(笑)

インプットとアウトプットはワンセット。

勉強会の最後に、私も1年間振り返って語る時間をいただいたのですが、いつも繰り返し申し上げているのは、塾を主宰し、開催し続けていることで1番深い学びを得ているのは私であり、毎月のアウトプットを何年も繰り返して行うには、それなりの新しい情報が必要であり、私自身が50を過ぎた今も年間通して学校に通い、またそれ以外にもあちらこちらに出て行って学び続けているモチベーションの源泉になっている、と皆さんに感謝の意を伝えました。学び、インプットしたことを自分の言葉に咀嚼してアウトプットすることで、さらに理解が深まり実務に転用する道が見えてくるというのが私の中でちょっとしたパターン化しており、今年1年間取り組んだ事業所のリブランディング、UXデザイン思考を取り入れた事業モデルへの転換はこの前付の塾があったからできたと言っても過言ではありません。つくづく継続は力なりだと感心することしきりです。

令和2年のテーマは文化。

そんな元祖職人起業塾も今年はなんと7年目を迎えました。来年以降も原理原則型の、古典的マーケティング理論を学ぶ勉強会である事は変わりありませんが、もう少し切り口を変えて、参加される皆さんのブランディングに寄与できるような勉強会に仕事しようと思っています。自分自身、1年間かけて裏ブランディングのコンテンツをまとめてきた中で強く感じたのは、スモールビジネスによるブランディングは文化の香りが必要だということです。代表的な例は広島のマルニ木工のHIROHIMAチェアですが、最新のテクノロジーだけではなく、伝統的に守ってきた職人の手仕事的な文化の香りが上されたからこそ、グローバルニッチと言われるほどの世界から注目を浴びるほどのブレイクを果たしたのではないかと思っています。

継塾。

そんなこんなで、スティーブンコヴィー博士やジェイエイブラハムなどの海外のマーケターの概念ばかりではなく、その元になったと私は信じている保科正行、上杉鷹山、山田方谷、二宮損得、渋沢栄一等々の道徳と経済は同一であり、自らのあり方を正すことから経済の発展は始まる、それはひとえに日々の自己研鑽であり、習慣がベースとなると言う、日本式商売から、日本式マーケティング論を深めながら、塾生のみなさんと共に学びたいと思っています。ちなみに、勉強会の名称も「元祖職人起業塾」を変えて「継塾」と言う新しい名前で続けて参りたいと思います。基本的に第3水曜日の19時から、どなたでも無料で参加いただける勉強会ですのでご興味がある方はお気軽に私(高橋)までお声掛けいただければと思います。


有限会社すみれ建築工房は「建築、暮らしだけじゃない、その先へ」をコンセプトに社名と業務内容を2020年1月19日から変更し「株式会社四方継」と変わります。

新会社「株式会社四方継」は「人、街、暮らし、文化を継ぎ「四方良し」を実現する」を理念に、
建築事業部「つむぎ建築舎」で「受け継がれる価値のある丁寧なものづくり。」
地域コミュニティー事業部「つない堂」では「人を繋ぎ、ご縁を紡ぎ、いい街を継ぐ」
二つの事業部で二つのビジョンの達成を目指します!


残席1名のみです!お急ぎください!
現場戦力化 職人キャリアプラン構築ワークショップ  インナーブランディング#2

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日時:1月28日(火)14時〜18時 終了後懇親会あり
参加費用:5000円 懇親会は別途5000円
場所:スペースアルファ三ノ宮
定員:10名
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10月31日(金) 卓越の戦略 現場マネジメント改革【6ヶ月研修】
オブザーバー参加受付中!

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一生付きまとったっるからな!@職人起業塾フォローアップ研修&元祖職人起業塾

令和元年11月21日 晴

炉開き。

今日は月に一度の茶の湯のお稽古。11月は炉開きだったこともあり、釜をかけたり、抹茶を漉したりの用意から先生のお手伝いをさせて下さい。と名乗り出て準備のお稽古をつけて頂きました。茶の湯はいわゆる裏の仕事にも細やかに作法やしきたりが定められており、貴重な学びを頂ける場をご提供頂けることに感謝するばかりです。準備の大切さはあらゆる事柄に相通じるのだと改めて感じながらお稽古をつけて頂きました。

寄る年波?!

茶の湯をお教え頂いている先生のお宅は滋賀県の湖西、和邇にあり、 若干の余裕をみると自宅から3時間近くかかります。今週は毎日夜遅く、朝早い日が続いており、今朝も相変わらず夜明け前に起きだすことになり、先生のお宅に伺うと、ご挨拶ののっけから「お疲れの様ですね。」と見透かされてしまいました。折角の炉開きのお点前も薄茶はともかく、お濃茶は集中力が続かずぼろぼろで、悔いの残る残念なお稽古となってしまいました。自分でも(起業からずっとですが、)身体と心と時間をすり減らしながら毎日を過ごしている自覚はあり、もう若くない厳しい事実をまざまざと自覚させられました。

研修は終りがスタート。

私の顔に疲れが一気に滲んだ理由の一つは昨日開催した一般社団法人職人起業塾フォローアップ研修と毎月すみれ本社で開催している無料の勉強会、元祖職人起業塾の合同イベントで、50名程のメンバーを相手に昼から夜中まで熱く語り続けたのと、連日の朝活、夜活の連続での寝不足と相まって随分消耗してしまっていたようです。ただ、研修は終わってからがスタートで学びを実務に生かして初めて研修受講の価値が生まれる。と、事あるごとに言い続けている私にとって、一年に一度、一四期まで重ねてきた研修の卒塾生が一堂に会し、学びをどの様に実践しているかを発表してもらうこのイベントは何よりも重要で、卒塾時に塾生達が立てたアクションプランの進捗が計画通りに進んでいるかが気になって仕方がありません。

塩の様に溶けやすい志

ありがちな話ですが、研修受講時はモチベーション高く、「やりますよ!」と張り切っていても研修が終わって通常の暮らしに戻ると日常の忙しさと相まって、時間と共にモチベーションは萎み、「自分を変えて、現場を変えて、圧倒的な顧客満足を得られる会社に改革するぞ!」と意気込んでいたのさえ忘れてしまいます。フォローアップ研修の際に私は毎回、「男子の志は塩のように溶けやすい」と誰しもそんなものだよと、成果を上げれていない塾生達を慰めたりもしておりますが、「大事な事は6回伝えろ!」の精神で、毎年学んだ内容を思い出し、再びチャレンジするキッカケとしてフォローアップ研修を開催し続けています。

コーチングとはリマインド。

神戸で毎年11月に行っている研修は一応、全国一斉に参加を呼びかけており、毎年遠方から卒塾生が駆けつけてくれます。今回も遠く九州から泊りがけで参加してくれた大工の塾生もおりました。私としては嬉しい限りですが、現実は遠方から来られるのは数人で、関西圏からの参加が殆どです。グループコーチング形式で研修を行っている私としては、どうしても1年に1度は顔を見て、その後の進捗を聞くことでリマインド効果を卒塾生たちに渡したいと思っており、東京や九州柏でオープンセミナーを行う際には、フォローアップ研修を兼ねてお声掛けするようにしています。それでも、参加される事業所はいつも全員で参加されるし、参加されない卒塾生はお誘いしてもなしのつぶてだったりします。私としては本当に残念ですが、それもこれも私の力不足に原因があるのでしょう。

ブランディングの本質。

今回のフォローアップ研修は、アクティブブレインセミナーの復習と、卒塾の活動報告、コミニケーション講座を担当いただいている横山先生に全員に一言ずつアドバイスをいただいた後、基調講演として45分ほど私が巷で大流行りのブランディングについて、建築業界、もしくはスモールビジネスにおける考え方を熱く語らせてもらいました。今期のオープンセミナーで語っているいつもの内容ではありますが、ブランドの構築は圧倒的な顧客からの評価が必要で、顧客の評価は現場での成果物とそのプロセスにあります。企業は人なりと言いますが、建築業は現場なり、現場を支える実務者こそがプランティングを中心的に担う人材となります。社長でも、営業でも、デザイナーでも設計してもなく自分たちが自社のブランドを作り上げるのだと職人や施工管理者が強く意識して主体的な行動に踏み切ったとき、現場での圧倒的な評価から生まれるリピート、紹介と言う質の高い集客が持続継続的に生まれる仕組みが出来上がります。私たち職人起業塾はこの部分の実践を6カ月間もの間サポートして仕組みとして定着させるお手伝いをしていると言う訳で、塾生の皆さんは、今日の講演を聴いて自分たちが以前学んで実践してきたことが激動の令和の時代を乗り越えて未来を作る自社のブランディングに直結すると言うことを改めて再認識してもらえたのではないかと思います。

参加者からの熱いフィードバック。

元祖職人起業塾のメンバーとの合同で開催した「beの肩書き」も非常に好評を頂きましたので、明日のブログで紹介したいと思います。今日のところは、今回ご参加頂いた塾生さん達がセミナーイベントの感想、フィードバックを書いてくださったので以下にご紹介して締めくくりたいと思います。

元祖職人起業塾最古参の青山さんのブログ
スペシャルな水曜日/テツヒサ 情報局

ブログ繋がりで第1期からご参加頂いている藤原社長のブログ
職人起業塾フォローアップ研修に参加してきました/社長のひとりごと

Newtype大工の一番星、北九州のブログ
神戸出張で学ぶ次世代の大工

素晴らしいブログやfacebookでの投稿を下さった皆様、ありがとうございました!来年もフォローアップ研修@神戸でお会いしましょう!再開できるのを楽しみにしています。(笑)


2020年1月東京塾締め切り間近、お急ぎ下さい!
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10月31日(金) 卓越の戦略 現場マネジメント改革【6ヶ月研修】
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金の卵と「大工なんかやめとけ、」と言ってた理由。

令和元年10月5日秋晴れ

秋の気配。

今朝の神戸は気持ちの良い青空に薄い雲が広がって、すっかり秋の風情でした。いつものようにアイドル犬チャックと朝の散歩に出ると、涼しい風が吹き渡りようやく長かった夏の終わりを実感しました。気持ちの良い季節となり、この週末は神戸でもイベントが花盛りで、灘五郷では蔵を解放しての日本酒イベントや、ハーバーランドではクラフトビアマルシェなどタイトルを聞くだけでおしりがうずうずするようなイベント告知が数多くFacebook上で投稿されており、仕事してる場合じゃない、などと思いながらも消費税増税で混乱している体制を整えるべく、実務に没頭する1日になりました。残念。

一年で一番、いい季節。

スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋とこのシーズンは何をするにつけいい季節なのだと思います。最近とみによく見かけるのは内定式を10月前後にされる会社が多く、もうすぐ社会に飛び出してくる若者達の希望に満ちた笑顔いっぱいの写真をみては、良いなぁ~となんとなくうらやましい気持ちになってしまいます。私の場合、ある日突然思いついて学生を止めて働きだしたので、準備期間を持って、決意を固めてから就職した経験がなく、内定式や内定者研修を経て暖かく事業所に迎えられるなんてどんなに気持ちの良いことなのだろうと思ってしまいます。

一生に1度の経験。

すみれでは来年の内定者は1名だけとなっており、大げさな内定式のようなものは行いませんが、先日、来春卒業する高校生と内定決定の面談と、お父さんを交えての3者懇談を行いました。来春から次のメンバーになる上久保くんは実は高校に入学する3年前ぐらいから大工になりたいと言う希望をお父さんに伝えており、お客様でもあり、私の前職の上司でもあるお父さんから息子を預かって育ててもらいたいとオファーをいただいておりました。なので、私とも面識があり今更面接の必要もありませんでしたが、それでも一応、一生に1度の新卒での就職と言うことで事前にコンタクトを取った次第です。

金の卵。

これから大工の見習いに入る若者相手に、いかに大工の仕事が面白くて、やりがいがある素晴らしい仕事であるかを一生懸命に伝えて、加速度的に建築業界では職人不足が進む中、正しく金の卵と言える非常に貴重な人材になれるのは大きなチャンスを手に入れることになると、未来に大きな希望を持っていいと熱く語りました。10年後、まだ20代でバリバリの棟梁になることができればすごい人生が目の前に開けると思うのです。本人もそうなんですか、とうれしそうに目を輝かせており、高いモチベーションで仕事に向き合ってくれるようになると思います。

大工なんかやめとけと言ってた理由。

面談でそんな話をしながら思い出したのは20年前、私がまだ起業して間もない頃、高校生だった従兄弟が大工になりたいと私の元にやってきた時の事です。私が大工として起業して一人親方として働いているのを見て、弟子入りしたいと言ってくれた彼に対して私が伝えたのは「大工なんかやめとけ、もっと堅い仕事に就け」という事でした。その当時の私はいつ仕事が切れて稼ぎが無くなるのかを常に不安に思い、また、もし怪我や病気になったら一円の収入も無くなる恐怖に苛まされており、そうなったら家族をどうやって養うのか?とずっと思いながらも未来を考える事から目を逸らし、ひたすら目の前の仕事に没頭する毎日でした。

職人不足の元凶。

その時の私は、そんな未来に希望を持てない仕事に高校を立派に卒業して様々な選択肢がある若者は就職すべきでないと考えたのです。これは私の実体験ですが、現在の建築業界の職人不足の元凶は結局、職人が仕事内容にも稼ぎにも誇りを持てず、未来を見れず、不安を抱えたまま目先のことだけを考えて働き続けてきたのが根本にあります。大工に限らず1人親方として働いている職人は全員が少なからず同じことを思っていると思います。職人が弟子を雇って育成する徒弟制度は構造的にできなくなっていると言わざるを得ません。

職人育成は環境作りから。

私たちすみれが現在、毎年のように新卒の若者を大工見習いとして採用して育成できるようになったのは、上述の元請けにぶら下がる道具のように使われる職人から抜け出して、自分たちが元請けになり、年中仕事が切れることをなく、多くのお客様から支持されるようになったからではありますが、それと同時に大工の働き方を日給月給の不安定なものから月給制で社会保険や厚生年金等の福利厚生をしっかりとつけ、年齢とともにキャリアを重ねられるキャリアプランを提示して、安心して働けるような環境を整えてきたからに他なりません。

職人は道具じゃない。

今現在私が目指しているのは、職人が経験を重ねるとともに現場作業だけではなく、施工管理や設計、そして営業の知識を身に付け、資格を取得して役割を増やすことで人としての効果性を高めてもらい地方公務員と変わらない位の生涯所得を得られる環境を作ることです。まさにいつ起業してもやっていけるスキルを身に付けてもらう位の人材に育成することで大工と言う職業の地位を大きく向上させたいと思っています。これが私が主催する勉強会、職人起業塾の根本思想です。職人は絶対に道具ではなく人材です、崎稼げるようになる技術的なことだけを教えていては未来など見出せるわけがないと考えています。

喫緊の課題は需要減より職人不足。

10月になり、消費税増税が施行され、来年に向けて建築業界は随分と落ち着きを取り戻すどころか、需要の先食いの影響が出始めて厳しい経営環境を余儀なくされると予想しています。しかし、それよりももっと深刻な課題は職人不足だと思っていて、徒弟制度が完全に崩壊した今、職人育成をする事業所、工務店が増えなければ5年後、10年後には業界自体が取り返しがつかないほど衰退してしまうのではないかと危惧しています。現在、日本の女性の半数が50歳以上であることが根拠となり、少子高齢化に歯止めがきかないのと同じ理屈で、職人育成に取り組む工務店が増えない限り建築業界に未来はないと思うのです。

職人不足解消セミナー開催します!

そんなこんなで、建築業界の職人不足を根本から解決する具体的な方法論についてのセミナーをこの秋口から全国で開催して行くことにしました。まずは関西と九州からスタートします。職人の採用、育成、それにまつわるコストをどのように賄うか、職人になりたいと志望する若者の離職を減らすための環境整備など、社内整備、人事制度等を含めた具体的かつ実践的な内容をお伝えする予定です。ご興味がある方は下記問合せ先からお申し込み頂ければと思います。未来を見据えた高い志を持つ工務店経営者の皆様、是非ご参加下さい。お会いできるのを楽しみにしております。


現場改革・現場ブランド化理論 & 職人採用・育成・人事制度セミナー開催します!

□日程11月8日(金)14時~18時30分
□場所:パナソニック リビング ショールーム 福岡 2階会議室 福岡市中央区薬院3-1-24
□当日スケジュール
13時30分〜14時00分 受付
14時00分〜16時30分 現場改革・インナーブランディング オープンセミナー
16時45分〜17時45分 職人不足根治の為の環境整備と人事制度
18時00分〜18時30分 建築技術者向け実践研修と助成金活用のご案内
18時45分〜20時30分 懇親会(希望者のみ 別途参加費5000円程度)
□参加費:15,000円/人 (職人起業塾参画企業、関係者は5,000円/人)
□定員:25名(定員に達し次第締め切りと致します。)
申し込みイベントページ→https://www.facebook.com/events/2378078522508618/
メール申し込み/問い合わせ→http://www.shokunin-kigyoujyuku.com/application/


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10月31日(金) 卓越の戦略 現場マネジメント改革【6ヶ月研修】
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古典的マーケティング論の勉強会を6年間やってみた。

電話元年821日晴れ

暑さ寒さも彼岸まで?

暑さ寒さも彼岸までと昔から言われますし、「確かにずいぶん涼しくなったよね、」なんてこのところ言ってもおりましたが、今日の神戸はひどく蒸し暑くて、不快指数100%の暑い1日となりました。夕方からはすみれ本社の3階テラスで月に1度の古典的マーケティングの勉強会、元祖職人起業塾を開催しましたが、日が落ちてからも気温も湿度も変わらず皆さん汗をかきながら、うちわであおぎながらの文字通りアツイ勉強会となりました。(^ ^)

  6年間。

月に1回開催しているこの無料の勉強会は今回で72回目を迎えました。来月でなんと6年間が過ぎて7年目に突入するロングラン開催になり、6年前に社員の大工の1人が独立する申し出を受けて、その起業支援として、経営者になるにあたっての基礎的な知識を身に付けてもらうために始めた勉強会がこんなに長く続くとは、、当時からすれば想像だにしていなかったほど継続することになりました。1度や2度は体験、繰り返し続けることで経験となり、その積み重ねが知恵となり哲学を生み出す。とは出光佐三氏の人生と残された言葉を綴った「反骨の言霊」の中にあった一節ですが、6年間勉強会を続けてみて改めてなるほどと腹落ちするところが大いにあります。

1番学びを得ているのは?

6年間も毎月、平日の夜から夜中にかけての勉強会を続けて来れたのは、ひとえに熱心に通ってくださる塾生さんのおかげです。もともとは社内でのひっそりとした勉強会だったのが、社員から噂を聞いて参加したいと言ってくださった青山さんを皮切りに、次々と社外の参加者、しかも建築業界以外の業種の方が増えていき、流石にメンバーの入れ替わりもありながらもずっと20人から30人の人たちと一緒に学ぶ機会になっています。そして、アウトプットこそが最大の学びと言われるように、この勉強会で1番深く学びを深めているのは他でもない主催者の私で、熱心に通ってくださる塾生のみなさんには感謝することしきりです。

状態管理が全て。

勉強会の内容は、今も開始当時と変わらず古典的マーケティング理論のコンテンツを取り上げてそれを深く掘り下げ、実際の事業にどのように落とし込み実践に生かすかを考えるもので、当たり前の理論をいかに当たり前にできるようになっているかを計測し続けています。そんな勉強会の中で最も重要視している考え方は、「7つの習慣」で有名なスティーブン・コヴィー博士が提唱された「状態管理」の概念で、闇雲に成果を求めるのではなく、成果が上がる状態を整える習慣を持つことを塾生の皆さんに繰り返し訴えています。

スピードオブトラスト

ビジネスの質もスピードもその人の信頼性に全て由来すると言われますが、私は人からの評価の前に、状態を整える習慣を持つことで、自分自身に対する信頼度が変わって、セルフイメージが高くなると思っていて、セルフイメージを高めることこそが、現状への満足や諦めをなくし、変化をいとわず、新しいことにチャレンジして、自分を磨き高めるモチベーションにつながると思っています。その結果、当然ビジネスも良い循環に変わっていくはずであると。

微力の積み重ねが圧倒的な破壊力を生む。

勉強会の冒頭にいつも紹介している微力計算式は毎日1000分の1だけの成長を繰り返すと、複利計算で成長が加速して、10年後には38倍の実力を備えることができることを示します。毎日、毎月の取り組みは小さな事でも、長い時間の積み重ねは決して裏切ることなく、徐々に、技術を高め、知識を広げ、人から信頼を得れる状態を作り上げます。月に1度の地味な勉強会ではありますが継続することにより参加される皆さんへのリマインダー効果を発揮して、共に集う仲間が実力を身に付け、周りの人を幸せにすることが出来るように変わっていくのをこれまで数多く見てきました。そして、これからも引き続き、微力ながらもサポートしていきたいと思います。そんなマニアックな勉強会にご興味がある方はいつでも私(高橋)にお声掛けいただければと思います。職人、建築業界にかかわらず、いつでも誰でも大歓迎します。(笑)


「モノではなくコト!建築会社らしからぬイベントやってます!

すみれ暮らしの学校|乗り換え?現状維持? 初心者のためのsimフリー入門講座

日時:2019年9月25日水曜日 14:00〜16:00
場所:有限会社すみれ建築工房
https://www.facebook.com/events/966795133659538/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1565913973750015


10月福岡塾、11月東京塾6ヶ月コース開講予定、塾生絶賛募集中!
助成金活用等、お気軽にお問い合わせください!

https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/wp-content/uploads/2018/08/f4f7901fe4fbf822cb614821800a2e7f.pdf


8月23日(金) 卓越の戦略 現場マネジメント改革【6ヶ月研修】
オブザーバー参加受付中!

https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/news/13th-nagasaki-2-4/


第72回【元祖】職人起業塾&テラスBBQはホットシート!

なんと、ピックアップ企業は「すみれ建築工房」です。来年の20周年を迎えるにあたり更なる進化を目指してリブランディングの真っ最中、そのコンセプトのプレゼンを聴いて頂いてフラッグシップとなるサービスをビジネスモデルキャンバスを使って皆様に考えて頂きます。新社名も。(笑)
大きく期待しておりますので、宜しくお願い致します!
https://www.facebook.com/events/824069371381384/


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