TEDxKobe2018 Burning to Go!

平成30年9月25日曇り

TEDxKobeに奥様が登壇!

3連休明けの火曜日は忙しくなりそうな予感の通り、いつになくじゃんじゃんなる電話に対応しながら朝から現場を走りまわりました。9月も早今週で終わり、月末も近づいてきて何かと気ぜわしい1週間になりそうです。

昨日の3連休の最終日は、毎年楽しみにしているTEDxKobeが開催され、今年は10時からと言う早い時間から1日中、普段交わることのない人たちの世界に身を置いて、新しいアイディアのヒントや刺激をたくさんいただくことができました。毎年参戦していると、知り合いも増えてくるし、神戸で様々な分野で活躍されている方も多く参加され随分と地元感があるイベントになってきました。中でも、今すみれで工事お手伝いしている新長田での企業型保育施設の工事の設計プロデュースをされている合田さんの奥様が登壇されてこられたのにはびっくり。4人の子供の子育てをしながら、社会企業家として全国で大活躍されている姿を客席の最前列からまぶしく見ておりました。

燃える位の熱い想い

今年のTEDxKobeのテーマは「Burning to Go!」となっており、燃えるような想いを持って行く、成し遂げたいコトと言った意味で、

情熱が奮い立つ一歩を選べ。今の自分を燃やして、突き進め。

更なる飛躍を求めるとき。限界に縛られたとき。惑い、停滞したとき。

自分の流儀やこだわり、プライドさえも火に焚べよう。

その炎を次なる原動力に変え、進み続けよう。

自らに火をともし、未来へ走れ。

とタイトルの説明文があり、その熱いタイトル通り、十二組のスピーカーが熱い想いを持って取り組む、世界を良くするアイデアをシェアされておられました。和太鼓のオープニングに始まり、ジャグリングとダンスを組み合わせたパフォーマンスなどもあったりと、今回もTEDトークと言われるプレゼンテーションだけでなく多彩な内容でエンターテイメントとして楽しめました。十二組の登壇者全てをご紹介したいくらいの内容でしたが、以下に印象に残ったスピーカーをピックアップして備忘録がてら書いておきたいと思います。

家庭に埋もれている社会の財産

まずはやっぱり、合田さんの奥さん、合田三奈子さん。4児の母であり立派に子育てを行いながら子育て中のママさんの社会参加の支援とママの働き方を変えるビジネスモデルの構築に取り組まれている姿は本当に素晴らしいの一言で、結婚や出産を機に家庭に入っていたまま、社会での活躍の場を見出せないでいる優秀な女性たちが世の中にたくさんいる事実を再確認するとともに、これからますます人材不足が深刻化すると言われている日本の社会では、優秀な女性たちの活躍できる場づくりこそが日本経済の活性化の鍵を握るのではないかと思いました。ちなみに、すみれでもそんなママさんに働いてもらいやすい環境作りに取り組んでおり、設計プランニングのアシスタントさんは働く日数や時間を全く制限なく自由に決めて出社してもらうようにしています。現在も設計メンバーは絶賛募集中で、合田さんの取り組みがどんどん大きく波及していき、優秀なママさんが手伝いに来てくれることを願ってます。(笑)

20%の余白

もう1人、今回のTEDトークで強く印象に残っているのは、トップバッターで登壇された松本賢一さんによる「20%の余白を残す」と言うコミニケーションの考え方です。マツケンさんの本業は話し方、プレゼンテーションの講師であり、コーチングのプロとの事ですが、あらゆるコミニケーションの研究をされた結果、なんと落語を学ばれ高座にも立たれると言う本気ぶりで、プレゼンテーションの喋り方もほぼ噺家のそれになっておられました。聞く人を楽しませる話し方や表情、ジェスチャーと言うのは理論として確立されてあるのだと改めて感じるとともに、相手にイメージを膨らませて考えてもらえる20%の余白を残して話す、伝えることが非常に重要だと言う理論も甚く納得した次第です。「柿食えば、鐘が鳴るなり法隆寺」と言う俳句を聞いて、夕暮れを思い浮かべるのは、情景を想像してもらえるように詳細を語りすぎていないからであり、コミニケーションは言葉足らずはまずいですが、語りすぎるのも印象に残らないと言うは「なるほどなぁ」とすっかり得心させられました。

± 20歳の壁

TEDxイベントでは休憩時間のアクティビティーでスピーカーズカフェなる登壇者にもっと詳しく話を聞くことができる場があります。マツケンさんの「20%の余白」が非常に興味深かったので私もそこに立ち寄り気になった点について突っ込んだ話を聞いてみました。実は私も以前から相手にイメージをさせて考えてもらうと言うことを非常に重要視しており、自分自身が主催する研修講座のプログラムは基本的にコーチングのスタイルをとっています。私が伝えるのはあくまで概念で、そこから個別の事例に変換させるのは参加者それぞれに考えてもらうようにしています。しかし、研修終了後のアンケートを見ると、「抽象的な質問が多く分かりにくかった」と言うようなことを書かれることが稀にあります。特に30歳にも届かない若者にその傾向が強いと感じて、マツケンさん質問してみたところ彼の答えは「マーケティングの世界では自分の年齢より± 20歳以上離れると全く価値観が違うので、そこはコーチングではなくティーチングに切り替えたほうがいいですねー」との事、シンプルかつ当然の返答に、なるほどおっしゃる通り、とこれも痛く納得。今回のTEDxKobeは非常に実務に役立つ良い学びがあったと喜んだ次第です。(笑)

普段関わらない世界に飛び込む。

私は4年ほど前から神戸と京都で行われるTEDxイベントには欠かさず参加するようにしていて、普段絶対に接点を持つことがない人たちの中に混じり、交流することで今まで見えなかった視点や考えたことがないアイディア、そして潜在的な社会の潮流みたいなものを感じることができています。今では私にとって非常に貴重な情報収集源となっており、TEDxのイベントはエンターテイメントとしての楽しみもありながらも、間違いなく仕事の一環だと感じるようになりました。ちなみに、次回は12月のTEDx京都に参加します。(もうチケットはないかもしれませんが)ご興味がある方は是非一度参加されることを強くお勧めします。新しい世界への扉がそこにあるかもしれませんよ。(笑)

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