昨日の抜けるような快晴とはうって変わって今朝は雨。
しかしそれもすぐに止んでくれました、助かった。
地鎮祭を終えた新築の現場では今日から地盤改良の工事にかかる予定で、朝一番は基礎工事担当?の私が地縄を張りに行かなければならなかったのです。
チャックと一緒に地面に建物の位置を出して、綿密な設計をした杭打ちの位置を専門の業者さんと出していきます。
関東では今も震災時の液状化現象で施工者と住人との係争が続いているようですが、すみれでは地盤改良に砕石パイル工法という柱状に天然砕石を詰め込んで支持地盤に建物の加重を伝える液状化に強い工法を採用しています。
表層改良と言われる土とセメントを混ぜて全体を固める工法は環境への負荷が高いのと、液状化現象が起こったときに不動沈下が起こる可能性があると言う判断です。
家を守る事も大事ですが、土地の価値を守るのも同時に考える事が私達プロの建築屋が考えるべき事だと思います。
昼からはご近所のお客様からメンテナンスのSOS、屋根裏にどうもいたちが入ってくるみたいと言う事で点検に伺いました。
原因はたぶんこんなところ、
面戸のモルタルが欠落してこぶし大の穴が空いておりました。
バックアップとコーキングでとりあえず応急処置、これでいたずらいたち君の侵入が止まればいいのですが、、、
お付き合い頂いておりますお客様はこの手の工事はモチロン無料ですのでいつでもお声掛けくださいね~。
夕方からは姫路に。
子供の頃、司馬遼太郎の播磨灘物語を読んで大好きになった黒田如水の活躍した本拠地と言う事もあり、親しい友達も多いと言う事でいつも姫路にくるのはウキウキとしているのですが、今日だけはそういう訳には行きませんでした。
いつもお世話になっている兵庫県産木材の集成材の製作、加工をして頂いている製材所の社長の突然の訃報にお別れを申し上げに参りました。
またしても52歳の若さでこの世と別れを告げられたということで、そのあまりにも若いご逝去は残念で仕方がありません、私には心からご冥福をお祈りする事しか出来ませんが、、
大野社長、安らかにお休みください。
お題目はそんなヘビーな話が年明け早々から続いている中で、お客様から頂いたお葉書で救われたお話。
つい先日、寒中見舞いということでお客様から届いた葉書にはこんな事が書かれていました。
******以下、転載させていただきます******
寒中お見舞い申し上げます。
昨年は、3月に東北地方に大災害があり、呆然とする中個人的には父の発病、看病、葬儀というつらい体験をしました。
一昨年の暮れ、両親の為に実家の居間を『寝たきり』になっても便利なように改装しておいた事が、今回とても役立ち、荒い声で叱ることなく私を見守り続けてくれた父への、ささやかな孝行になったかも知れないと思っています。
以下略
*****転載ここまで******
私達が関わらせて頂くリフォーム工事の中には介護やバリアフリーにまつわる案件が少なからずあります。
その出来上がったモノ、私達の仕事ががこのように人生の最期を迎えられる瞬間に受け入れられ、喜んで頂けているという事を知り、あまりにも早すぎる永遠の別れを相次いで迎えることになり呆然となりつつある私も自分達の生きる価値、仕事を通して皆様に貢献をしている事を今一度教えられ、勇気を頂くことが出来ました。
やっぱり、今に生き、己のやるべきことを全うする。
その一点に集中したいと思います。
どうやら人生は長いようで短い、短いようで長いようですので。
私達、すみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
EM珪藻土と山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
最後までお読み頂き感謝します。
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今日のECO=エコなんて 地域と共に 生きること
鹿やくま、白菜大根水菜を食べて杉で家を建てる事。だと思う。