リンゲルマンになんか負けれない。

月曜日の朝は着工現場から。

そんな週の立ち上がりがすっかり定着するようになってしまいました。
事務所での朝の習慣である朝礼と清掃も参加したいのですが、やっぱり全ての答えは現場にあるということで、今期は特に現場で起こる事を把握するほうを優先する事にししています。

まあでも10年ほど昔まではろくにお客様と話も出来なかった社員大工のかとちんも今では生まれ変わったようにはきはきとお施主様との打ち合わせをこなしていました。
いちいち私が出向かなくてもいいのかも知れませんが、ここら辺は私達モノづくりを生業としている企業にとっては生命線であり、一番の根っこの部分ですので慎重にデレゲーションを図っていきたいと思っています。
モチロン、お客様のご希望、ご要望を形にする事が私達の仕事な訳ですが、しっかりと考えてもらいたいのは、『何の為に』という設問に対する答えについて。
それだけがぶれることなく同じ価値観でお客様に向いていれば一切おかしな事にはならずに確実に信頼を積み重ねて行ける様になるのだと思います。
そんな事を考えて一人ひとりに我々の価値観や考え方を(ひつこく繰り返し)伝えていくわけなのですが、会社の規模が大きくなり人数が増えるにしたがってその『本質的な想い』の部分が伝わりにくくなってきます。
そういえば先週の週末に届いたあるメルマガにこんな文章が載っていました。
****WIZ BIZのメルマガより転載させていただきます。****
人数が増えればひとりの貢献度は低下する

約100年前に、ドイツの心理学者リンゲルマンは、綱引きの実験を行なった。ひとりが綱引きをするときと、2人が力を合わせて綱引きをするとき、またその後も順次綱引きに参加する人数が増えるたびに個人がどのように力を発揮するかを調べる実験だった。

もしそこで相乗効果が発揮されれば、綱引きに参加する人が増えるたびに、より大きな力が発揮されることになる。そう予想されたのだが、実際にはまったく違う結果が出たという。2人で構成されたグループは期待値の93%、3人で構成されたグループは85%、8人で構成されたグループは49%しか力が発揮されなかったのである。

つまり参加する人数が増えれば増えるほど、ひとりの力が発揮されないという現象が発生したのだ。集団で作業を行なう場合、メンバーの人数が増えれば増えるほどひとり当たりの貢献度が低下するという現象であり、リンゲルマン効果と名づけられた。

*****転載ここまで*****
このように人数が増えれば個の責任感が埋没していくというリンゲルマン現象を回避する事が、企業の規模拡大と常に一体となって仕組みにしていかなければならないと言う事だと思います。
このメルマガも、最後は中国の有名な古典『十八史略』のなかから漢の高祖・劉邦に、部下が進言した言葉を引用してこのように結んでいます。

*****も一度転載です。*****

「徳にしたがう者は栄え、徳に逆らう者は滅びます。大義名分なしに戦いを起こしても、成功するはずがありません。しかるに、敵の非を明らかにすれば、勝利はこちらのものといえましょう」


  この戦いの大義名分は何か。敵の非は何か。何のために戦うのか。それを明らかにしたほうが勝つと、部下は訴えたのだ。企業や生活においても同様であろう。この仕事は何のために行なうのか。このプロジェクトはなぜ実施するのか。その答えが一人ひとりの中で明確にされ活動を開始したとき、1+1は3にも5にも膨れあがっていくに違いない。

*****転載ここまで、*****
やっぱ、理念の共有と毎日の徳の積み重ねですね、(笑)
すみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。

EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。

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