JUGEMテーマ:日記・一般
週末は基本的に新築や大掛りな改修工事をお考えのお客様のご相談を承る日、となって久しいですが、最近は日曜日の午前中は予定を入れるのを控えさせて頂いて『刃を研ぐ時間』ということで、ランニング・ウオーキングやスイムなど体力作りをしながら自分の内面を見つめなおす時間に充てております。
今日も午前中は一汗かいて、昼からお客様先に出掛けて建て替えのご相談についてお話をさせて頂きました。
現代の建築は様々な工法ややり方がありますので選択肢はとても広い訳なのですが、建築基準法に照らしたり、コストパフォーマンス、環境への負荷などの条件を整理しながら使い勝手や希望の間取りなど、お客様の希望を重ね合わせていくとおのずと答えが見えてきます。
建築のプロとして、最新の工法と法律の情報を駆使して本日私がお持ちしたご提案は少しお客様の想定外の答えだったようでした。
却ってお客様を少し混乱させる事になってしまったようでしたが、じっくりとご検討頂けるということでしたので、次のステップへのご連絡をお待ちしたいと思います。
K様、よろしくお願い致します。
今日のお仕事はその1件のみでおしまい。(笑)
お客様先からそのままその足でいそいそと、京都へと向かいました。
今日は珍しく全く仕事抜きの京都でして、月に一度のお稽古の代りに高台寺という由緒正しいお寺でのお茶会に参加させていただきました。
高台寺といえば北の政所が亡くなるまでの余生を過ごされるために庵を結ばれたことで有名なお寺で、今でもねね様の坐像と共にその亡骸が埋葬されていると云われています。
使う道具も高台寺縁の由緒正しい貴重なものを実際にお使いになられて茶の湯を振舞って頂けるということで、末席に座らせて頂くだけで大変勉強になります。
ご亭主には折角本場においでですから、と、高台寺蒔絵についての本格的なレクチャーを頂きました。
お題目はこの掛け軸の墨蹟。
日中は雪がちらついたという事で京都はかなり冷え込んでおりましたが、暦の上ではもうすぐ啓蟄という事で、春はすぐそこまで来ていることを思い出させて頂きました。
茶の湯を頂いた後は境内の案内などもして頂き、夜の高台寺を堪能、なかなか出来ない貴重な体験をさせて頂きましたよ。
その後の夕食はいかにも京都らしい高台寺御用達のお料理やさんで湯葉料理。
映画やドラマで京都の代名詞としてロケ地に使われる路地を歩き、すっかり京都風情を楽しんで来ました。
それにしても、、何百年もの歴史を刻むホンマもんに実際に触れて日本古来の伝統文化を学ぶ機会というのは素晴らしい体験です。
建築屋としての立場からいうと、日本建築と絶対に切り離す事が出来ないのが『形式美』なのですが、その形式とは実際に古人がそこに住まい、使う事から洗練されて培われたものだと思っています。
その悠久の歴史の中で培われた価値観をすっかり欧米的生活様式になってしまっている現代において実際に追体験して感じる事ができるというのは、近年国力が弱って来ているといわれている日本の本来の強さ、価値を見直す上でとても重要なことだと思いました。
新たに価値を見出す、価値を創り出すには自らの価値観(に対する感性)を高めることが不可欠。
心と身体を鍛える事と同じように古きを温ねて新しきを知る、感性や価値観の鍛錬も重要なのだと改めて知る機会になりました。
きっとこの延長に先日から研究を始めている自然で強い生き方から派生するセルフライフマーケティング(私の造語です。)の根幹があるのだと思います。
このような深い学びの機会を頂けるご縁に心から感謝致します。
すみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
EM珪藻土と山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
最後までお読み頂き感謝します。
ついでに!宜しければポチっと応援をお願い致します。
↓ ↓ ↓ ↓
今日のECO=タクシーは 乗るなら小型で 手を上げる
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
EM珪藻土と山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
最後までお読み頂き感謝します。
ついでに!宜しければポチっと応援をお願い致します。
↓ ↓ ↓ ↓
今日のECO=タクシーは 乗るなら小型で 手を上げる