月曜日の朝は(毎週ほとんど)現場です。
まあ、月曜日に着工することが多いのと、毎月30件ほどの完工現場をこなしていることを考えるとその確率が高いのはアタリマエではあるのですが、、(笑)
今朝は基礎工事。
昨年末に着工しようとしたら卑弥呼の時代の遺跡がどっさり出てきて遺跡の発掘調査で工事が2月ほど遅れてしまったのですが、今から基礎をすると桜の季節に建前となるかも知れないな、などとなんとなく明るい気持ちになっていました。あくまで前向きです。(笑)
しかし、今朝の寒さはそんな甘い期待を払しょくして今いましたね、コンクリートを打つのも躊躇われる寒さでした。
そんなことを言いながらも順調に工事は進みます。
これからの工事の安全と、末代までのこの家の繁栄を祈りながら『鎮めもの』を据えさせて頂ききました。
夕方にはきっちりと均しコンクリートまで打設出来ております。
詳しくは新築の工事日誌の方にアップいたしますのでご興味がある方はそちらの方を覗いてくださいね、
さて、お題目は来週発送するべく編集作業を行っているすみれのニュースレターに寄稿した私のコラムのタイトルです。
折角ですので、少しフライング気味ですがこのブログでもご紹介しておこうと思います。
*****以下転載*****
啓蟄が過ぎ、暦の上ではすっかり春とはいえ、まだまだ寒い日が続きます。
特にこの冬は寒さが厳しかったですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
三寒四温とはよく言ったもので、ここ最近はいにしえの人が言った通り暖かい日と寒い日が交互にやってきては、まるで潮が満ちてくるようにゆっくりと季節が春に移っていくのを日々感じています。
そういえば、この冬は例年にないくらい降雨量が少ないと2月の初めくらいにニュースで大きく報道されていましたが、二四節気でいう『雨水』の暦が来ると同時に今までのカラ天気が嘘のように連日雨が降り出しました。
自然と共に生きてきた日本人の暮らしの知恵や感性といったもの素晴らしさを今更ながら感じたりして、そのような日本的な価値観をもっと大切にした暮らしをしたいものだ、と思う今日この頃です。
さて、先日あるお客様から寒中見舞いということで一枚の葉書を頂きました。そこに書かれてあったごく短い文章には、『この建築の仕事をしていて本当に良かった。』と、我々が心から思えるようなことを書いて頂いておりました。
あまりにもうれしかったので部分的にではございますがご紹介させて頂きたいと思います。
以下お客様から頂いた寒中見舞いの転載です。
寒中お見舞い申し上げます。昨年は、3月に東北地方に大災害があり、呆然とする中個人的には父の発病、看病、葬儀というつらい体験をしました。
一昨年の暮れ、両親の為に実家の居間を『寝たきり』になっても便利なように改装しておいた事が、今回とても役立ち、荒い声で叱ることなく私を見守り続けてくれた父への、ささやかな孝行になったかも知れないと思っています。
転載は以上、文面は以下略させて頂きました。
私たちはお客様とのお付き合いを出来る限り親密な関係を維持したいと考えておりまして、一度何らかのご縁で工事をさせて頂いたお客様に対しては一生のご縁を頂いたという姿勢で相対するように心がけております。その関係性の中でお客様がふと思われて、緊急を要している訳ではないけれど、気軽に相談できる建築屋が身近にいるから聞いてみよう、というような自然な流れで家や庭、お店や事業所に手を入れれるようになるのが私たちが目指す姿であり、今回のこのお手紙を頂いたお客様のように、やっておいて良かった、と思って頂くことが我々の事業の本当の目的だと思うのです。
いつも社員に口を酸っぱくして言っている、『工事をすることに意味はない、工事をしてお住まいになってから、その後の暮らしが良くなってこそ意味や価値があるのだ。』というのは、裏返していうと、工事の時は良くて、その後に後悔するようなことだけは絶対にするな、ということであります。
ひいてはこのお手紙に書いて頂いたように、工事を終えて年月が経ってから『あのとき工事をしていて良かった』と思って頂けることこそ、我々が目指すべきあり方なのだと思います。
引き続き、すみれメンテナンス部門にご愛顧と共にご期待ください、宜しくお願い致します。
*****転載ここまで*****
結局いつもの目的と手段の考察の続きとなってしまっておりました、というお話でした。
長文にお付き合い頂きありがとうございました。
心から感謝します!
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
EM珪藻土と山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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現場が近いって私たちにとって究極にエコです、感謝!(笑)