イワンの馬鹿。そしてその価値観。

JUGEMテーマ:日記・一般 

中国は山東省、煙台にきています。
このどう見ても学校にしか見えない巨大な研修施設で延々と実技試験と面談を繰り返していました。
人が人を評価したり、優劣をつけたりするのは本当に難しいことで、面接を受ける側もの彼らも人生の転機を目の前にして目一杯真剣な事もあり、一日中頭を悩ましました。
ま、私も真剣に向き合ったからという事もありますが、大変優秀な人材を確保する事が出来ました、後はこのあとに控える厳しい研修を乗り越えて無事に来日してくれる事を祈るばかりです。
一仕事終えた後は中国4000年の食の文化を堪能したり、
時間を見つけて今は亡き私がメンターとして師事していたS社長を偲んでS社長が大好きだった中国式の大浴場に行ってみたり、と朝から晩まで密度の濃い一日となりました。
さて、お題目は面接の決めて、というかその中の話題として上がった古典の小説です。
今ではインターネット上で無料で読めるようになっているのでもしお時間が許しなら読んで頂ければと思います。
*****青空文庫はこちら*****

イワンの馬鹿SKAZKA O IVANE-DURAKE

トルストイ Tolstoi菊池寛訳

http://www.aozora.gr.jp/cards/000361/files/42941_15672.html

このファイルは、インターネットの図書館、
青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)からの出典です。
*****紹介ここまで*****
ついでに、超簡単にストーリーを紹介すると、
イワンというのは百姓の家に生まれた4人兄弟の3男です。
長兄は兵隊から将軍に、次男は商人から大富豪になりますが、イワンの馬鹿は実直に農家の家業を続けます。
結局、兄たちは失敗をしてイワンを頼ってくるようになり、イワンの馬鹿はそんな事をすべて受け入れます。
いいとも、いいとも、
と言って自分のものは何でも分け与え、そしてまた田畑を黙々と耕して作物を作り続けるのです。
この実直さが農耕型工務店を標榜する、すみれの価値観と繋がると思っています。
そして、この物語の最後は、こんなくだりで閉められています。
ただイワンの国には一つ特別なならわしがありました。それはどんな人でも手のゴツゴツした人は食事のテイブルへつけるが、そうでない人はどんな人でも他の人の食べ残りを食べなければならないことです。
そんなこんなで、すみれはやっぱり手のゴツゴツした人が安心して働けるような社会を目指します。(笑)


   私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、

『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。

EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。

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