工務店の進む道。

JUGEMテーマ:日記・一般
九州は博多に来ています。
全国の同業者さんと集まって意見を交換しているシクミ研究会という勉強会の新築部会の一環として九州の、というよりは日本全国を見渡しても最先端の取り組みをしておられるお会社への企業訪問の機会を頂きました。

昔ながらの伝統工法でこだわりの高級注文建築をされながらも、多くのユーザーにお手頃価格で価値の高い住宅の供給を目指して企画住宅を次々に開発、その洗練されたデザインと高い品質、スペックはリリース当時から全国で大きな反響を呼び、また各地の工務店とネットワークを組んでその企画住宅の供給を行われ、そのネットワークで1社では出来ない大掛かりなプロモーションを次々と行うなど常に業界の新しい在り方を問われてこられた先進の住宅会社さんです。
施工中の現場や完成して引き渡し前の現場などを見せて頂き、エネルギー消費を抑え、且つデザインが優れ、そして決して価格が高くならない住まい。
そんな理想を追求した住宅の規格化、商品化という考え方を詳しくご説明頂きました。
建築会社が集まっての勉強会らしく現場の見学をさせた頂いた後は、人里離れたと言っても良いような山間の集落までバスを走らせ、もう一つの先進的な取り組み、安心安全な『住』と一緒に『食』のプロデュースをしている施設にご案内頂きました。

伊都安蔵里という野菜の直売所です。
 
そこでは、古民家を再生して地域で取れる自然農法の野菜を直販するお店に改修して古い建築物の再利用とともに過疎化する山間部の地域の活性化、安心出来る食品の供給をいっしょに叶えられていました。
平日でも結構な人数の来店があるという事で過疎の村の雇用創出にも一役買われているという、何とも素晴らしいとりくみ。
しかも、自然農法の農業自体も自ら事業として行われていると聞いてさすがに驚いてしまいました。
併設されているカフェや、
その二階のティールームも古き良き日本家屋のダイナミックな骨組みを現した素晴らしい空間になっていました。
凡事じゃ無いのに徹底している、、
そのこだわりには本当に脱帽です。
その後は福岡市内に戻ってショールームの見学。
ここでも、自社の強みを生かして顧客との接点を如何に違和感無く持つ事が出来るかというテーマを見事に形にされていました。
今回の九州行はこれからの建築会社がどうあるべきか、どう進むべきかという本質的なことと、それをどのようにして実現して行くかという現実的な問題解決の両方を深く考える機会になりました。
丸一日お時間を割いて頂いたM社長、S藤さん本当にありがとうございました。
久しぶりにお会いする事が出来て、本当に良かったです。
また主宰のK社長も素晴らしい企画をありがとうございました、次回も期待しておりますので、よろしくお願い致します。(笑)
    私たちすみれ建築工房は

『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を

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