『残心』という概念を学ぶ。

JUGEMテーマ:日記・一般 

まばゆいばかりの新緑。
神戸ではGWの初日としては最高のスタートの週末を迎えました。
とはいえ、私たちすみれメンバーはあまり関係がなく、相変わらずのローテーション制で事務所に出勤もしていますし、現場も進めています。
GW中に京都の百万遍ですこし大きめの店舗改装工事の着工などもあり、少しバタバタとしておりまして、会社としては完全に平常営業となっております。
とはいえ、世間様では8連休にもなる大型連休を取られるお会社も多い様で、全体的にすこしのんびりした感じにはなっています。
私のGWのスタートはというと、いつもお世話になっている近所のお寺さんに呼ばれて第3期目となる改修工事の打ち合わせからでした。
親鸞上人の言葉を見ながら現場担当のこむさんと打ち合わせと現場調査を行いました。
いつもお声がけを頂きましてありがとうございます、永代経までにはきれいに工事を完了させれるように鋭意努力致しますので、少々おまちください。
昼からはお休みを頂いて月に一度のお稽古に滋賀県の和邇というところまで行って来ました。
爽やかに晴れ渡った空に滅多なことではその全容を見せる事が無い比良山も機嫌良く姿を現してくれてましたよ。
強風に弱いと有名な昭和の雰囲気たっぷりの湖西線に乗って、(いつものことながら)ちょっとした旅行気分です。
さて、お題目です。
毎月、和邇まで通うこの茶の湯のお稽古もそろそろ2年半になります。
お稽古を受けている、という事を口にするのも憚れるくらい、上達が遅い生徒ではありますが、それでも時間を重ねて行くと少しずつでも前に進んで行くもので、漸く次のステップに踏み出しますか?と本日お師匠様に言って頂きました。
出来が悪い生徒ではありますが、少し認めて頂けたという事でこれを励みに一層の精進をしたいと思います。
って、そんな事よりもっと仕事しろよ、という声が聞こえて来そうですが、私自身では毎月重ねるこのお稽古は一番仕事に直結していると思っております。
それは、道を学べるから。
書道や茶道、または柔道、剣道などそれが何であってもそれぞれの道を極めていくことによって、本質に辿り着く事が出来ると思っていて、実は仕事において本質を極めて行きたいのならばその道を行く、という概念が絶対必要だと思っています。(私見ですが、)
また、日本の伝統文化を根本から学び直すことで、現代に失われかけた日本古来で特有の概念などを思い出したり、知ったりする事も少なくありません。
それは即、日常の生活に役に立ったりもするのです。
その一つが残心という概念でありまして、
剣道では刀を鞘に納めたそのあとの意識、
弓道では弓を放ち終えたそのあとも姿勢を正し続けること、
合気道では投げた後の相手の攻撃に備えること、
茶道では亭主が主客が帰って見えなくなってもずっと見送り、その後一人茶室に戻って茶をたてて、今日の出会いが二度と無い事を噛み締める。
などと言われています。
ジャンルは違えど『道を行くと』いう概念の中では残心という意識は共通な訳ですね、日本独自の素晴らしい考え方だと思います。
そして、それは結局直接の様に仕事にも繋がる事だと思います。
社会に出てから数十年も経って今更こんな事を学べる機会など滅多な事ではありません。
頂いたご縁に心から感謝しつつ、仕事だ、趣味だなどという短絡的な分け方ではなく、一人の人間としての在り方を磨くという観点でこれからもお稽古を続けて行きたいと思います。
とにかく、とてもいいGWのスタートとなりました。
明日もきっといい日になる。
毎日を楽しみながら成長して行きたいと、改めて感じる夕暮れとなりました。

建築業を通して地域社会に貢献する』< /font>
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』


をミッションとして日々社業に励んでいます。


EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。


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