遅刻してくれて、ありがとう

平成31年2月4日 晴れのち一時雨

東風解凍(はるかぜ こおりを とく)

今日は暦の上では一応、春を告げる立春、朝から暖かな日差しが差してポカポカと小春日和の良い天気になりました。少し春の訪れを感じる事ができましたが、昼からは厚い雲が空を覆い、冬の空に逆戻り。夕方になっても外気温は8度もあり、そこそこ暖かいはずでしたが、小雨がパラついたこともあり、結局、冬らしい1日になりました。暖かな春が待ち遠しいものです。

すってんころりん!

昨日の日曜日、いつものように午前中はランニングに出かけ、1週間分の代謝を上げるトレーニングに励みました。しかし、準備運動をしっかりしないまま走り出したからか、単に調子が悪かったのか、あろうことか道の段差につまずいてすってんころりんと転倒してしまいました。えー大人が道端で転ぶと言うのはなんとも恥ずかしい限りで、これも年齢を重ねたからなのかもしれないと思い、危機感を募らせてました。店頭の際にしこたま肩を打って腫れ上がっており、当分右手が上がらない不便な生活になってしまいました。この7 〜8年、ずっと同じ運動量を続けてきましたが、このあたりでもう一度トレーニングのメニューを考え直す時期に来ているようです。

習慣の陳腐化。

習慣が人生を変えるとよく言いますし、私も習慣の信奉者ですが、習慣はただ単に続けているだけではすぐに陳腐化してしまい、ブラッシュアップを続けなければ徐々に効果が失われ、意味がなくなってしまいます。現状維持は緩やかな破滅への道。と言われる所以ですが、それは健康のための運動でも言えることで、毎日腹筋100回、腕立て伏せ50回、週に1度の10キロから15キロのランニングで体型維持ができていたのが、50歳を過ぎてから徐々に運動量に慣れ親しんでしまい、効果が薄れているのを実感しています。

遅刻してくれてありがとう

最近読んでいる本で、社会の劇的な変化についていくには、必死になって情報収集と学習を行い続けなければならないと強弁されているものがありました。「遅刻してくれてありがとう」と言うピュリツアー賞を3度受賞したトーマス・フリードマンの著書で、鹿児島の大庭社長が強くお勧めしてくれたのを、興味深く読んでいます。最近は3冊位の本を平行読みする習慣がついており、1冊の本を読了するのにずいぶん時間がかかっておりますが、上巻を読み終えた時点で随分と刺激と気付きがありました。副題の〜常識が通じない時代の生き方〜と言うタイトルが重みを持って感じられる一冊です。

商品の説明

内容紹介

■ピュリツァー賞を3度受賞した世界的ジャーナリストが放つ、全米大ベストセラー!

■「何かとてつもないこと」が起きている――社会のめまぐるしい変化を前に、多くの人がそう実感している。
だが、飛躍的な変化が不連続に高速で起きると、理解が追いつかず、現実に打ちのめされた気分にもなる。
何より私たちは、スマホ登場以来、ツイートしたり写真を撮ったりに忙しく、「考える」時間すら失っている。
そう、いまこそ「思考のための一時停止」が必要だ。

■「平均的で普通な」人生を送ることが難しくなった「今」という時代を、どう解釈したらいいのか?
変化によるダメージを最小限に抑え、革新的技術に対応するにはどうしたらいいのか?

■常識が崩壊する社会を生き延びるヒントを教えてくれる全米大ベストセラー。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が選んだ「いま読むべき」本。

内容(「BOOK」データベースより)

「何かとてつもないこと」が起きている―社会のめまぐるしい変化を前に、多くの人がそう実感している。だが、飛躍的な変化が不連続に高速で起きると、理解が追いつかず、現実に打ちのめされた気分にもなる。何より私たちは、スマホ登場以来、ツイートしたり写真を撮ったりに忙しく、「考える」時間すら失っている。そう、いまこそ「思考のための一時停止」が必要だ。「平均的で普通な」人生を送ることが難しくなった「今」という時代を、どう解釈したらいいのか?変化によるダメージを最小限に抑え、革新的技術に対応するにはどうしたらいいのか?常識が崩壊する社会を生き延びるヒントを教えてくれる全米大ベストセラー。ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー第1位、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が選ぶ「いま読むべき本」。

著者について

トーマス・フリードマン
ニューヨーク・タイムズ紙外交問題コラムニスト
1953年ミネソタ州生まれ。ブランダイス大学卒業後、オックスフォード大学で修士号取得(現代中東研究)。UPI通信に入社し、1979年から81年までベイルート特派員。その後ニューヨーク・タイムズ社に移り、ベイルート、エルサレム両支局長を歴任。その間、ピュリツァー賞を2度受賞。89年に帰国し、ホワイトハウス担当首席記者を経て、95年からニューヨーク・タイムズ紙の外交問題コラムニスト。2002年、テロ問題に関する執筆活動により、3度目のピュリツァー賞を得る。著書に、全米図書賞を受賞した『ベイルートからエルサレムへ』、世界的ベストセラー『レクサスとオリーブの木』、『フラット化する世界』、『グリーン革命』などがある。

複利曲線で加速する世界。

プロローグでニューヨークの駐車場係の男性と知り合い、彼がブログで母国エチオピアの民主化への活動を行い世界30カ国の人と繋がり、超有名ドキュメンタリー作家である著者と対等に、同じレベルでの活動をしている事例から始まり、テクノロジー、グローバリゼーション、気候変動の3つの大きな変化が複雑に関係しあい加速しながら世の中を大きく変えていっている現状を「ムーアの法則」と同じ複利曲線でこれでもか、と執拗に説明されており、「何もかが変わりつつあり、誰もがプラスもしくはマイナスの影響を受けている」根拠を延々と示されています。

複雑化の解消が世界を変える。

世界が加速した結果、これまでのビジネスモデルは次々と革新され、「世界最大のタクシー会社ウーバーは、車を所有していない。世界で最も人気があるメディア・オーナーのfacebookはコンテンツを制作していない。有力小売業のアリババは在庫を持たない。世界最大の宿泊プロバイダーのAirbnbは不動産を所有していない」と書かれている通り、あらゆる業種、業態が抱えていた複雑な問題はテクノロジーの進化とモバイルデバイスの普及から生まれたプラットフォーム化によっていとも簡単に解決され、それは建築の世界でも例外ではなく昨今話題になり始めたBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)と言う概念は、ソフトウエアが建築家、デザイナーと共に作業する時代になり、デザイナーが図面を書くとシステムが自動で建物の特性、エネルギー効率、人の流れ等あらゆるシュミレーションを瞬時に行い、考えられるすべての選択肢とコストを一瞬にして提案してくれるようになるといいます。これは何ヶ月、いや何年もの時間が短縮されることになり、働き方改革どころの騒ぎではありません。

生涯学習と起業家精神

この加速する世界では当然あらゆる価値観が変化して当然で、農業経済では土地が資産、工業経済では物的資産、サービス経済では方法、デザイン、ソフトウエア等の無形の資産が重要視されてきたが、現在の知識・人間経済では人的資本(才能、スキル、ノウハウ、共感、創造力)が資産になるというパイロン・オーガストが提唱した価値観の移動は今まで通りでは全く通用しない世界へ変わったことを表しており、その中で生き残るにはセルフモチベーションを高め、「何をどのように、どこまでやるか」と言う方法論と質の向上を同時に考える必要があり、何もかもがインターネットで調べられる時代は知識ではなく学習を続けることが重要で、学び続け成長し続ける気概(=起業家精神)を持って生涯学習を行うこと、そして企業は生涯学習を行える場を整える事こそ肝要だと上巻の最後に締め括られています。混迷を深めるこれからの時代を生き抜く基礎知識となる一冊です。超絶、オススメします!

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人間力を鍛える生涯学習の場を提供しています!

以下はそんな時代の変化への対応をお伝えしている直近のセミナー、公開講座のご案内です。

◆2/13東京にてオープンセミナー開催します!

職人起業塾2019東京オープンセミナー【建築業における真実の瞬間】

2019年2月13日水曜日 14:00〜17:00

株式会社シップ

〒112-0004 東京都 文京区後楽1-4-14 後楽森ビル3階
www.shipinc.co.jp
お申し込みはこちらから→https://www.facebook.com/events/239954583566295/

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◆長崎 職人起業塾公開講座 第13期@長崎開催  オブザーバー参加募集

https://www.facebook.com/events/1537966419636499/ 経営者、経営幹部の方に限り無料でご招待いたします。 ■1月10日 10:00~18:00 業務改革基礎研修2 スモールビジネスの鉄則 3.第2領域に取り組む 4.自分の強みを明らかにする 業務改革基礎研修3 信用と信頼で将来をつくる 5.ご縁を紡ぐ 6.大福帳こそ未来の鍵 ■2月7日 10:00~18:00 業務改革基礎研修4 リスクマネジメントと日本式マーケティング理論 7.弱みこそ胸を張って伝える 8.三方よしとWIN-WIN アクションプラン策定研修 ■2月28日 10:00~18:00 業務改革基礎研修5 目的と手段の明確化 9.なんのためにを考える 業務改革実務研修1 ■3月14日 10:00~18:00 業務改革検証研修1 ■4月25日10:00~18:00 業務改革検証研修2 ■5月23日10:00~18:00 業務改革検証研修3(卒業検定) 場所:長崎住宅センター株式会社〒854-0081 長崎県 諫早市栄田町20番31号

13期オブザーバー参加申込書チラシ

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◆大阪 職人起業塾公開講座 第12期 神戸・大阪開催 オブザーバー参加募集

https://www.facebook.com/events/282975708886246/ ■2019年2月1日 9:30~18:00 NLCセントラルビル 3階大会議室 業務改革基礎研修4 – リスクマネジメントと日本式マーケティング理論 – 7.弱みこそ胸を張って伝える 8.三方よしとWIN-WIN アクションプラン策定研修 ■2019年2月22日 9:30~18:00 NLCセントラルビル 3階大会議室 建設現場における生涯顧客獲得、クレーム撲滅スキルアップ 検証研修1 ■2019年3月22日 9:30~18:00 建設現場における生涯顧客獲得、クレーム撲滅スキルアップ研修5 – 目的と手段の明確化 9.なんのためにを考える ■2019年4月19日 9:30~18:00 建設現場における生涯顧客獲得、クレーム撲滅スキルアップ 検証研修2 ■2019年5月10日 9:30~18:00 建設現場における生涯顧客獲得、クレーム撲滅スキルアップ研修 検証研修3

お申し込み、お問い合わせはこちら https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/application/
オフィシャルページイベントまとめ=https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/news/
____________________________________________ ◆職人的マーケティングへの入り口:一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイト 建築現場におけるマーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、公開しています。無料公開のサンプルPDFはこちら 建築業界を現場の改革から変える志のある方、私達と共に未来の作り方を学びませんか!
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