心の中にいる眠れるラビット。

 JUGEMテーマ:日記・一般

きれいな夕暮れの日曜日でした。
どうやら神戸の田植えは少しゆっくり目のようです。
6月になりやっと本格的にあちらこちらの田んぼではジャブジャブと水を張る音が聞こえ出し、順番に田植えが行われてます。
こんな些細な事象で季節の移り変わりを感じる事が出来る環境をとてもうれしく思える瞬間でありまして、神戸といえども西の端っこ、田舎暮らしを満喫しております。(笑)
今日は日曜日という事で、お昼からはお仕事ですが午前中は刃を研ぐ習慣ということで週に一度のランニングを行いました。
このところ天気が良すぎたので海にばかり行っておりましたが月も変わって6月という事で久しぶりにおらが町の国宝である太山寺まで走って来ました。
伊川の河川敷を川上に6km程上ったところにあるその立派なお寺さんは私が定期的に落ち着いて考え事をする格好の場所となっています。
ランを中断して途中に1時間もの間、そのお寺で国宝に指定されてある本堂で座禅を組んでいましたが、その間この本堂に入ってこられたのは年配のご夫婦一組のみでした。
殆ど貸し切り状態でうぐいすや雲雀の声だけを聞きながら薄暗い本堂でひたすら自分の内面と向き合う事が出来る空間となっています。
ちなみに、入山料は300円、伝教大師にはホントに感謝するばかりです。(笑)
さて、お題目はお寺の本堂でひとしきり考え事に耽ったあと、復路を走りながら思いついた事、というか気付いた事。
一人で物想いに耽ると、つい考えてしまうのは今の自分が置かれている環境の事やこれから進んで行く未来のこと。
不安と自信を織り交ぜながらこれから起こる事、起して行く事を強くイメージして足下の問題を照らしてみると案外と良い考えが数多く浮かんできたりするものです。
そして、自然に囲まれたお寺の本堂で思い浮かぶ案は全て、原理原則論から派生する考えで、本質に目を向ける事から生まれてくるモノばかりです。
何の為に?
いかなる行動もいかなる問題の解決策も常にその『なんの為に?』という大命題の答えと整合しなければ結局その場しのぎの応急処置にしかならず、それに整合した本質的な解決や新たな革新的な案を積み重ねて行くことが事業を陳腐化させず継続させて行く唯一の手法だと思っています。
それは、やれば良いってもんではない、という考え方の根本と基本同じことであり、復路を走りながら思ったのは、走れば良いってもんじゃないってこと。
何の為に走るかという答えは、シンプルに体力を戻すことです。
1年程前はすっかり身体はなまっており、まるで走る事が出来なくてウオーキングを織り交ぜながら3km位から始めたような記憶があります。
そんなとこから毎週少しずつ積み上げて最近は10km~15kmを走れるようになったのですが、いつしか走る事に満足して、本質的な目的である、体力を戻す、という命題に取り組んでいるのとはほど遠い状態になっていました。
走れれば良いじゃん、
これでは若い頃の体力に戻るどころかウオーキングの延長の様なものでしかありません、お寺の石段を下りて走り出した時にふとそんな事を考え始めて、最低限必要な基礎的な体力が付いたならば次は本来の目的への次のステップを上るべきだということにはたと気がつきました。
ならば、と思いギアを上げて意識して速く走ってみると、いきなりランニングというものが違う世界に変わったのです!
いままでの、へたへた、と走っているか歩いているか分からないようなペースで走るのと全力で速く走ることに意識を置いて自分の中のギアを上げて走るのでは全く違うものであり。そうする事で一気にランニングという行動の本質に近づく事が出来た気がしました。
ただ、今はそのハイペースで10km以上を走れるかどうかは分かりません、しかし、行けるところまで走って、途中でダメでも次にまたチャレンジすれば良いだけなのでいつかきっと、というよりもチャレンジさえすればすぐにその高速走行が体得出来るようになると思うのです。
それを叶える為に重要なのは数字と記録そして検証だ、ということで全く事業と同じだという事がストンと腹に落ちて来ました。
行けるところまで全力疾走、挫折したらすぐに体制を調えて再チャレンジ。
今振り返って考えると、事業を興した時の我々のスタンスはまさにそれでした。
心の中で長い間眠りこけていたラビットを久しぶりに叩き起こして(ランニングも事業も)次のステップに進みたいと思います。
今に満足することなく、あくまでも目指すべき本当の目的に焦点を合わせる事、分かっている様でなかなか実際の行動に結びついていなかったような気がします。
ブレイクスルーは刃を研ぐ習慣から、有意義な半日となりました。
この時間を持てるようになった事に心から感謝しつつ、自分の中のラビットを目一杯走らせるようにしたいと思います。

           私たちすみれ建築工房は

『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。


EM珪藻土
山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。

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