平成31年4月27日 雨
諫早から前橋へ
今日は諫早のいつものホテルからスタート。やっぱり明け方に起きだしてホテルの部屋でいつもの筋トレをして身体を目覚めさせてから朝一番のフライトで長崎空港から羽田へと飛び立ちました。(私はあまり関係ありませんが、)世間様では10連休となる大型GWの前日、前々日はの飛行機は貸切か!と言うくらいガラガラでしたが、羽田空港に着いてみると既に多くの人でごった返しており、新幹線に乗るべく東京駅に向かおうとすると京急線は改札に入れない人だかり。電車のホームに進めない入場制限は生まれて初めての経験でした。東京、恐るべし。。
それでもなんとかリムジンバスで東京駅に移動、信越新幹線に乗り込んで群馬県へと向かい、当初の予定よりも少し遅れましたが、なんとか目的地の前橋まで辿り着くことができました。
交通網の発達の恩恵。
普段から出張が多く、行ったり帰ったりが面倒なので出張に出張をくっつけるようにしておりますが、今回は長崎→群馬→岡山→京都と地元神戸を何度も通り過ぎる行程となり、さすがにちょっとやり過ぎた感も否めませんでした。私の持論は事務所のデスクに座っていても、新幹線のシートに座っても(集中力さえ切れなければ)仕事の効率はさして変わらないはずですが、座っているだけでも空間の移動距離が長いのはそれなりにダメージが積み重なっていくのかと感じてしまいました。ま、毎晩遅くまで語りながら飲んで、明け方前に起きだして移動するキチキチのスケジュールが宜しくないのかも知れませんが、とにかく日本全国何処にでも半日程の移動で行けるのは凄い事です。(笑)
ベンチマークの大事さ。
今回の初群馬、初前橋は塗装業界の雄、ミヤケン社への企業訪問を兼ねた職人起業塾の入塾説明会でした。建設職人甲子園の新理事長、石井賢さんのお声がけで埼玉や遠くは仙台から建設事業に取り組まれている経営者さんが集まり、19期連続増収の成長を続けるミヤケン社の宮嶋社長に外壁塗装を軸としたリフォーム事業のビジネスモデルの説明に熱心に耳を傾け、質問を繰り返しておられました。宮島社長は明確なビジョンを掲げ、環境整備、見える化、社員の育成、理念の共有等々、非常に細やかで丁寧に、しかも熱い想いを持った経営をされており、私も非常にいい刺激と学びを頂くことが出来ました。ここ近年、長らくやってませんでしたが、やっぱり、業界のトップランナーへのベンチマークは定期的にやらんといけん、と改めて感じた次第です。宮嶋社長、お忙しい中長時間お時間を割いて頂きありがとうございました。
職人上がりばっかり。(^ ^)
もともと、今回の訪問は宮嶋社長に一般社団法人職人起業塾の実務者研修にご興味を持って頂いたことから、「申し込みを頂く前に一度、ご説明に上がります。」と私が申し出たのがきっかけで、ベンチマーク訪問で勉強させてもらった!と喜んでばかりいる場合ではありません。(笑)
建築業界で唯一と自認している技術に偏らない建築現場実務者向け研修の内容説明にも、しっかりと時間を取って頂き、もちろん熱く語ってきました。今回、集まったメンバーは全員が職人出身の経営者だったこともあり、皆さん大いに興味を持って熱心に聴いて頂けました。お声がけ頂いた石井理事長はじめ、皆様ありがとうございました。
目的は業界の底上げと根本的問題解決。
私がこの研修を続けている目的は「建築業界の底上げ」で、「建築業界の根本的問題解決」に寄与したいからです。社員として正規雇用した職人、施工管理者などの実務者にマーケティング理論、コミニケーションスキル、問題解決能力をはじめとする人間力を身につけてもらい、単に設計時通りの施工を行うだけでは無く、更に高いレベルの施工提案、コミュニケーションを行うことで顧客から圧倒的な信頼を得てもらう実践、習慣化に取り組んでもらっています。建築現場を未来の売り上げに繋がる「質の高い集客」を生み出すチャンネルにすることで、企業は外部環境の変化に左右されることなく利益を上げる体制を整え、職人等の実務者は所得を上げて、年老いてからも稼ぎ続けるキャリアパスを持つことができる。職人の働き方が安定して稼げて、将来の不安も無くなれば若者も職人になりたいと思う様になり、建築業界の根本を揺るがしている職人不足の解決に繋がると考えています。
職人の地位向上は経済と道徳の両立から。
ミヤケン社の水廻りショールームの隣に併設して「職人育成センター」が作られていました。宮嶋社長によると高卒の採用をして短期間で技術を身に付けさせる研修を行うことで稼げる高卒職人を育成する取り組みを始められるとの事で、手法は違えど同じ問題意識を持たれ、具体的な解決に歩みを進められている事を強く感じました。実は私、宮嶋社長が理事長を務められている「塗魂ペインターズ」なるボランティア団体の活動に以前から興味があり、塗装職人が地域の学校や保育圏の遊具などをボランティアで塗装する活動をネットでみては一人で感動しておりました。私は職人の社会的地位の向上を創業時からのミッションに掲げておりますが、地位向上は所得や社会保障だけが他業種に負けない様になれば良いってもんじゃ無く、地域から、社会から尊敬を集める職業になる必要があると思っています。事業所は利益を上げるのは当然ですが、金儲けの目的として社会貢献活動を出来るレベルまで事業の質を上げる事が出来て初めて職人の地位向上が進むのだと思っています。その意味では「塗魂ペインターズ」の活動は本当に素晴らしく、道徳なき経済は罪であり、経済なき道徳は寝言、両立できるビジネスモデルが構築出来て初めてミッションがコンプリート出来るのだと私自身も改めて気を引き締めた次第です。社業、がんばろ。
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次回の開催は5月30日(木)です。テーマはビジネスモデルキャンバスのフレームワークを使って「リフォーム工房おおばやし」のビジネスモデルを考案するホットシートのワークショップです。年間にのをスケジュールから変更になっており、場所も三木市での開催ですのでお間違いなく。
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