45歳の戒め。

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日中はまだまだ暑い日が続きますが、空の色はすこしずつ秋に近づいているような気もします。
昨日に引き続き今日も大阪でほぼ1日過ごしました。
朝一番は、今年の大きなタスクの一つである社内の労務規定の見直し作業に顧問の社労士さんの事務所に伺いました。
労働基準法の遵守は企業としてアタリマエの事ではありますが、それを社内規定にしっかり落とし込んで準用するのは(私たちの様な中小企業にとっては)簡単な事ではありませんで、今まで曖昧だった所をもう一度洗い直してスタッフに気持ちよく働いてもらえる環境を作ろうと奮闘しております。
今の労働法は、しっかりと見れば見るほど働く側にとって良い環境になるように出来ており、その社員の利益は(最終的には)決して会社側の利益と相反するはずがない、と、強い心で取り組んでおります。
事業に対する目的は、会社も社員も同じはずですから、、
きっと大丈夫でしょう。(笑)
昼からは天満にタワーマンションの最上階のお宅のリフォームのご相談に向かいました。
私は仕事柄もあり、戸建派ですが、高層マンションのクライアントのお宅に行く度に心がぐらついてしまいます。
やっぱり、高い所っていいですよね、←バカ丸出し(笑)
大阪風情が色濃く残る街を歩きながら、住みやすそうな街だなー、なんて思ったりしてしまいました。
近所で寄席が気軽に見れたり、
地域の人の憩いの場でもある天満宮が近くにあったり、
ちなみにこれは有名な登竜門です。
心温まる立て看板があったりして、
大阪独特のほんわかした感じを堪能してきました。(あくまで仕事のついでですが、)
していきまひょ、
いい響きです。(笑)
さて、お題目は毎月少しずつだけ勉強している論語の中の教えから、
君子に三戒有り、という章があります。
孔子曰わく、君子に三戒有り。
少き時は血気未だ定まらず、之を戒むること色にあり。
其の壮んなるに及んで血気方に剛なり、之を戒むること闘いにあり。
其の老ゆるに及んでは血気既に衰う、之を戒むること得にあり。
乱暴に、超簡単に現代語に訳すと、
青年の時は色欲に、壮年になっては闘争に、老年になっては利欲を戒めるべき、ということの様です。
人間は生まれてから死ぬまでの年齢に応じて名前がついており、
胎児から始まって嬰児、孩堤、幼児、少年、弱冠、、という風にその呼び名がまるで出世魚の様に変わって行くのですが、30代は『壮』、40代はというと、『強』らしく、壮年と言われる年回りでも40代が、『血気方に剛なり、』となるようです。
論語の教えによると、45歳になった私はまさに、争い、闘いうことを戒めないとならない期間のど真ん中、と言う事になります。
そして、奇しくも私の今年のテーマは『剛』。
なので、今年バージョンの名刺はこんなのを作っておりました。
今年の年頭にテーマを自分で決めていながら、実は其の意味を自分でもしっかり理解しないまま、模索しながら半年と少しを過ごしてしまいました。
それも今になってやっとその意味がストンと腹に落ちた気がします。
今振り返れば、何となく違和感があったままでそのテーマにまともに向き合っていなかった気がします。
テーマにすべきは、剛くなる事ではなく、剛気を戒める事だったということ。
ちょっと、気付くのが遅かった!
という後悔や反省もありますが、

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