地域型ブランド化住宅が目指すもの。

JUGEMテーマ:日記・一般
昨夜の雨の名残でしょうか、神戸は厚い雲に覆われた朝を迎えました。
久しぶりの曇天ということで何となく涼しげな印象を受けましたが、朝のルーティーンで身体を動かしてみると、汗が噴き出して止まりませんでした。
いつものワンコの散歩と朝練に行ったぐらいから風は涼しくても、気温も湿度も結構高かったと気がつきました。
見た目の印象に弱い者ですね、、

 

朝から一汗かいて、朝礼前にはさっさと事務所を飛び出して快調にお客様宅に向かいましたよ。
先日から患っていた夏風邪はすっかり直って、少し鼻がムズムズするくらいになりました。
ビタミンCの効果てきめんでメデタシめでたしという所ですが、実は若干副作用に悩まされておりまして、、

お通じの調子が良すぎます。。
ま、それはそれで悪い事ではないのですが、あまり良すぎるのもちょっと、、(笑)
とか言いつつも、すっかりビタミンC教に入信した私は今日も新たな(それっぽい)飲料を見つけて飲んじゃいました。
新しいというだけで、これと言ってコメントはありませんが、(笑)ま、これも新しい習慣ということで良しとしましょう。
そんなこんなで、昼過ぎまではお客様先に行ったり、ご来社頂いたりで忙しく走り回りました。
相変わらず、緊急を要する重要な案件が私の所に集まって来ます、なんとかしなければいかんのですが、、これがまたなかなかです。(涙)
夕方からは県民会館で京阪神木造住宅協議会の地域型ブランド化住宅の説明会があり、参加して来ました。
国土交通省が中小の工務店のために、と大きな予算を組んで押し進めている現在の住宅施策の中心的な存在の助成金事業です。
昨年までは長期優良住宅に取り組む工務店に直接助成していたのを今年から地域の団体でまとめて申請する方式に変わり、その団体ごとに採択された棟数だけ助成金を受けれるという事になりました。
我々すみれも所属するこの京阪神木造住宅もその助成事業に(棟数にかなり制限がありながらも)採択されて、その分配の方法と、申請の実務に関しての説明会が開催されたという訳です。
すみれではこの他にもNPO法人ひょうご新民家21など、いろいろな工務店系の団体に所属しており、今回全ての団体、4つの会がこの助成金枠を採択されました。
当然ながら、現在顧客のメリットとなるようにすみれでも申請手続きを進めております。
その説明会や会議がそれぞれに頻繁に開催されるということで、このところやたら忙しい訳ですが、それらに参加しているうちに何となく疑問が湧いて来ました。
すみれでは一昨年ぐらいから請け負っている新築住宅は殆どが長期優良住宅の認定を取っています。
それは、国交省が定めた環境に配慮した長く安心安全に住める住まい、という基準が神戸の地でバッチリ適合するから、という理由ではなく、顧客にせっかく新築をするのだから最大限のメリットをお渡ししたい、というのが正直なところです。
それは、(長期優良住宅認定物件を立てて頂いた方)皆さんに120万円の助成金をお渡し出来るからであり、固定資産税やローン減税などの金銭的なメリットが大きいからに他なりません。
確かに、原発事故以後の切迫したエネルギー環境にある日本では省エネ住宅の普及は必須だと思います、阪神大震災以後、各地で大きな被害をもたらしている地震に対する対策もモチロンとても重要です。
住み始めてからのメンテナンス計画を立てて新築時の資産価値を長期に渡り守ることにも大きな意義を感じます。
そして、我々のような地域に密着して住宅の供給をしている工務店の活性化は特に力を入れてやって行かねばならないと手前味噌ではありますが真剣に思っております。
それらの理念をカタチにすべく、政策の誘導と言う事でスタートしたはずの今回の国交省の助成金事業なのですが、細かく内容をみていたら違和感を感じずにはおられません。
どうもしっくりと来ない事が多いのです。
(国交省の意向とさじ加減で振り回わされているとしか思えない)この取り組みが地域に根付いて地域の工務店のブランドとして定着するかというと大変疑問に思います。
そして、対象物件は個人住宅であるにも拘らず、今のこの事業の進め方が実際の費用の負担者である顧客からの視点があまりにも感じられないのです。
世界一厳しいと言われる建築基準法を最低限守って建てる家から、今回の地域型ブランド住宅として採択された家の基準へのスペックアップの金額的な差は助成金の120万円で賄えない団体が数多く見受けられるのがその最たるものですが、そんな事はお構いなしに性能の縛りを上げないと助成金は受けれませんよ、という商社などの業者を巻き込んでのコンペ方式は大きな弊害を伴っている様な気がしてなりません。
顧客に対するバリューの最大化は私たちの絶対的なミッションではありますが、顧客目線からかけ離れた政策に振り回されていては本質を見誤ることになりかねません。
住宅を取得する顧客の求める価値について、もう一度良く考え直す時が来ている気がします。
神戸の地で住まい続ける顧客、それぞれのご家庭にピッタリと合う住まい作りの提案をして行かなければ地域でのブランドも何も有ったもんじゃないし、それを精査した結果として長期優良住宅と言う選択にならなければいけないのだと思います。
これから、すみれ新築チー

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