今日も奇麗な秋空が広がりました。
それにしても秋の雲って変化に富んで面白いですよね、ホント見ていて飽きません。
鰯雲や羊雲が美しいグラデーションで絶妙な濃淡を表現しているのを見ると、野原に寝っころがって、暖かな陽射しの中ぼんやりと雲を眺めて過ごしたい衝動に駆られます。
もう何年もそんなゆっくりした時間を取っていない気がしますが、、(苦笑)
今日も忙しい日を過ごしました。
朝は1年前にリフォーム工事をさせて頂いた方から頂いたクレームの手直し工事の立ち会いにまたしても現場に直行。
浴室のタイルを張り直したところ、少し水はけが悪いとのことで、すんなり水が切れるように勾配を直して貼り直させて頂きました。
バリアフリーなどのリフォーム工事を終えて丁度1年が経ったのが先週の事で、
「やっぱり使いにくいから見に来て」
と言って呼ばれたので見に行くと、確かにすこし勾配が取れていなくてうっすらと水が溜まってしまっていました。
こりゃいかん、直ぐに直します、という事で今日の施工になった訳ですが、当時の担当者に訊いてみると、確かにイマイチ水はけが悪いという話は出ていたとの事。
その時は少し様子を見てみましょう、ということで話は終わっていたようなのですが、結局のところやっぱり水が溜まって使いにくい、という事で今回の手直し工事となりました。
それにしても、1年間もご不便をかけていたと思うと大変申し訳ない事をしたと反省するばかりで、社内で情報共有をしているOffice365のスレッドでも、顧客の声にしっかりと耳を傾けろ。
と再度厳しい文章で檄を飛ばしておきました。
今回のお客様のように言って来て下さる方は未だ良いのですが、声に出される事の無いような些細な問題点や不便さを持っておられる方もきっとおられるのだろうと思います。
私たちに見えているのはきっと氷山の一角なのだと認識を新たにして工事品質の確保への意識を高めなければならないと。
アメリカのハインリッヒ氏が調査した統計データを元に潜在的な事故の可能性をまとめたものがあります。
所謂、ハインリッヒの法則と言われるものですが、1件の大きな事故、労働災害に対して実はその前兆として29件の小さな事故があり、そして事故には至らなくてもヒヤッとしたり、ハッとしたりするような潜在的な危険は300件あると言われています。
1:29:300の法則とも言われており、製造業等の現場で行われている、『ヒヤリハッと運動』という危険予知活動の根拠にもなっている有名な統計データーですね。
今回のクレームはお客様の声として具現化したことで、その1の事例にあたるのかも知れません。
しかし、ハインリッヒが言われている事は、ここで何の取り組みも無く同じようなクレームを続けて出していると同じようなクレームが30件ほど来るまでには取り替えしのつかないような大きなクレームを発生させてしまう事になるということを示唆してくれていると思うのです。
この機会をきっかけにスタッフ全員できっとあと300件あるであろう、潜在的なクレームの種を穿り返して、もうひとつ上の大きなクレームが発生しないように意識を高めて行きたいと思います。
ピンチはチャンス。
お客様には大変ご迷惑をおかけしてしまいましたが、我々は今回のお客様の声をを糧にさせて頂いて、潜在的なお不満を洗い出すことに注意を払いながら完璧な工事を目指して進んで行きたいと思います。
今年もいつもと同じように同じ場所の同じ木から同じ赤い実が成っていました。
田んぼの中のコスモス畑でもいつもの秋と同じようにそろそろコスモスが咲き始めていました。
自然の摂理に従って、当たり前の事を積み重ねていけば、毎年当たり前のように花が咲き、当たり前のように実を付けることが出来るはず。
あまり難しく考えるのは止めにして、大事な事はアタリマエのことを愚直に行う事しかないのだと、奇麗な雲の下に咲き始めたコスモスを見て思いました。
やっぱ、みんなでアタリマエ体操でもやるかな。(笑)
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私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
2.EM珪藻土と山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
3.21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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