お盆にリブランディングとオープンイノベーションとデザイン思考①

令和元年8月15日終戦記念日 嵐

台風来襲

大型の台風10号はゆっくりした足取りで日本に近づいてきて、とうとう今朝から四国、そして本州に上陸しました。お盆休みど真ん中の帰省ラッシュにぶち当たったと言うことで交通機関は麻痺するし、行楽の予定をキャンセルされた方も多かったようで、私もインスペクションの予定は延期、盆休み返上で工事を進めていた現場も今日はストップしてしまいました。実被害よりも経済被害の方が大きのでは無いか?と思ってしまうくらいの大迷惑な台風です。。

レスキュー待機当番。

私は今日も2件程のお客様的に打ち合わに出ている時以外は台風被害による緊急出動に備えて事務所に待機しておりまして、雨漏りの連絡を受けて被害状況の確認に出動したりしながらも、大まかデスクワークに勤しみました。お盆に天気が良いとつい自転車に乗ったり、海辺の銭湯に浸かりに行きたくなってしまいます、天気が荒れているのもデスクワークーに集中するには悪く無いですね、(笑)

荒天は熟慮黙考に向いている。

経営者の知り合いの中には世間が休んでいるこの時期に経営戦略を練り直したり、経営計画を策定される方が少なからずおられます。私も毎年その例にも漏れずアレコレと思索を巡らすのですが、今日は社内向けにこれまでスタッフと共に考えてきたリブランディングについての考え方と方針を配信しておきました。今回、これまでと少し違うのは、経営計画を私1人が作るのではなく、スタッフへのヒアリングやスタッフが集めてきた顧客の声から抽出するようになったと言うことです。

リブランディング。

昨今、建築業界でもよく耳にするようになったリブランディングにはいくつかの方法論がありまして、外部からの見え方を変えるプロモーションを中心に据えられることが少なく無いのですが、私たちすみれは先ずは足元を固める必要を感じてインナーブランディングに取り組んでいます。また、これまでと全く違うと言われる令和の新しい時代に適応できるように、デザイン思考をその中心に据えて、これまでのトップダウン型を改める取り組みを進めています。

デザイン思考。

ちなみに、デザイン思考の定義は広く、一言で言い表すのは難しいのですが、我々がまず取っ掛かりにしている部分をわかりやすく定義すると、問題解決のプロセスの刷新です。以下はWikipediaからの抜粋です。

※問題解決プロセスとしてのデザイン思考[抜粋]

デザイン思考はアイデアの「積み上げ」によるプロセスであり、「ブレーンストーミング」の段階ではアイデアの幅に制限を設けることはは全くない。これにより、参加者の失敗に対する恐怖は小さくなり、アイデア出しの段階で広く多様な情報源を用いることができる。

デザイン思考のあるバージョンには以下の7つの段階がある。
定義(define)、研究(research)、アイデア出し(ideate)、プロトタイプ化(prototype)、選択(choose)、実行(implement)、学習(learn)。
この7段階を通じて、問題が定式化され、正しい問題が問われ、より多くのアイデアが生み出され、そして最高の答えが選ばれるのである。

ロバート・マッキムはプロセスをよりシンプルに表現し、「表現―テスト―サイクル(Express–Test–Cycle)」とした。他には、クリストフ・マイネルとラリー・ライファーが提案する5段階プロセスがあり、「問題の(再)定義((re)defining the problem)、ニーズの発見とベンチマーキング(needfindingand benchmarking)、アイデア出し(ideating)、建設(building)、テスト(testing)」とされている。

デザインは常に個人の選好に影響されるものであるが、デザイン思考という方法論にはいくつかの共通の特徴がある。それらは、創造性、両手ききの思考(ambidextrous thinking)、チームワーク、ユーザー中心性(共感性)、好奇心、そして楽観主義である。

出典ウィキペディア(Wikipedia)

ちっちゃなオープンイノベーション。

端的に言い表すと、今回、すみれの20周年を機に新しい時代に沿ったブランドを構築していくにあたり、私一人で考えるのをやめてユーザー中心、チームでのニーズを汲み取って方針を固める様にしてきました。また、オープンイノベーションと言われる社外からも広く意見や提言を募る場を持つことで、更にユーザー中心の思考を深めたいと思っています。来週の8月21日(水)には毎月すみれ本社で開催している勉強会「元祖職人起業塾」のディスカッションテーマに取り上げさせてもらいましたし、10月2日(水)には協力業者会ですみれと取引頂いている商社、メーカー、職人の皆さんにも一緒に考えてもらう時間を持つ様にしています。

顕在化していないニーズを満たし、課題を解決する。

要するに、この度のすみれ建築工房創立20周年記念を機に行うリブランディングに際して、私、もしくはすみれと関係のある方全てから、出来るだけ多くのご意見を頂きたいと思っており、私たちがこの先の20年間、地域に、お客様に求められる存在になれる様に、まだ顕在化していないニーズを汲み取り、サービスを刷新したいと考えています。この15年間学び、実践してきた古典的マーケティング理論のジェイ・エイブラハムの卓越の戦略により一歩近づく機会にしたいと思います!
リブランディングの内容については明日に続く。。

ジェイ・エイブラハム「卓越の戦略」

あなたから何か買う人は、単なる「顧客」ではなく、あなたの保護下にある「クライアント」と考えるべきである。
•クライアントの生活をより良いものにする、という高次の目的のためだけに、ビジネスに取り組む。
•惚れ込むべき対象は、自分の商品ではなく、クライアント。
クライアントが言葉に出来ない想い、ニーズ、課題を明確に表現し、それを満たすリーダーとなる。
•あなたやあなたの会社、商品、サービスがなかったとすれば、クライアントにとって損になる程のレベルで商売をする。
•あなたとクライアントの双方が、信頼、誠実、尊敬の対象となるような精神的な「きずな」を構築する。

<a href="https://pixabay.com/ja/users/webandi-1460261/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=3898182">Andreas Lischka</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=3898182">Pixabay</a>からの画像


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第72回【元祖】職人起業塾&テラスBBQはホットシート!

なんと、ピックアップ企業は「すみれ建築工房」です。来年の20周年を迎えるにあたり更なる進化を目指してリブランディングの真っ最中、そのコンセプトのプレゼンを聴いて頂いてフラッグシップとなるサービスをビジネスモデルキャンバスを使って皆様に考えて頂きます。新社名も。(笑)
大きく期待しておりますので、宜しくお願い致します!
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