建築屋のオヤジのリーダーシップ論。

日記・一般

今朝もさわやかな青空が広がりました。
おかげさまで空気は凛と澄み、放射冷却で河川敷は霜で真っ白。

真っ白な河川敷を(愛犬)チャックと走り回ったあと、そのままの勢いで事務所を飛び出しました。

今日も良く走り回りました。

まずは新規事業をお考えのクライアントと出店計画のコンセプトとマーケティング戦略のご相談。

店舗の内外装工事の費用の話はそっちのけで、これからのビジョンや事業展開の目的について話は盛り上がりました。

ま、私たちにとってはお店のハコを作る事に価値は無く、そこでクライアントが如何に実現したいご商売を出来るようになるかが重要と思っているので、具体的な話よりもこの前段階のお話がとても重要だと思っています。

そして、(所詮建築屋のオヤジである)私にこんな事までご相談頂ける事を本当に嬉しく思います。

昼からは電車に飛び乗り着工の計画も煮詰まって来たお店の設備計画の最終のチェック。

店舗の計画において、お店の工事はデザインや雰囲気も大変重要ですが、実際のサービスの根幹であるオペレーションに問題が無いかが実はもっと重要だと思っています。

飲食店は厨房が命ということで、怪しいところはキッチリと調査をして着工の前にはっきりとさせておくのが私たちの仕事です。

あくまで、お店を作るのではなく繁盛するお店を作るのがミッションですので、(笑)

その後は少し前からご相談頂いているメンテナンスの調査に行ったり、梅田の近くで着工中の現場にて打ち合わせをしたりと、まるっきり店舗工事屋さんな一日となりました。

かたまるときはかたまるものですねー。

ま、自分の中で切り替えをせずに同じモードで仕事ができるので良かったのですが、、

夕方からは毎月の習慣としてすっかり定着した月に一度の勉強会、『理念と経営』を考える勉強会に参加とうことで、今日もまるっきり事務所に居ない一日となりました。

(住宅ローンの借り換えのシュミレーションなど、)私の作る書類をお待ちの皆様、申し訳ありませんがもう少しだけお待ちくださいませ、、(汗、)

お題目は夕方から参加したその勉強会での設問について。

勉強会の冠が『理念と経営の会』ということで、そこの設問として問われる内容はなかなか鋭く厳しいものが多く、毎回心の奥底に刃物を突きつけられる様な思いをします。(苦笑)

今日の内容で一番ドキッとさせられたのは、

結果を残すチームづくりの ために、あなたが心掛けているリーダーシップの要諦は何ですか?

という質問でした。

私は現場叩き上げの大工上がりですので、リーダーシップの要諦なんか簡単な事で、起業してからの15年くらい、常にブレずに一つの事に拘って来ました。

それは、

『率先垂範』

です。

(超)乱暴に言うと、自分がスタッフの誰よりも(仕事を)やっていることを見てもらう事で、スタッフに無理難題をきけ、という事です。

そこには、(自分もこれくらいやってるねんから、)スタッフは私が指示した事くらい出来てアタリマエという驕った考え方が根底にあるのだと思います。

客観的に見ると、ずいぶん偏ったおかしな考え方ではあるのですが、長い間なんの疑問もなくそのおかしな価値観を固持したままやってきました。

で、今日改めてそんな問いを向けられて、ん、と考え込んでしまいました。

冷静に考えるとずいぶんおかしなリーダーシップ論です。

『要諦』という事ですから、もう一度良く考えてみようと最近の自分を振り返ったところ、心がけている事として思いついたのは、スタッフに対して素直に『ありがとう』と言おうと(努力している)事でした。

少し前からスタッフに対して、そもそも、仕事なんだからやってもらわないと困るし、指示した事をやってくれてアタリマエ、出来なければあかんやろ、と怒るような態度で接して来た事に対して反省して、最近になって『ありがとう』という感謝の心を持ち、それを言葉(や文章で)を伝えるように(今更ながら)気をつけている事を思い出しました。

人は人、機械でもなければ家畜でもない、自分が頼んだ事に対して応えてくれたら『ありがとう』と言ってアタリマエですが、そんな事さえ長い間ロクに出来ていない自分がいたのです。

決して感謝していない訳ではなく、いつも真面目に、一生懸命働いてくれるスタッフに対してあり難い、と思っているのにも拘らず、それを伝える事をずいぶん長い間怠って来ましたし、出来ませんでした。

(恥ずかしながら)少し前にそんな事に気付き、これはまずい、と考え直して、やっとこさ重たい腰を上げてというか重たい口を開いて『ありがとう』と伝えるように心がけ(るようにし)ていたのです。

ずいぶん長い間、申し訳ない事をして来たと反省しておりましたが、でもそんな事は気恥ずかしくて今更言えなくて、最近にになって機会があるごとに、そーっと『ありがとう』を伝えるようになっていたという訳です。

この歳(40代後半、涙、)になるまでそんな事に気付かないなんて我ながらずいぶん情けない話ではありますが、、

勉強会でそんな話をしていましたら、メンバーのお一人に

「そんな事に気付いたきっかけは何があったの?」

と聞かれ、改めて思い返してみれば(きっかけはいろいろありますが、)一番は毎朝振り返る13の徳目のチェックではないかと思いました。

13個のチェック項目の一番最後にあるのが『感謝』のチェックで、その後に今日のありがとうという欄に毎日感謝する事を書き続けている効果ではないのかと、

やはり、習慣化の力は凄いのだ、と改めて『習慣が人生を変える』と言われる所以なのだと実感した次第です。

なんのカミングアウトやねん、というツッコミも聞こえて来そうですが、これからも素直に『ありがとう』と口にする事を心がけていきますので、スタッフの皆様宜しくお願いします。(笑)

と、言いつつもイマイチなところもまだまだ沢山ありますが、元来コミニケーションべたなモノですので、その辺り鑑みてご容赦下さいませ、、(汗)

深謝。

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