志。

 JUGEMテーマ:日記・一般

快晴の日曜日。
天と地を遮る者が何も無い、そんな印象を受けた素晴らしい朝でした。
毎週一度の『刃を研ぐ』習慣である朝のランニングをする私の都合に合わせてくれるようにまるで図ったように晴れ渡った気持ちよい天気に、ありがたい気持ちを一杯にして走りはじめました。
いつもの河川敷では雲雀が木の実をついばみながらピーチクと楽しそうに飛び回り、
2月を待たずして気の早い梅が咲き始めておりました。
このところの暖かい陽射しにだまされたのか、昨年はこんなに早く咲いていなかったと思うのですが、、
きっと来週会う時には満開です。
今日の昼からは久しぶりにお休みを頂いて昼から滋賀県まで茶の湯のお稽古。
(文字通り)走り回る毎日の慌ただしさをすこしだけ離れてたまはじっくりと自分の内面に向き合いたいと思います。
さて、お題目は今年の私のテーマです。

毎年、年の初めの1月2日に家族で書き初めをします。
その時に1年のテーマを決めて書を認めるのですが、(大げさか、笑)ここ最近は自分の名前から一文字をとってその一年のテーマとして来ました。
高の年は、高く。
理想を高くということもありましたが、工事の品質や提案のレベルを高くしようと取り組みました。
橋の年は、橋を架ける。
お客様とすみれの間に橋を架ける、というのももちろんですが、スタッフとの間やご縁を頂いた方との間の橋を意識してコミュニケーションをとる事に注力しました。
そう言えば、1年間通してこのブログにbridge logという今日の橋を書き続けたりもしてました。

剛の年は、剛くなる事に気を付ける。
昔の中国の教えでは40代の半ばが人生の中で一番強くなる時期とのことで、剛くなるからこそ気をつけなければならない事が多いといいました。
剛い人間程、人の話を聞かなくなるということで、TOTOの加藤執行役員に身を以て教えて頂いた、「人の上に立てば立つ程謙虚にならないけん。」という言葉をもう一度心に刻む年になりました。

志の年は創業の志に立ち返り、それも大きく高く持つこと。
一番始めにテーマとして採用したこの文字でした。
そして、今年も。

この文字に込められた本質を今年はもう一度見つめ直すと言うよりも、これが全ての根本であり原点だという事を刻み込み、自分自身の中でぶれない『目的』を掲げ続ける事が出来るように日々の精進を重ねたいと思っています。
ちなみに、つい最近小田全宏氏のメルマガに見つけた佐藤一斎の残した文章をみて非常に得心する事が出来たので一部転記させて頂きたいと思います。(いいのかな、いいよね、笑)
*****ここから転載*****

厳しく此の志を立てて以て之を求めば

 薪を運び水を運ぶと雖も亦是れ学有る所なり

 況や書を読み理を究るをや

志をしっかりと立てて物事に取り組むならば、普通の日常生活すべてが学びになるし、真剣に書物を読むならば必ず答えが見つかる、というような意味です。

この節のすぐ後には、「志も目的もなければ、たとえ一日中本を読んでいても、ただの暇つぶしに過ぎない」というような意味の言葉が続きます。

佐藤一斎の影響を受けた吉田松陰も「志がなければ学問をすることさえ意味がない」と「立志」の重要性を力説してます。

志が立っていれば、人生すべてが学びになり、いかなる試練に遭遇しても勇気をもって立ち向かえるーーーその一斎の思想を受け継いだ人たちは、歴史のなかで多くの偉大な業績を残しています。

*****ここまで転載*****

まず志ありき、ということですね。

この一部を読んで、理念を支えるのが志、ということなのかな、と思いました。

私たちが唯一出来ることである『建築』を通して、

地域社会の皆様に安心安全と健康、そして幸せをお届けしたい。

ご縁がある方の事業の成功のお手伝いをしたい。

そしてそれを支える、ものづくりを行う担い手の社会的地位の向上を叶えて皆が安心して働ける業界に変えたい。

そんな理念を叶えるため、志は大きく、高く持たねばならなくて、そしてその実現は非常に難しいことのようです。

しかし、この世に生を受けた証として、何とか実現に漕ぎ着ける事が出来るように、遠き頂きを目指して情熱を持って上り続けようと思います。

志を胸にね。

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全ての人に快適な住環境を提供したい! 私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念に掲げ、



3.21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。

を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。

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