大一大万大吉。

今朝も早くから事務所を飛び出して物件調査の旅に。(笑)
一路、ひこにゃんで知られる彦根城の城下町、(逆か、)彦根へ。
ひこニャンのモチーフとなっている勇ましい井伊直政の銅像の前でクライアントと待ち合わせして、新規出店店舗の計画を立てているテナントビルへと向いました。
彦根市は長浜市と並んで古くからの伝統的な町家を再建して観光客の呼び込みを図るという街全体で建築を切り口とした街づくりをしている先進的な都市です。
立派な彦根城を核として、歩くだけでも楽しいいい感じの町並みが広がっておりました。
建物が作り出す街全体の印象って大事だな~、なんて思いました。
いつも個人住宅の新築やリフォーム、店舗などの設計をしている私たちですが、計画する物件の周囲の雰囲気や町並みの景観を配慮してプランを考えることにもっと意識を持った方がいいのではないか、と改めて思いました。
知らない土地に行くのは勉強になるものです。
さて、お題目は井伊直政と並んで彦根に縁の深い武将、石田三成の旗印です。
数ある大名の紋の中でも一際変わっている感じを組み合わせたこの紋、何となくめでたい感じ、という印象を受けておりましたが、彦根駅に大きくはり出されていたことも有りせっかくのご縁だと思い、少し調べてみました。
石田三成と言えば天下分け目の合戦、関ヶ原にて西軍の総大将を務め、友軍の裏切りにあい徳川家康に敗戦して処刑されたということで、歴史小説などではあまり良くない書かれ方をされたりもしている様ですが、この紋を掲げていた石田三成はずいぶんと家来、領民のことを大事にしていた様です。

石田三成の紋、< /span>『大一大万大吉』の意味は、

「一人が万民(大)の為に、万民が一人の為に、さすれば世に幸福(吉)が訪れる」

という意味とのことです。

関ヶ原の闘いで西軍が敗走したあと、居城であった佐和山城に裏切った小早川秋秀らが攻め込んでその質素さに驚いたと言われ、若いときは年上の優秀な家来を召し抱える為に自分と同じだけの知行を与える等、私欲、出世ではなく国全体が良くなることを常に見続けていた、という事です。

まさに『大一大万大吉』を実践された生き方をされた様です。

戦国時代を題材に書かれる小説は山ほど有りますが、信長、秀吉、家康の陰であまり大きく取り上げられることがなく、私自身あまり印象に残っている戦国武将では有りませんでしたが、今日の彦根行がきっかけでずいぶんと認識が変わりました。

漢字を組み合わせてるなんかおかしな紋だなー、っていう程度だったのが、その紋所の理念に触れることになり、秀吉が感服して重用した石田光成という人物に興味を持つことになりました。

久しぶりに、歴史小説でも読んでみようと思います。

ほんと、ご縁に感謝です。

深謝。


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