JUGEMテーマ:日記・一般
今朝は抜けるような青空の名古屋から始動。
何故かよく通るインディージョーンズのワンシーンのような道を渡って地下鉄に乗り込みました。
伏見を出発して、
浄心、
塩釜口、
桜山、
八事、
杁中と、一日中名古屋の中心街を物件調査と打ち合わせに走り回りました。(名古屋の人しか分からんか、笑)
充実した一日のお陰で名古屋の地下鉄の路線図が大体頭の中に入ってしまいました、、
見に行った物件も概ね良いものばかりでしたし、実のある出張になったのではないかと思います。
あとは帰って物件調査の資料を楽しみに待ってくれているスタッフ(笑)にバトンを渡して整理してもらうばかりです。
まっつあん、よろしくねー。(笑)
今回の物件調査では、最近の傾向でもあるのですが、お店をとても丁寧に作られて丁寧に使われているお店の譲渡の案件などもありました。
現状の店舗の生かせるところは出来るだけ生かしながら、終わりを迎えるお店に新しい価値を付けて命を吹き込めればと思います。
最後はちゃっかりメンテナンスの訪問も、
さて、お題目は昨日のシクミ研究会での学びの振り返りです。
マニアックな施工品質の向上といった技術的な勉強の後、懇親会の場では私たちのような小さな会社が顧客の信頼を得て、顧客にとって一生に一度かも知れない大きな買い物である新築やリフォーム等の住宅に関する仕事のご依頼を頂けるには何が必要なのか?という話題になりました。
大手住宅メーカーだからといって絶対に倒産しないという保障はない時代といわれますが、それでも『安心』という面で言うと資本力の無い私たちのような小さな企業とは比べることの出来ない安定感があるのは誰もが認めるところだと思います。
しかし、実際には大手住宅メーカーやビルダーを廻って、比較検討をされた末に私たちを選んでご契約を頂くことも決して珍しくありません。
顧客目線から見てメリットを感じて頂けることがあったのは確かだと思うのですが、私たちが行なうべきはそこをしっかり掘り下げて、どうして選んで頂けたか?という理由をあぶり出し、顧客の信頼にしっかりと応えることだと思うのです。
その一つに、『共感』というものがあるのではないか?という議論になりました。
私たちは建物の作り手であると同時に、日々の生活を家族と暮らす一住い手でもあります。
自分たちが住まい手としての目線で実際に体感して、これはいい、これはいけない、と思ったものを正直に顧客に紹介することで、共感して頂けている部分があるのではないか、という事です。
研究会の主宰であるK社長はお子さんのアレルギーがきっかけで自分の家族に住まわせたい家をつくることから始めて住宅事業を進められたといいます。
住む家と、売る家は違うだろ、
というような昔からある住宅営業の悪しき常識?に逆らって、自分たちが住みたくないような家を顧客に勧めることは出来ない、という想いをカタチにして来られて事業を広げて来られました。
その想いが伝播して社員さんも続々と自社での建築で自宅の建築をされているとのことでした。
すみれでも、昨年、工務の社員が新築の家を建ててくれました。
創業以来、「建築業界における作り手の社会的地位の向上」をミッションとして目指して来た私としては本当に嬉しいことで、やっと、一つの目標をクリアしたような感慨を覚えたものです。
ま、実際は私が何をした訳でもないのですが、、
職人の世界では、
「大工は他人の家ばかり、」
と、いう諺のようなものがあります。
大工自身が自分の家を建てることはとても難しいと言う意味ですが、日当で給与が支払われるのが通常の職人の世界では住宅ローンを組むことさえままならない現状があります。
ましてや、自分の思い通りに建てる注文建築など、実現するのはとても難しいものなのです。
バリバリと働く一流の大工さんが賃貸住宅に住んでいたり、建て売り住宅を買った、という話は今では珍しくも何ともなく、そんな話を耳にする度になにか寂しい気持ちを覚えていたものです。
そんな現実を見続けて来た私としては、職人として働く社員が注文建築で素敵な自宅を新築した、というのは非常に大きな意味がありました。
(今まで口にしたことはありませんが、)本当に嬉しかったのです。
私たちが今まで住宅の事業において自分たちが選んで本当にこれを使いたい、と思うものを積み重ねて住宅のスペックを作ってきた作業は自分たちが住むなら、こんなものがいい、これくらいの金額に抑えたい、こんな制度を利用したい、という住まい手としての目線でもあったと思うのです。
そして、実際に現場での作業も自分の住まいだと思ったら、という視点を持たなければ絶対にいいものは出来ないとも思うのです。
今回の研究会を終えた後、ホテルの部屋で一人考えたのは、私たちはやっぱり、しっかりと顧客の目線に立つことに意識を置いて毎日の業務に向き合うことが重要なのだ、ということ。
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真摯に誠実に顧客の目線に立っての思考を続けることで、共感頂ける会社へと成長して行ける、いや、行かねばならないと固く思った次第です。
それこそが卓越の戦略に繋がって行くものだと、、
K社長、貴重な気付き、ありがとうございました。
大遅刻してしまいましたが、参加出来て本当に良かったです。
早速、社内に持ち帰り、その姿勢、その思考の見える化と社員全員での共有のシクミ作りを考えてみることにします。
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全ての人に快適な住環境を提供したい! 私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念に掲げ、
2.EM珪藻土と山崎の無垢杉材を使った自然素材の高性能新築住宅。
3.21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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いよいよ明日、明後日は春の恒例イベントです。
お時間がある方は是非遊びにきて下さいねー。
私の(拙いながらも)住まい手目線に立ったセミナーもありますよー。
ご心配頂きありがとうございます。
もう少し困ったら見てみる様に致しますね。^^