家の床から水が湧く。

 JUGEMテーマ:日記・一般

今日も神戸はいい天気。
風は少し冷たいですが、良く晴れて気持ちの良い一日となりました。
私たち建築の仕事は天気に左右されるので、晴れているだけで何となく安心できるというか、嬉しいというか、気分が上がります。
昨日は昼から通り雨に見舞われて、基礎工事の仕上げである天端付け、と言われるレベリングの工事を取りやめたのですが、一日待って大正解、と思えるいい天気でした。
お天道様に感謝です。
今日も相変わらず出ずっぱり、一日中あちこちを走り廻りましたがお題目はその中で、どうにも不思議な事になっているから見に行って、と言われて着工に立ち会った現場の事です。
なんでも、マンションの2階の部屋の床真ん中から水が湧いてくる、との事で、歩くと靴下がびしょぬれになるくらいに酷いことになっているらしいのです。
家の中で水が出る、というのは原因は主に3つです。
1.雨漏り
2.水道管の漏水
3.結露
このどれかに当てはまる事が殆どなのですが、水廻りから離れた居室でマンションの2階となれば雨漏りと水道管の漏水の可能性は非常に低くなり、可能性の高いのは結露となる訳ですが、結露にしてはあまりにも水の量が多く、おかしい、とのこと。
そんな訳で原因を究明すべく現場に行ってたわけですが、今のところ床が濡れている様子は無く、少し湿気ているくらい、
しかしカーペットをめくってみると水沁みがはっきりとついており、一番濡れていたところ、その水が流れてたまったところがはっきりと分かりました。
そしてそこはやっぱりカビだらけ。
これはいかんという事でカーペットは全てめくって仕上げをやり替えることに、
原因はやはり結露の様でした。
カーペットに残った水の染みをみると、部屋の中央から水が湧いて来たのではなく壁で結露した水滴が床を伝って少しだけ凹んでいる部屋の中央に集まっている様でした。
後は階下に部屋が無く吹きっさらしの外部になっているので床自体も結露を起こし、それも部屋の中央に集まっている、という見立てをさせて頂きました。
そう言えば、以前にも同じようなご相談を受けたことがあり、その時もマンション用の防音フローリングの目地から水がしみ出してくるという事態になっており、下の階はというと吹きっさらしのガレージとなっていたのを思い出しました。
結露恐るべし。
今回、対策として断熱材の充填や仕上げ材の変更等で結露が起こりにくい様に工事をさせて頂くことになろうかと思いますが、元々の構造がコンクリートだけの無断熱の建物ということで、根本的な解決は非常に難しいのが現実としてあります。
お住まいの方にお願いしたのは、結露が起こりにくいように、寝る前に換気をするとか、暖房に燃焼系のものを控えて、エアコンを使うとか、住まい方でも工夫をして頂きたい、ということです。
気温と湿度の関係は子供の頃に理科の時間で習った通りですので、思い出して頂けたらご理解頂けるはずです。と、
そんな事言われてもずいぶん昔の事だし、あまり覚えてないなー、と言われる方にはとっておきのお知らせがあります。
私の参加しているNPO法人新民家21という団体で神戸市の外郭団体であるすまいるネットのセミナールームでそんな事をすっかり思い出して、もう一度理解するとても良い機会があります。



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