今朝も夜明けと共に起きてトラックに乗り込んで四国を縦に縦断。
西条市から高知市へと向かいました。
新規出店の計画の物件調査ですが、夕方には滋賀で所用があるということで無理を言って朝一番の打ち合わせにして頂きました。
折角大好きな高知の街に行ったというのに、半日の滞在ですぐさま帰途につかざるを得ないという残念な高知行ではありましたが、今回頂いたご縁がうまく繋がればまた近いうちにまた行くことになると思いますので、いいご縁になります様に、と、祈りながらトラックで帰ってきました。
考えてもみれば、『ご縁』って本当に不思議なものです。
神戸の片田舎で地域密着の工務店をしている私たちが日本全国狭しと各地で工事をさせて頂けるのは一重にご縁の賜物だと思うのです。
考えても見れば、私たちの仕事はただご縁を積み重ねているだけと言っても過言ではないと。
目に見えない、しかし何より重要なこと。
茶の湯の世界では『一期一会』という概念を非常に大事にしています。
大事、というよりは根幹というか、その為に茶の湯が存在すると言っても良い程の基本中の基本です。
その概念というのは、一度の出会いを大事にする。というのはモチロンですが、その出会いを大事にする為には日々の準備と精進が有ってこそ、というのが大きな特徴です。
一生に一度かも知れない人との出会い、そして一杯の茶の湯でのもてなし、
それを自分で出来る最高のものにする為に茶を吟味して床の間には軸をかけ、季節の花を生けるのです。
茶花は野に咲く花の様に、と言われますが季節の花をいつあるか分からない一度きりの出会いの場にさりげなく活けようとするには、一年間通して花が咲く様に花を育てなければなりません。
何年もかけて、暑い日も寒い日も毎日花に水をやり、手入れをすることが出来て初めてたった一瞬の出会いの場に、何気なく花を活けてもてなすことが出来るのです。
ご縁に感謝すると共に、折角頂いたご縁を活かすも殺すも自分次第。
日々の精進を絶やさずに、一つずつを大事にしていきたいと改めて思いました。
要は一つずつの積み重ね、日々疾走の毎日ですが丁寧に積み上げて行きたいと思います。
(自分で出来ないことは)スタッフみんなの力を借りてね、(笑)
会社に居ない日がまだまだ続きますが、皆さん宜しくお願いしますー。