令和2年4月3日快晴
満開の桜に水を差す四月のかぜ。
今日の神戸も昨日に引き続き、爽やかな四月の風が吹く、最高の青空が広がりました。珍しく朝から大阪〜神戸の北区の現場を車で走り回りましたが、どこに行っても満開の桜が咲き誇っていて、自然と気持ちが華やぎますが、メディアやSNSに目を向ければコロナコロナとパンデミックの恐怖を煽られるニュースばかり。せっかくの春の気分が台無しですが、第二次世界大戦クラスの世界を巻き込んだ大事件ですから致し方ないのかもしれません。
神戸市の実態。
昨日のブログにも、会合やイベント、事業所の運営までどこまで自粛するべきかを悩んでしまうと書きましたが、そもそも感染症は国や地域、生活習慣によってその影響は大きく変わります。東京とNYが似ているという話がありますが、神戸の片田舎でも同じ様に爆発的な感染拡大が起こるかというとそんなことは無いと思っています。ちなみに、今日現在までの累計で神戸市でPCR検査を受けた人の数は465件、陽性患者数は34人、そのうち治療を終えて退院した人は19人、感染ルートもほぼ把握できており、市中に保菌者がうようよいて、出歩くだけで感染する様な状況では無いのは明らかです。この事実も直視すべきだと思うのです。
悲報。
そんな世界全体がナーバスになってしまっている中、悲報が飛び込んできました。以前から言われの無い風評被害の代表選手として同情を集めていたコロナビールが生産中止に追い込まれたとのニュースです。海外ではコロナウイルスのことをコロナビールスと呼ぶ事もあるとかで、名称が似ているだけで一切関係が無いのにも関わらず、世界中の人から忌み嫌われてしまって、主要市場の米国での世論調査では、コロナビールを「絶対に買わない」とした消費者は３８％、「公共の場では頼まない」としたのは１４％に上った。との事、かわいそう過ぎるし、若かりし頃、トムクルーズ主演の映画、カクテルでライムをさしたコロナビールを見て憧れて長い間愛飲してきた私としてはやりきれない気持ちになってしまいました。
「コロナビール」生産停止へ 新型ウイルスで規制、風評被害も―メキシコ
バカバカしい被害を出さない。
このメキシコ最大のビール会社が迎えている大きな危機の記事を見て、誰しもがこんなバカバカしい話があるのだと少し呆れる気分になると思います。しかし、全く根拠の無い風評被害が大勢の人を苦しめているのはコロナビールやコロナホテル、設備機器メーカーのコロナだけではなく、東京や大阪の様に感染拡大が本格化しつつある大都市以外の地方都市の市中の飲食店や宿泊施設も程度の差はあれども、確実に風評被害で苦しんでいます。自粛して家に籠らないと人様に迷惑をかけるかもしれないという考えが悪いとは言いませんが、リスクの大きさの程度を見極めなければ、スーパーに野菜を買いに行く事さえもできなくなります。せめて、自分たちの周りに第二のコロナビールを出さない様にしたいものだと強く感じるニュースでした。。
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