令和2年4月2日 快晴
勿体無いハレの日
雨が続いていた神戸では漸く晴天が戻ってきて、伊川の河川敷は満開の桜と抜ける様な青空が素晴らしいコントラストを映し出していました。本来ならウキウキした気分で花見の計画でも考えるところですが、連日の新型コロナウイルスによるパンデミック報道でやっぱり心は不安定で落ち着かない感じが否めず、なんだか勿体無い春の晴れの日となりました。ネガティヴな報道の連続攻撃を受け続けると私の様なノー天気な感受性の弱い人間でもダメージを受ける事を考えれば、世間の人々が一斉にマスクをして外出を控えられるのも無理のない事かも知れません。
非常事態宣言発令!?
私の身の回りでは、そろそろ首都閉鎖が実行されるとまことしやかな噂が囁かれており、多方面からいろんな情報を聞くたびに、緊急事態宣言の発令と、首都圏封鎖がすっかり既定路線の決定事項のように思えてきました。ちょっとしたサブリミナル効果といったところでしょうか、専門家諮問機関のメンバーである日本医師会のドクターが即刻、厳しい措置を講じるべきだと記者会見を行われたこともあり、今日明日にでも緊急事態宣言の発令がされてもおかしくない雰囲気ではありますが、安倍首相はなかなか決断を下されません。そのことに対して批判も高まっておりますが、そんなに簡単に踏み切れるものでは無いだろうと思います。
行くも地獄、戻るも地獄
非常事態宣言を発令し、不要不急の外出を禁止するとともに、あらゆる事業所や団体の活動が(罰則規定がないにしても)制限されてしまうのは、経済的な観点から見るととんでもなく大変なことで、町の飲食店などからすると死刑を宣告されるようなものといっても過言ではないと思います。まだ爆発的な感染拡大が起こっていない今の時点で、経済活動を制限すると、後々大きな批判にさらされる事は間違いありません。かといって、PCR検査を受けている人が圧倒的に少ない日本の場合、すでに保菌者が巷にたくさんいることも想像に難くなく、爆発的な感染拡大が起こってから非常事態宣言を出したところで、医療崩壊を避ける事はできません。これも決断は遅すぎると集中放火の非難を浴びることも間違いありません。どちらを選択したとしても良い結果は待っておらず、まさに、行くも地獄、戻るも地獄の厳しい選択を安倍首相は迫られているのだと思います。
今までとは違うステージ。
日本でも毎日感染者が加速度的に増え続け、今までとは違うステージに入ったのは誰もが感じているところ、安倍首相は国の未来を左右する、しかも、どちらに転んでも賞賛されることが困難な大きな決断を迫られておられており、その心中を察したら本当に大変だろうと同情してしまいます。しかし、この手の選択は安倍首相だけに限られた事ではなく、事業所や団体の経営者や代表者は少なくとも、活動自粛を選べば経営計画の実行の遅れ、売上減だけではなく、顧客へ迷惑をかけたりと、重たい責任がのしかかってきますし、それを避けて普段通りの生活を続けた場合は、挙句、感染を広げることになるリスクを孕んでいるわけで、深く悩まずにはいられなくなってきました。もちろん、私も例外ではありません。
タイムラインを振り返る。
このブログで今回のコロナ騒動に対して初めてパンデミックという言葉を使ったのは2月14日でした。その時の記事ではクルーズ船での集団感染が報道され、水際対策で躍起になってにも関わらず、国内でポツポツと感染者が認められ始めた時で、私は全く他人事だと思っていました。それからウイルスはじわじわと全国に広がりはじめましたが、先月に福岡出張の際は、ホテルと新幹線がガラガラで助かっちゃう、程度の気楽な感じで、月末近くの東京への出張は流石に緊張感を持ってオンライン主体で数名のみで研修講座を行う弾丸日帰りとしました。神戸では相変わらず、私が主宰している勉強会やワークショップは全て開催しました。しかし、いつ非常事態宣言が出されてもおかしくない状態になり、どうしたものかと正直悩んでいます。来週にもまた少人数ですが、人事制度改革のワークショップの予定があり、ZOOMを使ってのオンライン併用開催にしていますが、内容が細かい説明が必要なだけに、テレビ電話で伝えきれるか?不安もあります。
結論は中途半端な決断。
事務所でも、設計スタッフがあまりにコロナの話題で盛り上がっているので、「明日から全員出勤禁止でリモートワークにしよう!」と冗談半分、本気半分で言ってみましたが、スタッフも本当は私がその決断をするのを待っているのかも知れないと思いました。そもそも、外に出歩く機会が多いだけに既に保菌しているかも知れないリスクは私が一番高いわけで、迷惑をかけるわけにもいかないと思ったりもします。そんなこんなですが、結局、今日の私の決断はやっぱり冷静に、神戸ではまだ30名程度しか感染者がいない現状を鑑みて事業所も、ワークショップもリモートをどちらかというと推奨して、対面で会うのは消毒、マスク、手洗いなど十分注意を払いながら、粛々と為すべきことを勧めていく。という事にしました。あとは、法的な強制力は無いと言われてますが、非常事態宣言が発令されてから考える事にします。それにしても、悩ましい。。
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