建築屋のおっさんが住宅ローンアドバイザーをする理由。

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神戸は今日も厚い雲に覆われました。
近畿地方の梅雨入りはまだの様ですがこの空模様をみるともう秒読み段階に入ったような、、
今年の梅雨はメリハリの効いたそれらしく、降る時は降るし、晴れる時は晴れるとか。
要するにお天道様のなすがまま、(笑)
受け入れて前向きに一喜一憂したいと思います。
天気がしっとりと落ち着いているとき?は事務所でデスクワークに限るのですが、それも午前中まで。
今日も昼からは今にも降り出しそうな空の下、マンションリフォームの打ち合わせや今年もそろそろ始まる国交省の助成金事業である地域ブランド化住宅のルール作りのミーティングと、おかげさまで忙しく歩き回りました。
毎年のことだとすっかりあたりまえになっているこの助成金事業、長期優良住宅+地域の活性化や環境に配慮した住宅を建てたら(個人住宅に)助成金がもらえる、地域ブランド化住宅ですが、冷静になって考えると、国民から集めた税金を個人住宅の建築に助成するという、少し前の感覚で考えるとあり得ないことです。
地域に根を張って活動されている工務店さんは気密性、断熱性をしっかり考えて設計施工されている会社が多い現状で考えると、ふつうに家を建てれば100万円なり130万円なり、タイミングが合えばゼロエネ推進住宅という名目で165万円というお金をもらえるわけで、高性能の住宅に住むのに国民から応援してもらっているようなものですよね、、
あり得ない、、
あり得ないと言えば太陽光発電。
関電から電気を買うのが24円、そして発電して売るのが38円、その差額は太陽光発電を載せていない人たちが払っているという今の状態は(ふつーに考えると)かなりあり得ないです。
しかも10年間(10kw以上は20年間も!)その価格を保証するなんて、狂気の沙汰といっても過言ではないと思っています。
もう一つありえないのが今の低金利ですね。
住宅ローンの金利が1%を切ったままの状態が結構続いていますが、これこそあり得ない金利だと思います。
そんなあり得ないことがアタリマエに起こっている今の世の中ですが、そんな状態がいつまでも続くなんて、やっぱりあり得ない訳で、戸建住宅に対する助成金事業も来期で終わると言われていますし、太陽光発電の売電価格は毎年クールダウンして当然だと思います。
そして金利も。
そして、実は助成金で百何十万というお金をもらうよりも、太陽光発電の売電価格が高いことよりも重要なのは住宅ローンの金利の上昇だったりします。
今がチャンス!と慌てて長期優良住宅の家を建てて、太陽光発電を張り切って搭載しても金利の上昇リスクに晒されると一切が無かったことになるどころか、人生設計を狂わされるほどのタフな状況になったりするのですが、金融緩和政策が長い間続いている現在ではそこにあまり注目される方は多くないのが現状です。
そんなこんなで、資金計画の基本的な考え方や最低限知っていてもらいたい住宅ローンのシクミを紐解くセミナーを継続して開催しているのですが、私(のような建築屋のおっさんが)住宅ローン、資金計画のアドバイス、啓蒙活動をするのには理由があります。
それは、今の建築業界では建築主(融資される側)のメリットと、アドバイスする側(銀行や不動産会社)のメリットが一致することがあまりにも少なく、
融資される側のデメリットがアドバイスする側のメリットになるという構図が根強くあるからです。
分かりやすく(乱暴に)説明すると、
ローンの相談というと銀行に行きがちですが、銀行は金利で利益を稼ぎます。
出来るだけ自行にリスクが少ない商品を進めるのは当然です。
もしくは住宅の広告を見て販売会社に行くと、住宅を販売することが目的なので出来るだけ多くの融資をスムースに銀行から引き出すのが最優先となります。
どちらも、出来るだけ金利を少なく、面倒な手続きをしてでも制度融資を受けられるような提案をするのが自社の利益と相反することとなる訳です。
建築主の住宅購入後の暮らしなどあまり関係がないですから、、
しかし、少しの知識があれば融資金額や金利を奨められるままに受け入れてしまうのではなく、自分でちゃんと選択して、納得したかたちで大きな金額を支払う住宅ローンの種類を選ぶことができるのです。
結局、融資額は同じとして、金利が低くなってそのメリットを建築主と共に享受できるのは誰か?
となると、私たちのような家を建てる前も、建てた後も延々とお付き合いをしていく建築会社しか無い訳です。
ローンを組んで住宅の購入をするという行為は、住宅がイニシャルコストではなくランニングコストとなるということです。
そして借り入れの基本はいくら借りれるか、では無くていくら返せるか?ということ。
分かりやすく例えていうと、毎月5万円を返済できるとしたら、金利が高ければ2000万円しか借りれないが、低金利であれば2400万円借りることができる、という事です。
建築主のメリットを一生懸命考えるのが建築会社のメリットに直結するという構図がここにあるのです。
そんなこんなで、資金計画の基礎知識を学んで頂くセミナー開催しています。
借り手側に立って、住宅ローンのシクミや選択基準、実際のローンの商品比較検討まで行なってしまいます。
ご興味がある方はお気軽に
http://www.facebook.com/events/519886784738420/
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