ハナクソのようなプライドを捨てるプライド。

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昨日は(想定内だが)予定外の松山泊となりましたが、なんとか予定していたミッションは全て終了。
クライアントのお店で一人焼き鳥とビールで打ち上げをしてから奥道後の(源泉を引いた安いけど居心地のいい)ホテルの温泉で疲れを癒してぐっすりと休みました。
今朝は朝早くにおきだして帰路を急ぎましたが、なんと、まさかの土砂降り。
走り出してみると高速道路50km規制中の看板が出ているという想定外の展開となり、これまた予定よりずいぶん遅い帰神となってしまいました。
豪雨と霧。。。

思いの外の長時間ドライブとなった訳ですが、その道中はというと、一昨日にお客様から厳しく受けたお叱りの言葉が胸に重くのしかかり、土砂降りの天気そのままの気分で四国から帰ってきました。

車を運転しながらいろいろと思いを巡らせて。。。
そろそろ神戸に着こうかという頃になって、最終的に決めたのは、今すぐにもう一度謝罪に行く、という事でした。
インターホンごしに門前払いを受け、厳しい言葉で追い返されたあと一日あけて、もう一度謝りに伺うというのは随分勇気とエネルギーがいることでは有りましたが、この重たい気持ちをなんとかするには自分から行動するしかないと思いました。
車を走らせながら考えたのは『プライド』ということ。
私のようなちっぽけな人間のプライドとは何を守ることかと考えました。

思いついた私の『プライド』とは、義理は絶対に欠かさないことであり、

それは、
今までご縁をいただいてお世話になった方にご恩返しをすること。
信頼を寄せていただいた方に誠意を持って応えること。
自分の非をいい訳をせずに認める事。

自分の至らなさからの誤解で怒りを買ったらその誤解を解くこと。

ボロ雑巾のように言われても面と向かってしっかりと謝罪をする事。

お客様から決して逃げないこと。

最後まであきらめないこと。

だと思ったのです。

神戸に帰ってきてすぐに早速時間を作ってお客様先に出向きました。

案の定、「何しにきたんよ」という言葉とともに一昨日と同じような厳しいお叱りの言葉の繰り返しを頂くことに、、

しかし、今回は長いお付き合いを頂いてきて私の中に確かに甘えは有ったが、

お客様が思われているようなことは私の気持ちには一切無いということ、
初めてご縁を頂いた10年以上前に20坪程の小さな倉庫兼事務所から創業した時と気持ちは今も全く変わっていないということ、
長い間社員共々本当にお世話になって、そのご恩を忘れたことは一度もないこと、
今のすみれが有るのはその当時、何も無かった私たちを信頼して下さったお客様居たからこそだと思っているということ、
何とかもう一度お付き合い頂くチャンスを頂きたいというようなことを素直にお伝えしました。
結果、なんとか誤解は解けてお許しを頂くことになり、「もういいわよ」と言われていたご相談も改めてお聞かせいただけることができました。

「じゃあ、これまで通りのお付き合いでいいのね、」

最後にそう言っていただいたときは不覚にも思わず涙をこぼしてしまいました。

それからずいぶん長い時間お時間を頂き、帰る頃にはには自家製の有機野菜を畑から摘んで持たしていただくなどすっかりいつもの通りに振る舞って下さいました。

本当に、心から安堵したした次第です。
結局、本当に大事なことは理論や理屈なんかじゃない。
私たちの仕事は常に人と関わる仕事です。
気持ち、感情、思いやり、気遣い、そして相手の心の痛みをどれだけ感じることが出来るか、それが論理性なんかよりもずっと重要であり、表面上の理論武装が出来ているからといって、人と人との本当の信頼関係の構築には何の役にも立たない、という事が今回のことで本当によくわかりました。
心が感じる通りに行動すること、いや、その前に感じる心を持つこと。
(私の中で)最近旬のテーマに帰結して、やっぱりこれが大事なことなのだとつくづく感じた梅雨らしい一日となりました。
大きな自省の機会と、学びを頂けたことに心から感謝申し上げます。
心謝。
夕方は(私の心の中同様、)晴れ間が戻ってくれました、本当によかった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

全ての人に快適な住環境を提供したい! 

投稿日: カテゴリー 未分類

「ハナクソのようなプライドを捨てるプライド。」への3件のフィードバック

  1. 千晶さん、ありがとうございます。
    ご心配をおかけしました。
    しょうちゃん、今度のお稽古でね、

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