JBN若手大工育成P始動 @人にやさしい家を考える会

令和2年7月29日 晴れ

県外の客はお断り。

昨夜遅くから九州、筑後市に乗り込んでます。久留米から在来線の特急で2駅、羽犬塚という変わった名前の駅の近くのホテルで朝を迎え、いつも通りに筋トレをした後、みやま市の公民館に移動、 JBNが若手大工の育成の為に国土交通省からの補助金を投入してスタートさせた若手大工を育成するプロジェクトの講師としてコロナ感染拡大が危惧される福岡県にやってきました。福岡県とはいえ、みやま市は熊本とのちょうど真ん中あたり、コロナの感染拡大リスクなど微塵も感じることのない雰囲気で、昨夜、夕食に行こうとホテル近くの居酒屋を探索していると、「県外からの客はお断り」との張り紙の店があるくらい。関西からの来訪者の方が警戒されてる様です。。

踊らされるのを自粛。

一旦、収まりかけたコロナ騒ぎがこのところまた再燃しつつありますが、私は一応、PCR検査の増加と共に増える感染者数の報道に踊らされるのは自粛しようと思っていて、死亡者数、重症化数の推移をみて、リスクの判断をすることに決めておりまして、一度決めた予定は全て変更することなく、粛々と遂行することにしています。昨日は倫理法人会での講話に行きましたし、明日は神戸で人事制度改革、組織革命のWSを開催します。今日からスタートする大工育成プロジェクトの計画は数ヶ月前に計画を固め、今年の年末まで12回に渡りビッシリと九州に通うスケジュールをしており、私自身楽しみにしていたこともあり、少々のことでは(受講生にコロナ感染者が出ない限り)中止も変更もする気はありません。

職人は道具じゃ無い。

今回、私が講師を務める若者向けの講座は、いつもの一般社団法人職人起業塾の主催ではなく、JBN(全国工務店協会)がカリキュラムをまとめられており、主催はその下部組織である「人にやさしい家を考える会」です。当然、というか相変わらずというか、技術面のスキルアップに重きを置いたカリキュラムとなっており、大工見習いに簡単な作業をスムースに行える技量を身につけさせることで、厳しい費用負担(未来への投資ですが、)を伴う若手大工の採用、育成をサポートする狙いが随所に見え隠れします。それも大事なことだと思いますが、「職人は道具ではない。」という私の信条からすると物足らない部分が多く、今回の講師の依頼もそんなカリキュラムが決まっているのを見て、正直、受けるべきか迷いましたが、依頼頂いた先が職人起業塾の福岡の現地事務局をお願いしている「人にやさしい家を考える会」だと言うことで、十分私の理念、信条をご理解された上でのご依頼だと考えお受けしました。

何の為に大工をするのか?

そんな経緯もあり、今日の開講はオリエンテーション、職業人としての自覚と責任、現場での安全衛生がテーマでしたが、一応、テキストの内容も踏まえながらも、ほぼ、いつもの私の持論を思いっきり展開して、現場価値、職人の価値を最大限生み出せる職人になれ!と若者たちに熱く語りかけました。全国で一斉に行われている大工育成プロジェクトの内容とは随分毛色が違うことになったのは想像に難くないですが、参加された受講者達は皆真剣な眼差しで終日私の言葉に耳を傾けてくれましたし、「わかったか?」と質す私の問いに気持ちよく「はい!」と答えてくれておりました。全員、単に基礎的な技術を学ぶ研修だと軽い気持ちで参加していたのでしょうが、人生の意味や、建築の仕事を行う目的、自分自身の良心に向き合った判断を選択し続ける在り方、そして習慣化の力を身につけることの破壊力を理解し、実践への一歩を踏み出してくれる雰囲気を醸していました。

建築業界の未来を切り開け!

今回スタートした若手大工育成プロジェクトの詳しい内容についてはまた改めてこのブログでご紹介して行きたいと思いますが、とにかく私が目指しているのは、3人目の煉瓦職人と言われる、百人いれば全員が仕事を頼みたい、と言われる様な職人を量産することであり、圧倒的な信頼を得る若い職人が活躍することで事業所の未来を切り開き、地域に根ざす地場工務店がそのブランドを確立することです。地域毎にそこに住まう人の安心と安全を担い、雇用と需要を創出する私たち地場工務店こそが鎖国時代と言っても過言では無い、グローバル化のリスクを肌身で感じたこの度のコロナ騒動の後、経済の中心を形作るローカリゼーションの中心的な役割を担うべき存在であり、それを実現するには職人達が若者に憧れられる存在になる必要があります。本日の開講に当たって、建築業界の未来の動向の鍵を握るのは君たちだ!と檄を飛ばしましたが、同時に私自身の責任もブーメランの様に返ってきて胸に突き刺さりました。これから半年間、渾身の力を込めて若手大工の育成に情熱を注ぎたいと思います。熱く行きまっせー!(笑)


信頼され選ばれるリーダーのための
職人起業塾 マネジメント革命研修 〜経営の未来をつくるイノベーション〜

コロナ禍の下、大きく世界が変わってしまった今、生き残るには、マス・マーケットに広く浅くアプローチするセールススキルではなく、狭く、深く質の高い顧客との関係を築くマーケティング思考です。理論と想いを仕組みに転換し、社内に落とし込んで運用できる様にリーダー向けに少人数での研修を開催する事にしました。経営者、経営幹部、リーダー候補の方に一緒にご参加頂き、マーケティング思考のマネジメントを社内に根付かせて頂きたいと思います。
詳細はこちらから→https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/koza-2/management/


アフターコロナの今こそ内部からの強化を図るWS再開します。

※定員に達したため、募集終了しました。8月も開催予定の先行予約はこちらから→https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/application/contact/

【現場人材戦力化の人事システムの運用編のWS】
これからの圧倒的な職人不足時代に備える職人・施工管理者の採用、育成に必要な組織体制構築についてのワークショップの第2弾運用編です。ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
https://www.facebook.com/events/2792733910985295/

古典的マーケティング理論を学ぶ場、一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトにセミナー、WS等の情報を集約しています。
原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。
全12回の実践型現場マネジメント理論のpdf、動画なども公開しています。
その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。
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