隠れたリソースに気付く方法。#第84回継塾

令和2年8月19日 快晴

自分だけ良けりゃ良いってもんじゃ無い。

神戸も殺人的な暑さが続きます。水曜日は基本的につむぎ建築舎は定休日なのですが、世間が一斉に動き出すお盆明けらしく、忙しい1日になりました。早朝は朝活BNIのmtgで、メインプレゼンテーションを務めて、朝っぱらから私が何のために事業をしているのかを熱く語らせて貰いました。その内容を一言にまとめると、今だけ金だけ自分だけ思考の最低の人間だった私は自分の身勝手さと価値の低さにほとほと嫌気が差し、その無意味な人生を逆転させたい、変わりたいだけで、自分だけ良ければいいのでは無い、金以外の価値を生み出したい、未来に繋がる事をしたいを願い、それに向き合う事が現在の株式会社四方継、一般社団法人職人起業塾の事業そのものになっていると言う事、自分を振り返るいい機会になりました。(^ ^)

超過密スケジュールに萌える。

早朝のビジネスmtgを終えた後は、新規の新築計画のお客様との面談、昼にも現在見積もりを進めている大型案件の打ち合わせ、昼からは新建ハウジングが主宰するzoom mtgに参加、夕方から会計事務所さんと月次の決算報告と今期の決済予測と今後の計画の見直し、陽が沈んだ後は毎月開催している無料のマーケティング勉強会「継塾」と夜中までの懇親会。夜明け前から日が変わるまで行き着く暇も無いくらい時間に追われ、久しぶりにアドレナリンが吹き出しました。「オレ、いけるか?大丈夫か?」とドキドキしながら自問自答するのは最高です。(^ ^)

ホットシート。

そんなクソ忙しい1日の締めくくりとなった第84回継塾は3か月に一度、参加メンバーの中から一人をピックアップしてその人のビジネスモデルを全員で考え、問題解決や新たな収益モデルの構築を提案するホットシートの回となっておりました。今回、その熱い席に座ったのは神戸の工務店業界のサラブレッド、株式会社宮下の浮村くんで、職人起業塾の卒塾生の中でも、抜きん出て継続して学びを続けている私も大きく期待を寄せている若手工務店経営者です。2年前に職人起業塾半年コースを受講していた時は単なる一社員でしたが、卒塾後、コツコツ学びとそれを元にアウトプットを継続し、業績にも大きく貢献して社長に認められ、あっという間に次期社長になる事が決まりました。

これからはこれまでの延長線にない。

今回、浮村くんは弱冠30歳にして来期からの社長就任に際し、もうワンステップ飛躍出来るようにと、ホットシートに立候補されたとのことで、これまでの2年間、やるべき事を確実に積み重ね、業績を押し上げてきた自負を持ちながらも、先行き不透明、不確実、複雑、曖昧なVUCAの時代に突入し、これまでの延長線上ではなく、新たな収益モデルを考える必要性を感じられていた様です。ファシリテーターを務める私もその部分を参加者の皆さんに鑑みてビジネスモデルを考えてあげて欲しいとお願いをしました。その結果、3つのグループに分かれてビジネスモデルキャンバスを使ってまとめてもらった提案はどれも既存のWeb、コンテンツブログを活用した新築中心の受注モデルとは一線を画す、面白そうな案になっておりました。

外の世界に出る意義。

今回のホットシートで私と同業の若手経営者の浮村君のホットシートのワークショップを行ってみて改めて気付いたのは、自社の持つ、まだ生かし切れていないリソースに本人は全く気づいていないということです。真面目で勉強熱心な彼は事前に社内の広報担当者とビジネスモデルキャンバスのワークショップを行って来られていましたが、現状の事業を整理するに留まって、斬新なアイデアのタネを見出すことは出来ていないようでした。社外のしかも異業種の人達やユーザーに近い人との交流の場を持つことの意義を再確認されたと思いますし、私も勉強会を主宰する立場として、その価値を改めて感じました。浮村君には皆さんから貰ったアイデアを実業に落とし込み、更なる飛躍を遂げてくれる事を切に願います。継塾にご参加頂きました皆様、ありがとうございました。引き続き共に学び、実践で裏を打って哲学を紡ぎ出して参りましょう!


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