JUGEMテーマ:日記・一般
昨日の厳しい風雨は空気中の塵を吹き飛ばし、汚れを洗い流してくれたかのよう、
色々とトラブルもありましたが、おかげさまで朝の空気は澄み切っておりました。
昨夜、名古屋に着いたときはJR全線運行見送りという状況に名駅はパニック状態、一時はどうなることかと思いましたが、(持ち前のツキを発揮して、笑)何とか1時間40分遅れの新幹線に乗り込み関西に帰ってくることが出来ました。
が、あろうことか少しだけ神戸を行き過ぎるという情けない結末を迎えました。(涙)
まあ、早起きしてなに食わぬ顔をして出社出来たので別に問題は無かったのですが、、
久しぶりにアイドル犬チャックとの散歩にも行けましたし、よしとしておきましょう。
午前中は雑務を片付けて、昼からはマンションリフォームの現場へ、
少し築年数の経った物件ですが、センスのいいお施主様の意向をしっかりと反映してオサレーな部屋になる予定です。
海のすぐ側ということで、ロケーションもバッチリ、完成が楽しみです。
忙中閑あり、現場の帰りには工事の無事を祈願して大好きな須磨の天神さんにもお参りをしておきました。
この天神さん、きれいに朱色に塗られた本殿には『成す』のご神体が鎮座しておりまして、お願いすれば物事を成すことが出来るという霊験あらたかな神社でして、昔から大変お世話になっております。
この度もよろしくおたの申します。
さて、お題目はやっとこさ終わりを迎えたスタッフとの面談のこと、
工務部の面談のトリを務めたのは中国から受け入れている実習生2人でした。
すみれに配属されてまだ9ヶ月ではありますが、持ち前の勤勉さを発揮して休日も自主的に事務所に出て来ては、すみれママ☆と日本語の勉強を続け、あらかたの日本語は理解出来るようになったという優秀な若者です。
わざわざ中国まで面接に行った甲斐があったと、非常に喜んでいる訳ですが、彼らは日本語の習得だけに留まらず私たちの考え方や、習慣、取り組みを理解しようと必死に頑張ってくれています。
面談では他のスタッフと同じヒアリングを行なうのですが、彼らの回答には心を打たれるものがありました。
今回の面談のテーマの一つは目的に対する考え方について聞くことでした。
Q;すみれで働く個人的な目的は?
Q:会社が掲げる目的を自分なりの解釈をすると?
Q:その為に自分がやるべきことは何?
というような質問に一生懸命に考えて答えてくれ、
A:経験を積み、スキルを身につけて家族を幸せにする。
A:お客様の幸せな暮らしを提供すること。
A:きちんとした挨拶と笑顔を絶やさない
等々、まるで教科書でも見ているのかと思うような模範的な回答。
その中でも私がグッときたのは、
Q:今現在、社内で担っている役割は?
と言う問いに対しての彼らの答え、
A:掃除です。
A:養生です。
と胸を張って答え、きれいに掃除をしてお客様に喜んでもらえました、とか、マンションの廊下を延々と養生してお客様にお褒めの言葉を頂けました、というその価値を身を以て体感したことまで嬉しそうに話してくれたことでした。
当然、現場担当の先輩に指示されてしているとは思いますが、掃除や養生と言った工事の付属のような仕事にお客様の喜びを作る、という私たちの理念を理解し、誇りを持って取り組んでくれていることが本当に嬉しくて、、
それは、
「絶対に御社に取って大きなメリットとなる優秀な人材を受け入れてもらえるように、誰もが出来ないと言った日本語力と人間力を兼ね備えた教育体制を作ってみせる」
と言っておられた今は亡き外国人実習生斡旋機関の組合理事長と、その遺志をついで、
「絶対に後悔はさせない、私たちの取り組んで来た成果を見て下さい」
と、鬼気迫る形相で実習生の受け入れ再開を勧めに来られた役員さんの想いがまさに現実となって私たちに大きな力を貸して下さっている瞬間でした。
『夢は叶うもの、叶うから夢なんだ。』
という急逝する直前に葉書で送られてきた前理事長のメッセージを思い返し、面談の最中、少しウルッとしてしまいました。
そして、その理念は今も脈々と生き続けているのです。
現在、日本と中国との間には様々な難しい問題があり、決して良好な関係だとは言えない状態であるのは確かです。
しかし、国家間の問題を人と人との個人間の問題に置き換える必要などある訳も無く、私達はこれからもずっと本当の意味で彼らとのWIN-WINの関係を構築していきたいと思っています。
頂いたご縁全てに心から感謝を捧げつつ、
深謝。
すみれ建築工房 ミッションステートメント
創業時から変わらない私達の“想い”
それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。
しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。
それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。