昨日は、全国電磁波測定士協会の総会に出席して来ました。
ずいぶん以前から一部では問題にされてきたにもかかわらず、なかなか陽の下に出ることが無い、日本独自のインフラの構造的な問題による見えない不安。
その解消にコツコツと地道な活動を続けておられる方々との情報共有と意見の交換の場でした。
一番、影響を受けやすい住宅の環境改善に対するここ最近の意識の高まりと共に、最近私たちのような建築会社がアタリマエのように電磁波からの人体に対する負荷を軽減した住宅(※オールアース住宅)の技術を採用するのが爆発的に増えて来ました。
放射能と同じ、目に見えない不安である電磁波問題もここに来て新しい局面に入って来たように感じています。
特許認定を受けたその電磁波対策の技術と、その原因を調べ、対策後の検証をする測定技術に対してもより精密でプロフェッショナルな対応が求められる時代になってきたというのが今回の総会でのメインテーマでした。
時代のニーズに応えるために、今まで10数年草の根運動的な広がりで培って来たその認定制度を今一度見直し、生活者により一層の安心とエビデンスのとれた安全を提供出来るようにならねばならない、という事なのだと思います。
世の中で、問題と思われていないような問題。
それを提起して、目の前の現象への対処、快適な生活を実現するということだけではなく、将来に対する不安を払拭し、本当に長年に渡る健康を手に入れることが出来る環境を作る提案を行なうこの協会の活動は、ただのビジネスというだけでは片付けられない大きな使命をになっています。
それだけに、半分ボランティアと言って良い程の啓蒙活動に尽力されている方も多く、大げさにいうとそんな方々の犠牲の上に成り立って来たと言っても過言ではないと思っています。
しかし、どんなに価値のある事業でも、人の犠牲をもって成り立つようなものは絶対に長続きする訳も無く、それは間違ったスキームとしか言いようがありません、
それを変えていくのはそんなに簡単なことではなく、ひとつ間違えれば事業そのものを継続することさえ困難になります。
そして、それはどんな事業でもおなじ事であり、私たちのような小さな事業所にも当てはまることではないのかと、、
決意と覚悟。
現状を変えるには大きなエネルギーが必要であり、その原動力は理想の姿を追い求める心の中からわき起こる『感情』ではないかと思います、
そして、現実を変化させて理想のカタチに近づけていくには絶対に決意を持たなければならず、その決意を持続させるには覚悟が必要。
そんなことを感じた今回の東京への出張となりました。
決意と覚悟を持った経営者が私の周りにはたくさんいることに改めて気付くと共に、決して諦めない情熱を感じ、大きな刺激と勇気を頂いた気がします。
自分自身に、もう一度、「覚悟を決めろ、」と言い聞かせながら帰神の途につきました。
素晴らしいご縁と出逢いに心から感謝します。
ありがとうございました。
すみれ建築工房 ミッションステートメント
創業時から変わらない私達の“想い”
それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。
しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。
それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。