でもね、と、ですよね。

年末まであと6週間。
忘年会の誘いも激しくなって来て、いよいよ今年も年末が近づいて来た感じがしてきました。
この時期になるとやっぱりなにかと気忙しく、年内に済ましておかなければならないタスクの多さに焦りがにじみ始めます。
しかし、時間は絶え間なく流れる川のように途切れる事が無く、悠久の時を刻んでいきます。
「年末を越して新しい年を迎えるからと言って世界が終わるわけでなし。」
と、いつも思うようにしてはいますが、(苦笑)やっぱりけじめはつけたいもの。
やり残している仕事の多さに焦りまくっているこの頃です。(汗、)
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今日も昨日に引き続き、事務所にてガッツリ引き蘢り、図面や見積りなどの実務に明け暮れました。
現場に行きたかったのをグッと堪えて、今やるべき事に集中。
それでもなかなか進まないのは相変わらずタイムマネジメントが上手でないからなのかも知れません、、日々反省しきりです。。
さて、お題目は、先日開催した職人起業塾での振り返りです。
第三回目を迎えたこの塾では、一番初めのオリエンテーションで出たテーマに沿って深堀をしています。
今回は、起業するにあたり、非常に大事な、『仕事を取れる人になる』というテーマでした。
どんな人に仕事を頼みたいか?という質問をメンバーにしたところ、
 

知識がある+論理的根拠を示せる人
 

という人物像が浮かびました。
そうなる為には?という問いに対しては、
 

→現場での経験を積む

→セミナーに参加、ネットで情報を調べる、人から情報を収集

→不確定要素を調べる、分からないことは最後まで調べる

→行動力がある。

→初見が好印象

→仕事の内容が良い

と言った答えが返って来ましたが、要するに納得してもらえる様な根拠を示す事が重要だという結論に達しました。
で、誰にでも『ですよね、』と言ってもらえる様になればおのずと仕事に結びつくのではないか?ということに。
それは、なにかというと、
一つは『法律』である。
正しいか、正しくないかでは無く、法治国家である以上、それに従うことはアタリマエではないか、ということ。
もう一つは、『自然の摂理』ではないかと。
なんのことかというと、
 

太陽が東から上り西に沈む、
カタチあるものは全て壊れる、
人は死ぬ、
重力の法則、

夏は暑くて冬は寒い、
太陽と空気と水が無いと生物は生きれない、

種を撒かなくては芽は出ない。
等々、誰もが、『ですよね、』と言わずにおられないコトって、山ほどあるのです。
これを実際の仕事に置き換えてみると随分難しい様に思いますが、日々の業務をしているうちに、結構実践していたりもする訳でして、
例えば、と、顧客先での実際のやり取りを聞いてみると、

 

うまく行くパターンは、相手の立場を理解して、相手の土俵で、相手のメリット(決して金銭的だけででない)を示す。
 

うまく行かないパターンは、自分の作ったプランの内容の説明をしても、相手の理解度を確かめなかった。依頼の本当の理由を聞けていない。
これって、ひょっとして、水を撒かないと芽が出ないレベルのアタリマエの話じゃないの?って事になりました。

結局、自然の摂理を身につける為に必要な事とは、
 

観察力。
だったり、

 

相手の気持ちに共感する。
だったり、

 

相手の立場に立つこと。
だったり、

 

自分の状態を整える。慣れと驕りを無くすこと。
だったり、

 

相手を想いやり、理解するように務め、理解してから最後に理解してもらう。
ってことでは無いのか。
要するに、自分自身の在り方を見つめ直すことが、信頼を得る事に繋がり、『自然の摂理』に従って判断出来るようになるのではないのか、という結論を導きだしました。
信頼無くして受注無し、です。
書いてみると簡単なんですが、実際にやるとこれがなかなか・・・、(苦笑、)
そう言えば、「いい提案が有ります!」と言って来社される営業マンに限って、自社の良いところをしゃべりまくって、反論というか、デメリットを指摘すると、
『でもね、社長、』
と、切り出します。(笑)
今日来られた営業の方は、『でもね、社長、』を10回は言って帰られました。
そんな対立した立場で、受注はないと思うのですが、、、
自分に、または自分の商品に自信を持てば持つ程、陥りやすい説得営業、気をつけたいと思います。
一つずつの『ですよね、』を積み重ねて、言葉だけではなく行動でも信頼を勝ち取って、WIN-WINの関係性の中で仕事をする事をいつも頭の中心に、いや心の中心に置いてお仕事に向き合いたいと思います。
そんな事を、考えさせてくれる、『でもね』営業マンさんにも感謝。(笑)

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久しぶりにトイレの神様の写真。
明日に上棟を控えた垂水のオールアース住宅の向かいで、いつも良くして下さるお店のトイレに飾ってありました。
舟磯さん、いつも親切にして頂きありがとうございます。
 

すみれ建築工房の目指すサイクル

 

創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。



お客様に安心と安全そして心地よい環境を提供して、また次の仕事へと繋げていく。
それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を果たして社会に貢献することを事業の目的としているから。


自然の摂理に逆らうのではなく、アタリマエの連続で自然な流れを作って行く。

だからこそ、業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。



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