令和2年12月4日 快晴
大工デザインの寿司屋さん
いい天気の日が続きます。今日は久しぶりに三宮で改装工事中のお寿司屋さんの現場に顔を出して、現場責任者の大ちゃんにあれこれ口出し、ではなくアドバイスをしてあげました。寿司こそが日本の食文化の集大成であり、フレンチやイタリアンなどの高級フルコースなんかよりも格段に文化的価値が高いと思い込んでいる寿司好きオッサンの私としては、自社施工物件のお寿司屋さんが三宮の中心地、北野坂に出来るのは非常に楽しみで、とにかくカッコいい店にしてくれと店舗デザイン担当も兼ねている大工の大ちゃんに頼んでいます。もちろん、実行予算内ですが。(笑)
空き家対策プロジェクトチームキックオフ!
店舗工事の現場の後は、このところ気に入って会合で良く使っているハーバーランドにある元ホテルニューオータニ、現在はザ・マーカススクエアにて、新たに設立する任意団体、空き家対策プロジェクトチームのキックオフ会議でした。この新たな取り組みは、BNIで一緒に活動している弁護士の遠藤先生の「街の美観を損ね、経済を停滞させ、地域住民の危険に種になる空き家を積極的に取り組んで何とかしなければならない!」との熱い志に共感し、同志を募った事で誕生したこれまでにない新しいプロジェクトチームで、弁護士、建設業以外にも司法書士、保険業、不用品、廃材処分、税理士、リフォーム会社、不動産業と空き家対策に必要な全ての業種が一堂に会し、連携をとりながらそれぞれの専門分野の強みを生かし、迅速に問題解決に向けたアクションを遅滞なく進める仕組みを作り上げます。
深刻化する空き家問題
実際に私たちも、少し前にお客様から、強風が吹くと隣の空き家の瓦が落ちてきて非常に危ないので何とかならないか?と相談を受けましたし、広島の刑務所からの脱走囚が、瀬戸内海の島の空き家を渡り歩いて暮らしていたと言う報道もあったり、誰も住んでいない家から不審火が起こって火事になることも少なからずあるようです。大体、人が住まないと建物ばどんどん朽ち果てていくもので、長年放置された空き家は、雨水が侵入し、シロアリが食い荒らし、台風や地震の際に倒壊する危険も歳月とともに高まります。全国的に見れば、10年後には全体の3分の1が空き家になると言う統計も出ており、このまま放置して問題を先送りする時ではなくなっているのは明らかです。
深刻化する理由。
この空き家問題、どんどん深刻化している理由は、必要なくなった家を解体処分するにも、売却するにも、一筋縄ではいけない複雑な問題が絡み合っていることが多く、しかもその問題は案件によってバラバラです。近隣の人が長年空き家になっているのを気にかけて、自分の街を守るために、どこかに相談して解決しようと思っても、自治体でも、弁護士でも、不動産業でも、建築会社でも、司法書士でも、それぞれ単体で問題解決することができず、様々な専門家間で横断的に問題解決を図らなければ一向に前に進まないのです。それならばいっそ、すべての専門家が揃っているワンストップサービスの窓口を作って、情報を共有しながら適材適所の人員が活躍し、一体となって問題と月に住めるような仕組みを作ったらどうか、というのが今回のプロジェクトの基本的な考え方です。
複雑な事は単純に
無いんだったら作ったらいいじゃん、と言う感じの単純で短絡的な思考に寄り掛かって発足したように見えるかもしれませんが、大体世の中の真理は、すべからず表裏一体であり、複雑な事は単純に、単純な事は深掘りして丁寧に考えてみるのが本来あるべき姿だと私は思っています。神戸の街をきれいな街並みにしたい、そこに住まう人の不安を解消したい、負の遺産になってしまっている嫌われ者の土地をもう一度価値あるものとして復活させたい、そんな熱い思いを持ったメンバーが集まった空き家対策プロジェクトチームはひょっとしたら、大きなムーブメントを巻き起こす可能性もあると思っています。今日のキックオフイベントはたった12人でのスタートでしたが、今後はどんどん同じ志を持つ仲間を増やしていきたいと思っており、随時メンバー絶賛募集中です。気になるなと思われる事は気軽に高橋までご連絡お願いします。一緒に神戸の街をいい街にしませんか?
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