昨日の大荒れの天気の影響か、今朝の神戸はずいぶん冷え込みました。
しかし日が昇ると春らしい日差しに照らされて日中は随分暖かくなり一安心。
昨日は1日中雨という天気予報でしたが、朝目覚めてみると朝日が顔をのぞかせてました。
ラッキー!と喜んで先週1週間飛ばしてしまった日曜日の朝の習慣であるランニングに、雨が降り出す前にと急いで出かけました。
春の海、そして1年に1度きりの花見run。
青空には恵まれませんでしたが、満開の桜並木の下を走るのは本当に気持ちのいいものでした。
走り終わるのとほぼ同時に雨と大粒の雹が降り始め、早起きしてよかったと胸を撫で下ろしました、相変わらずツイてます。(笑)
さてお題目、実は私非常に格闘技が好きでして、最近はめっきりと離れてしまっているので「好きです」というよりは「好きでした」という方が正しいぐらいですが、、
子供の頃、好きだった女の子がなぜか向こうの方も好意を持ってくれてたようで、彼女から勇気を振り絞って自宅に電話をしてきてくれたことがありました。
飛び上がるほど嬉しい出来事だったのですが、なんとその時、カンムリワシ具志堅用高のタイトルマッチの放映が丁度始まった時だったのです。
その時私がとった行動は、好きだった女の子よりもカンムリワシを選んで、後でもう一度電話かけ直してきて、と言って電話を切ったのを今も覚えています。(笑)
後でその女の子に聞くと、
「勇気を振り絞って電話をしたのにその態度は何よ!」と随分憤慨していたとのことです。(苦笑)
そんなことを思い出しながら、昨夜は久しぶりにWBCのタイトルマッチを見ていました。
井上尚弥選手20歳、アマチュアで輝かしい成績を収めていたにしてもプロデビュー6戦目にして史上最速での世界挑戦となった昨日の試合では28歳の世界チャンピオンが文字通り手も足も出せないまま一方的な敗北を喫しました。
身体能力の違いとか筋力の違い、動体視力違いと井上選手が勝っていた事はあるにしてもプロでたった6戦目の選手がここまで圧倒的な力の差を見せつけてチャンピオンを倒すとは本当に驚きました。
昨夜のタイトルマッチを見て感じたのは新しい時代の幕開けです。
ハードパンチャーと言われていたチャンピオンの拳が空を切り続け、得意の接近戦に全く持ち込めないのは井上選手が徹底的にチャンピオンの戦法を研究しその対策をしっかりと講じていたからなのだと思います。
対戦相手の研究など、今時アタリマエだと思いますが、その精度が決定的に違っていたのではないか、と。
ハングリー精神と言うメンタル面の強さが最も大事だとされてきたボクシングの強さの定義が少し変わったのを感じたのです。
モチロン平成生まれ、ゆとり教育の世代でもあると思いますが、円周率を『3』で育ったような今時の若いモンは、という批判めいたことをその世代の若者に言うのを控えなければ、とも。
価値観の違いは私たちがもっていた泥臭い強さに興味が無い代わりに、違う次元のしなやかな強さを培っているのではないのかも知れません。
でも、四角いジャングルや空手バカ一代、明日のジョーやリングにかけろで育った私たちおっさんの心に火を点してくれることが出来る訳で、、
彼が作って行く新しい時代見守って行きたいと思います。
いよいよダイバーシティーの時代です。
お疲れ様です!
井上選手、本当に強かったですね!
今いる日本の世界チャンピオンの中でも
頭一つ飛び出るチャンピオンになるような気がします…
身体能力やボクシングセンスの高さはとても感じましたが、
それ以上に感じたのが彼のハートの強さでした♡
勝ってみんながリングに上がってきた時に、
家族やジムへの感謝をすごく感じました。
今の日本は貧しいこともないから、そこんところの精神は作れないと思いますが、
誰にもまけない強いハートを持って、誰よりもほんの少し練習しないと、
世界一にはなれないと思いました。
しょうちゃん、ハートの強さはハングリー精神だけが培うのもでは無く、豊かさマインドから育まれることもあるのかも知れませんね。
まあ、それにしても桁違いの強さでした。