今にも降り出しそうな曇天の朝でした。
今朝は少し早く起き出して、いつもの習慣であるアイドル犬チャックとの散歩や腹筋や腕立て伏せの筋トレをこなした後、北播磨へ、
日本のへそ、と呼ばれる西脇市の隣の加西市まで店舗改装の物件確認に伺いました。
今まで何度も繰り返し数え切れないくらいたくさんの仕事を依頼してくださっている大のお得意様からの依頼で、アンティークショップに販売のブースを作りたい、との事でした。
行ってみると、大きな倉庫の中には綺麗ブースが並んであり、それぞれ特徴を持ったアンティークグッズが並べられておりました。
さすが、『アンティークモール』という名称を語るだけの事はあるな~、なんて感心しながら広い店内を(そんなことをしに行った訳ではありませんが、)じっくりと見て回ってしまいました。(笑)
アンティークというと洋風の古物と思いがちですが、意外と和製アンティーク、所謂骨董品も数多く陳列されており、古く、立派な箱に花押が書かれているような茶碗や水差しなどの茶道具もたくさんで、つい時間を忘れて見入ってしまう所でした。
一つずつ手に取って、いいモノを探したい衝動に駆られながらも後の予定が詰まっていたので今日の所はグッと堪えてやるべき事だけして、さっさと帰途につきました。
それにしても、アンティークや骨董品って、宝探しにも似たようなワクワクした気分にさせてくれます。
古いものや美術品に対して決して造詣が深い訳ではありませんが、そのものの価値が高いか、そうでないかは別として、妙に惹き付けられるものを見つけたりする事が有り、お客様先のアンティークショップに仕事で行くと訳も無く時間が掛かったりします。
で、良いか悪いかも良く分からないものを買って帰って怒られる。(笑)
どうせ買うなら新品の方がいいやん、という価値観はモチロン有るのですが、アンティークに惹かれる方は多く、私の回りを見渡す限り、決して少数派とは言えないような気がします。
先日、予備校の先生の冠番組を見ていたら、脳科学者の茂木先生が出て来て、記憶についての講義?をされておりました。
その中で、記憶に残すにはイメージにして脳に焼き付ける事と、ストーリーとして覚える事だと言っておりました。
ま、小田全宏氏のアクティブ・ブレインの講座と待ったく同じ話ですが、ビジュアルで強烈に印象に残すだけでは人は多くの事を覚える事は出来ず、ストーリーにすることで脳が興味を示すという事のようです。
古いモノはそのモノ自体が美しいという事ではなく、その姿に刻んで来た時間を見る事、物語を想像する事で勝手に脳が興味を示すのではないでしょうか。
そう考えると、人間も年を取って、その人を見るだけで長い年月を経てきた物語に価値が有るような、そんな風に見られる様になりたいモノだ、なんて。
♪人生はゲーム、誰もが自分を隠しているだーけの寂しいゲームさ~♪
という、歌が昔流行りまして、実は私、その歌が大好きでした。
しかし、人生と言う名の物語は多くの責任を背負いながら作って行くわけで、若い時に錯覚していたような決してゲームではないという事を最近になって少し分かった気がしています。
人生がゲームではなく、物語だ。と言うのは一か八かを繰り返して来た私にとってまあまあ大きなパラダイムシフトだったのですが、、(笑)
とにかく、この度十数年に渡り、数え切れないくらいの工事のご紹介をし続けて来てくれたお客様のご依頼、今までの感謝の気持ちを表せるような工事をして喜んで頂ける様にしたいと思います。
K様、いつも本当にありがとうございます。
今回も、スタッフと力を合わせて精一杯の努力を致しますので、宜しくお願い致します。
すみれ建築工房の目指すサイクル
創業時から変わらない私達の“想い”
建築のプロとして周りの人々にすこしでも笑顔になってもらいたい。
建築の仕事を通して健康や安全をお渡ししたい。
そして、地域社会に必要とされる企業となりたい。