目的と手段についての考察vo.25 〜目的と目標〜

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7月12日 すっかり夏の朝。

長年使い続けていたJUGEMからWard pressに引っ越してまだ不慣れな事もありなかなか苦戦しています。

特に、写真のアップ、試行錯誤を繰り返しております。。

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今日は結局、事務所から出れずに久しぶりの鉄骨工事の施工図とにらめっこしながら、鍛冶屋の真ちゃんと打ち合わせややっと中盤まで差しかかった半年に一度の個人面談など、内向きのようで外向きな一日となりました。

杭工事の着工等もあり、本当は現場廻りをしたかったのですが、たまにはデスクワークもしないとね。

個人面談では、個人や社内にある問題点を全員から聞いてその全てに改善の道をつけて次の面談までの半年間で改善をしよう。ということともう一つ、個人の目標設定に付いてマイルストーンを刻んでおこうという趣旨が有ります。

で、全員に半年間の目標と、長期的な目標をアンケートするのですが、どうもしっくり来ない回答というか、目標設定をするメンバーも多くて、社内のブログでそもそも目標設定とは、を定義し直す事にしました。

ここでも簡単に備忘録を兼ねてご紹介しておきたいと思います。

 

私が敬愛してやまないスティーブンRコヴィー博士の著書「7つの習慣」では、第二の習慣として、

 

「目的」を持って始める

というテーマを掲げています。
これは、決して「目標」を持って始めるではありません。
つまり、明確に「目的」と「目標」は違う、という事でもあります。
では、“目標”と“目的”の違いとは?
このブログでは目的と手段についての考察を繰り返し行なっていますが、目標はその下の改装の属します。
目的を達成する為の手段を高さ、大きさ等の数値化したレベルとそれを達成するべき時間に置き換えて具体的にイメージしやすくする。
で、行動に移して成果を計測するためのモノです。
目的と目標って似ているように思われがちですが、実は使い方がまったく異なります。
では、“目標”と“目的”の違いとは何か?
まず「目的」とは、
簡潔にまとめると、最終的に達成したいこと。
一方で、「目標」とは、数値的ベンチマークであり、抽象的になってしまいがちな「目的」を分かりやすく細分化したものです。
本当の目的は、と突き詰めて行くと人生をかけて手に入れたいもの、となり、究極は時間軸は死ぬまでとなります。
目標はそれを細分化して数値に置き換え、期間(時間)を区切る事によって抽象的な目的を具体的にして実際の行動に落とし込むためのマイルストーンという位置づけです。
ということは、本来、目的がはっきりしていなければ目標など立てれる訳が無いのです。
しかし、忙しく過ぎ去る日常の中ではなかなか『目的』について考える時間をとるのは簡単な事では有りません。
偶然、あるメルマガで同じようなコトを書かれていたので、そこに書かれていた例を転載させて頂きます。
****ここから転載****
例えば、あなたが5人家族だとします。そして、あなたは親です。
そして、配偶者である妻、もしくは夫がいて、子供が3人いる状況だと仮定します。
そして、あなたはこんな目標をたてました。
「来年の夏休みに家族5人でハワイ旅行に一週間行く」
このような目標をたてたあなたは、必死で仕事を頑張りました。
そして、お金を作り、実際にハワイ旅行に家族5人で行けることになったのです。
この時点であなたの「目標」は達成ということになります。
そして、一週間のスケジュールをきっちりたてたあなた。
家族が楽しめるようにと、家族の誰よりも張り切って、このスケジュールを作ったのです。
そして、
ハワイに着いて、翌日の朝、疲れて寝ている家族が誰も起きてきません。
あなたはスケジュールを守るために、早起きをしたのですが、家族が誰も起きてきません。
朝から子供たちが予定の時間に起きてこないために、あなたはだんだんイライラがつのって来ます。
「なんで起きてこないんだ」
「明日は早起きしろって言ったじゃないか」
「せっかくたてたスケジュールが台無しじゃないか」
どんどん不機嫌になっていきます。
そして、1時間遅れて起きてきた子供たちに対して、つい怒鳴ってしまいます。
「お前たち何やってるんだみんなのために立てたスケジュールが台無しじゃないか!」
すると、子供たちも不機嫌になりその日どころか、旅行中ずっと口もきいてくれません。
するとあなたはこんな風に思う訳です。
「なんでハワイまできてこんな嫌な気分にならなきゃいけないんだ。
みんなのために、大変な思いをして、せっかく仕事を休んで、高いお金を払って旅行に来たのに、
台無しじゃないか。
こんな事なら来なきゃ良かった」
と。
では、これは何が起きていると思いますか?
「家族5人でハワイ旅行に行く!」
という目標を立てましたね。
そして、あなたは「目標」を達成したわけです。
なぜなら、ハワイに実際に5人で行けたのですから、
「目標」は達成ということになります。
しかし、
残念なことに、「目標」を達成しているのにも関わらずそのせいで嫌な気分になってしまったのです。
ハワイに行ったことで、むしろ家族と仲が悪くなってしまっているのです。
では、ここで考えて欲しいんです。
そもそも、家族と旅行に行ったのは「何のため」だったのか?と。
さきほど、「目的」というのは、
“実現しようとしてめざす事柄”や“行動のねらい”といえますし、得たい結果の最終ゴールをあらわします。
と説明しましたよね。
つまり、
家族旅行という活動を通して、あなたはどんな結果が得たかったのかということです。
それは、単純な数値で測れるものではありません。
また、「目的」は達成して通過点とするというイメージではなく、常に意識をされるべきポイントというイメージ。
そして、「本当にあなたが欲しいもの」はこの「目的」の中に存在するということが、非常に大事なのです。
つまり、
あなたは旅行を通して、
・家族とどういう関係になりたかったのか?
・旅行で得たい感情はなんだったのか?
・何のために旅行に行こうと思ったのか?
これらの答えとなるものが、あなたが本当に欲しがっている結果なのです。
そもそも、なぜハワイ旅行に行きたかったのかといえば、
それは。
「家族への感謝の気持ち」
「家族に喜んでもらいたい。」
「自分もゆったりとした気分を味わいたい」
「子供とゆっくりと話が出来ていなかったし話を聞いてあげたい」
などなど、
分かりやすく計測できないけど、本当に大事な事柄が含まれていますよね。
これがそもそもハワイ旅行の「目的」と言うことに
なります。
しかし、
多くの人は、この「目的」のことを、あまり意識できていません。
「目的」と「目標」が違う、ということをあまり認識していません。
そして、世間では、表面的な成功者が「目標が大事」という言葉を連呼している現状。
「目標達成の技術」とか、「目標を明確にして成功する方法」みたいな事を言って、
「目標達成が成功の全て!」みたいな風に話をしていますが、あまりに表面的で、さも分かった風に話していることに驚きを覚えます。
そして、
そんなことが一般的に多く言われてしまうために、ハワイ旅行に行きさえすれば、必ず幸せに違いない、と勘違いをさせてしまうのです。
そして、スケジュールをきっちり守ること自体が目標となり、「本当の目的」に気づく事がないのです。
だからこそ、
せっかく努力して目標を達成しているのに「私はこんなに一生懸命してるのに、なんで家族は分かってくれなんだ!」という嘆きの声が残るだけなのです。
一番大事な「目的」である「家族との絆を深める」
とか「一緒にゆったりした気持ちを味わう」というメインの部分が追いやられ、「目標」達成がメインになってしまう。
本来は、家族に喜んでもらい、自分もゆったり過ごしたかった。
でも、スケジュールを守ることにこだわってしまって、本当に大事な「目的」を忘れていた。
そうすることで、
「目標」が達成したけど、「目的」が達成されない。
ハワイ旅行に行って、その場でケンカしてしまい「目標」を達成したら、不幸になってしまったというわけなのです。
出典:ジェームス事務所【7つの習慣メルマガ】
****転載ここまで****
私たちは建物を造る事を生業としていますが、決して単なる箱を作るとは思っておりません。
出来上がったハコでその後お客様がどのような暮らし、どのような楽しみを手に入れられるかに焦点を当てたプランニングやアドバイスを行なっています。
建物を建てるのは目的ではないはずだから。
この理屈は、企業だけに留まらず、個人レベルでもあらゆるステージでおなじ事が言える訳で、
『目的を持って始める』ことが、最終的な幸せを手に入れる入口だというコヴィー博士が唱えられ
た成功法則の根本的な部分です。
業務改善の為に行なっている個人面談では有りますが、これを人生の目的を考えてくれるきっかけ
にしてもらえればうれしく思います。
7つの習慣ガイド役の柴田さん、無断転載失礼致しました、いつもメルマガありがとうございます。
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