強みと価値のビミョーな関係。

8月12日 曇りのち晴れ。

屋根の台風被害の典型
屋根の台風被害の典型

まだ、台風被害の余波は広がっています。

お盆前に一仕事、と鉄骨の住宅のリノベーションの現場調査に伺ってみると、屋根の棟部分の笠木とスレート瓦数枚が飛んでなくなっておりました。

間取り変更や水廻りのリニューアル、外装のリフォームと盛りだくさんの見積り依頼を頂きましたが、取り急ぎこの部分だけでも大急ぎで修理しましょう、と提案をしてきました。

調査は念入りにしなければいけませんね。

 

さて、お題目は昨日の続き。

昨日のブログでは想いは顧客にしっかりと伝わっているか、いくらいいものを持っていても伝わらなければ誰も店には来ない。ということを書きましたが、備忘録としてもう少し掘り下げておきたいと思います。

経営に対する強い想いというのはその人なり、もしくはそのお店なりの強みにつながるものだと思います。

それが人に伝わって初めて「価値」となるわけですがこのつながりをきちんと持つというのは結構難しかったりします。
自分の強みはあくまで自分が思うところの強みであって他人の価値観における強みではありません。
その強みがいいものかかどうかはそれぞれ人の判断基準よりますし、他人にとって価値があるかどうかというのは残念ですが、自分が感じる強みと関係がありません。
そこを担保する為に買い手目線とか顧客目線とかを持て!とよくいいます。
確かにお客さんにとってのメリット、バリューがあるかどうかは非常に重要ですが、そこにばかり気をとられていては本当の『自分の強みを発揮』するというのは難しくなったりします。
迎合は魂を弱くすると思うのです。
じゃあ、どうすりゃええねん。
となってしまう訳ですが、その答えは、『本質に迫る事』ではないかと。
自分のもしくは自社の強みって思っている事は果たして本当にそれが強みなのか、表面上に見えてることではなく本質的な強みが他にあるのか。
顧客が求めているもしくは認めている価値っていうのは価格や見た目を重視しているのか?
自分自身が強みだと考えている事が結構的外れだったり、多くの人に受け入れてもらえる様に、と本来の強みではない部分に無理して注力してみたり、そもそも、強み自体に気がついていなかったり、、と言う様な事もあると思います。
そんな場合、マーケットとの整合が取れなかったり、始めては見たけど長続きしなかったり、同業他社と同じようなコトばかり後追いで取り組んでみたり、、と独自性を見いだせず埋もれてしまったりしてしまうことになりかねません。
USPやコアコンピタンスと呼ばれる様な事業の核となる部分がぼやけたままになってしまいます。
少し視点を変えて、表面上に現れている事象ではなくて本質的に持っている強みや価値を探し続けることによってその接点を見つけられると思うのです。
そしてそのどちらもが根本、原理原則に即しているものになれば、その接点を起点として商品を磨きプロモーションをかけるようにすればきっと強みと価値が業績に結びつくようになるのではないかなんて思っています。
昨日のラーメン屋さんの店主がこのブログを見られることがないかもしれませんが、私自身の身につまされることがあまりにもあったので少し書き残しておきたいと思いました。
本質的な強み、しっかり探し出したいと思います。
ま、一人でその答えを導き出すのって、難しいんですけどね、人様の意見に良く耳を傾ける様に心がけたいと思います。

 

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