8月11日 台風一過、曇りのち晴れ
朝から現場へ。
ずいぶん昔から懇意にして頂いている輪太鼓道場の新装の着工、基礎工事中の現場、台風被害のお客様先、台風の合間に応急処置を施したビルの補修箇所の確認など、ガッツリと現場周りな一日となりました。
関西を直撃した台風の被害はなかなかのもので、メンテナンス担当の和田さんをはじめ、台風前、直撃中、そして今日とスタッフ総出で対応にあたりました。
残念な事に、私自信にも甚大な被害が、、
たわわに実り始めて、チャンプルにするのを今か今かと楽しみにしていたゴーヤのグリーンカーテンが強風でひきちぎられて無惨な姿になってしまいました。。。
ま、所詮人の力など大自然の威力には逆らえないってことなのでしょう、とりあえず実っていた実だけ炒めて頂く事にします。
お題目は今日のランチに訪れた、ラーメン屋さんでの出来事。
以前からオープンしていたのを知っており、一度行ってみようと思っていた御影のマクドナルドの隣にあるお店に行ってみました。
外看板に、こだわりの製法や素材について大きな字で長文を書いており、店主の意気込みみたいなものを感じていたので気になっていたのです。
で、食べてみると、イメージしていた通りの化学調味料無添加のラーメン独特の優しい、そしてパンチが効いていないスープでした。
私個人的には好きなタイプということで美味しく頂いたのですが、周りを見てみるとお昼時だと言うのに、私以外はノーゲスト。
食の安全で物議をかもしている隣のマクド○ルドは満席。
なんか、非常に残念な気分になりました。
この差の原因はたくさん有ると思いますが、一番私が惜しい、と思ったのはラーメンといえども、製法と素材に拘って、きちんとしたものであれば健康的な食事だという事がここでは全く伝わっていない、と言うことです。
ラーメンを食べ終えて、支払いをする際に(他にだーれもお客さんがいないので、)店主に聞いてみました。
「とても美味しく頂きました、ところで、化学調味料って使っておられます?」
まだ30代と目される店主は、
「外の看板にも書いてありますが、豚のげんこつと鶏ガラ、北海道産の昆布と煮干しを使って長時間煮込んでスープを作っています。」
との答え。
「そうですか、ところで化学調味料は使ってます?」
と再度同じ質問をしてみると、「使ってません」との事でした。
よくわかるんです、拘って、精査した素材と製法が自分の強みだと言うことは。
しかし、化学調味料をふんだんに使って塩分たっぷりのパンチの効いたスープを出すラーメン屋さんもキャッチーなサインの一つの手法として同じようなうんちくを書いているお店がたくさん有る事を考えると、その看板の文言を見る人からすると、
『ふつーのラーメン屋さんとの大きな違いは解らない』
となってしまっているような気がします。
老婆心ながら、というか私がそんなことを言う筋合いはなったくありませんので、このオッサンなにを余計な事いうてんねやろ、と思われると思いましたが、
「無化調(化学調味料無添加)と言うのは味がぼやけやすいし、パンチも効かない。そんなスープを出しているラーメン屋さんはそんなにたくさん無いんですから、そこをハッキリ、しっかりとアピールされた方が良いと思います。」
と、言ってその店を後にしました。
周りの競合を見た時に、ラーメン屋というセグメントではなく、国産の厳選された自然素材のみを使った安心で健康的な飲食店という括りにシフトする方が絶対に良いと思っての事ですが、伝わっているかどうかは解りません。
大将はただ、ラーメンを売っているのか、それとも安心と健康と美味しさのバランスが取れた食事を提供しているのか?
次に行ったときに、全くなんにも変わっていなかったら(おせっかいついでに)聞いてみようと思います。
ラーメン好きのオッサンとしてはせっかくいいモノを持って、頑張っているのにほっとけないです。(笑)
※毎月一回開催している『職人起業塾』ではマーケティングの基礎から、コピーライティングの基本的な考え方までをグループコーチング形式で行なっています。
このラーメン屋の店長の様な質問をされたいと思われる方は是非一度参加してみてくださいね、(笑)
おまけ、昨夜の設計チームのお疲れさん!会、なかなかの盛り上がりでした。
またしましょ。