9月10日 秋晴れ
河川敷から聞こえるリリリーという鈴虫の奏でる音色を聞きながらテラスでブログを書いてます。
隣では、ウチのトムとジェリー、いや、チャックとニャロー(仮称)が思い出した様に追いかけっこをして、時折、鈴虫の音色をかき消しておりますが、、(笑)
意外と仲いいんじゃん。
ついさっきまで、書道のお稽古に励んでおりまして、集中したあとの心地いい疲労感に包まれながら遠くで光る雷と時折さーっと涼しい風が吹くテラスでの時間はなかなかいいものです。
今日の書道のお稽古は、決まっていた課題を少しお休みさせて頂いて、パンフレットやチラシの制作に使うオリジナルロゴを真理先生にご指導頂きながら書いてみました。
実はワタクシ、あまり熱心とは言えない生徒でして、一向に上達しない自分に若干の苛立と、すこし諦めに近い感じで最近はお稽古に向き合う様な事もありました。
そんな不真面目な態度?でもかれこれ2年以上も続けていると、何となくそれっぽく書けたりするもので、今日は念願の自筆のロゴを書き上げてすっかりご満悦です。
あとは、イラストレーターという文明の利器でデザイナーのOKTさんに恥ずかしくない様に体裁を整えて頂きましょう。(笑)
毛筆で書くオリジナルロゴの何がいいかというと、世界に一つしか無い。という事だと思います。
それが美しいか、下手くそかという事はひとまずおいといたとしても、リーフレット等は人に何かを伝えるツールに使うモノですから、内容というよりは『想い』を伝えるものにするべきで、それは想いを込めて題字を書くだけでいちいち説明をしなくても何となく伝わるのじゃないかな、なんて思っています。
かといって、題字から本文まで全部手書きにするのがいいのかというと、読む人の立場に立って考えるとそうとも限らないし、私個人的にはロゴに想いを込めるだけで結構(伝わる人には)伝わると思っています。
それにしても、嬉しかったです。
念願の、と書きましたが、いつか自社の製作物に毛筆のオリジナルロゴがつくれたらいいなー、と漠然と思っていたのも書道を習い始めた動機の一つだったから。
それが、お稽古をいざ始めて見ると自分の字の汚さというか拙さにビックリしてしまいまして、こりゃいつになったらそんなことが出来る様になるかわからんなー、と半ば諦めながら月に二回のお稽古を(しっかりした目的意識も無く、)最近は出張でお稽古に参加出来ない事も多かったりで、半ば惰性と言ってもいいくらいの態度になりつつ、なんとか続けておりました。
ま、自社の製作物といってもお客様向けではなく、ボランティアで取り組んでいる勉強会の案内なので、気軽にトライしてみよ、と思いつきで先生にお願いして書いてみた結果、「何とかイケんちゃう」と先生に言って頂けたのは本当に嬉しい出来事となりました。
まさに、
千里の道も一歩から。
ちりも積もれば山となる。
ローマは一日にしてならず。
雨垂れ石をも穿つ。
まずは隗から始める。
と古人が言い残してきた通り。
続ける事って、遠い昔から人類が様々な事象の中から見いだした真理なんですね。
継続、習慣の力はまだまだいろんな事を私にもたらしてくれるのだと改めて実感した次第です。
今日の嬉しかった気持と、根気よく御指導下さる真理先生への感謝の気持を胸に、これからも『コツコツの実』を吐き出さない様に食らい続けます。(笑)
真理先生、今夜は本当にありがとうございました。
心謝。