11月5日 晴
いい天気が続きます。
すみれ事務所は水曜日で定休日。
私は夕方からガッツリとデスクワークに勤しみましたが、それまでは記念すべきTOTOリモデルクラブ関西店会ゴルフコンペに参加してきました。
なかなか合えない姫路のキヨちゃんやおしゃれK村社長とも久しぶりに合えたし、念願の●●ゴルフクラブの皆さんともご一緒出来て非常にいい時間でした。
ま、スコアは相も変わらずでしたが、、(涙)
さて、お題目はその行き帰りの道中で熱心に聞いた孫さんの話しです。
最近、車を運転する際に、youtubeでいろんな人の講演やセミナー、インターネットラジオをチェックするのが私の中で流行しておりまして、デスクに座っている時には絶対に聞かない、と思うものをチョイスして聞く様にしています。
今日は、SoftBank社の2015年3月期 第2四半期の決算説明会でした。
SoftBank社の株をごっそり持っているので、
と言うのは大ウソ(笑)で、日本を代表する起業家である孫さんに興味があり、1時間にも及ぶ長回しの動画を視聴してみました。
その中で冒頭に孫社長が口にされたのは、
「SoftBankはガチョウである。」
という言葉。
その説明をします、と本業の儲け、時価総額の推移、投資しているITベンチャーの伸びと今後の予測を延々と話されておりました。
ガチョウとは、言わずと知れた金の卵を産むガチョウの寓話からの引用です。
昔々、毎日一つずつ金の卵を生むガチョウがおり、飼っていた農夫は大金持ちになったそうな。
調子に乗った農夫は、もっとたくさんの金の卵を手に入れたくて、ガチョウの腹を切り裂いて見たが、中には金の卵が入っているはずも無く、農夫はそれ以来、金の卵を手に入れる事は無くなった。
いわゆる、元も子もない、という諺どおりです。
孫社長曰く、今までソフトバンクは一生懸命ガチョウを育てて来て、これからは金の卵を産み続けるステージに入ったとのことでした。
この寓話が教えてくれる事は、金の卵とガチョウのどちらが大事であるか?という自明の理と、もう一つ、金の卵を産むか生まないか分からないガチョウを育てる、もしくは、金の卵を産んだとしてもそれ以上にガチョウにかかるコストがかかれば全く意味がない、という事だと思います。
スティーブンコヴィー博士は、その事を差して、P/PCバランスの重要性という解説をしておりました。
※P/PCバランスとは目標を達成し、P:成果(Performance)を得るためには、PC:目標達成能力(Performance Capability)またはそれを可能にする資源が必要という概念
ガチョウが金の卵を生み始めても、ガチョウの状態をしっかり整える事をおざなりにすると、卵の生産量や質が落ちてしまいます。
孫社長の決算説明会の終わりに、質疑応答の時間があり、「本業の儲けを現す資料が開示されていないので、詳しい内容を見たい。」という質疑がありましたが、金の卵がざくざくと収穫出来るステージにあっても、孫社長はガチョウを大切にしてバランスをとって行くという戒めとして今回の話しをされたのだと思っておきたいモノです。
そして、これは決して大企業に限った事ではなく、私も「すみれはガチョウである」という意識を持って事業に当たりたいと思います。
顧客満足も利益も重要ですが、それを生み出してくれるのはスタッフであり、現場であるという事。
要は、スタッフ、現場の状態を整え、育てる事をしなければ、なんの目標も達成しない訳で,,
孫さんの話しを聞いてみて分かっていたはずの事ではありますが、改めて再確認した次第です。
それにしても、Youtubeって凄いっすね。(笑)
良い復習になりました。