信頼の根拠、4つの核。

11月6日 曇りのち晴れ

そう言えば、今日は愛する妹の誕生日だったかな、と今日が終わる間際に思い出しました。

せっかく思い出したんやから、メッセージでも贈ったら良かったかな、、

曇り空

今日は昼に店舗の改装工事のご相談を頂いて現地に赴いた他はじっと事務所に籠ってたまりに溜まったデスクワークを少し片付けました。

 

昼に三宮まで見に伺った店舗は少し前まで営業されていたお店で、数ヶ月前からもの凄い安売りのキャンペーンをしていたお店でした。

「そういえば!」と以前通りがかった際に、(曲りなりとも飲食店の経営に携わっている者として、)「こんな値段で大丈夫かいな、、」と心配してしまう程安売りをしてたことを思い出しまして、「あかんやろ、」と言う直感に似た感覚は間違っていなかったな、とも。

 

『安さばかりをを訴求する店ほど長続きしない。』

安い。という事は悪い事ではないと思いますし、その内容が粗悪なモノでなければなおさら。

『バリュー』という言い方をしますが、顧客へ提供する価値が高い事、顧客に安くて品質の良い商品、サービスを提供するのは強みとして非常に分かりやすく、同業他社との競争においては抜群の成果をもたらすと思います。

しかし、目先の競争に勝って売上げを上げたとしても採算が取れておらず、赤字の経営では何をやってる事か分かりませんし、事業の継続が叶わなくなるという事はそこで働く従業員さんや出入りの業者さんへの責任が果たせないという事となります。

そう言えば、同業者でも『日本一安い!』と、とにかく安さを訴え続けたリフォーム会社が今月で会社をたたむという噂を耳にしました。

『理念の無い経済は犯罪であり、経済のかけた理念は寝言である。』

と言う言葉を思い出します。

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確かに,お値打ち感、安い事は重要かも知れませんが、本当に大事な事はその根拠を示す事によって得る『信頼』だと思います。

そして、高い事は悪いかというとそんなこともなく、人は暴利をむさぼられるのが嫌なだけで、高い根拠が理解出来れば、却って価格の低いモノより魅力を感じたりする事も多くあると感じています。

価格の高い、低いではなく要は、『信頼』ではないかと。

しかし、『信頼』って非常に曖昧で計測しにくい価値観でもあり、はっきりと見えないモノであるが故、自分の、もしくは自社の信頼について深く考えることが難しかったりします。

 

実は、私が毎月主宰している勉強会『職人起業塾』の今月のテーマはその『信頼』でして、一度じっくりと深堀をしてみたいと思っています。

スティーブン・R・コヴィー博士のご子息で、『スピード・オブ・トラスト』の著書スティーブン・M・R・コヴィー氏によれば、人格は「誠実さ」と「意図」、能力は「力量」と「結果」から構成されているとのことで、この4つの核が信頼の根拠になると言われています。

自分が持っているその4つを明確にして人に伝えることが出来れば、もしくは行動に反映させて人から見える様にすれば信頼度が確実に高まる、という事なのだと思います。

私なりに分かりやすく例えてみると、

誠実=一貫性を持って全ての物事にあたっているか?

であり、

意図=なんの為にという人生の大命題に向き合って、常に目的意識を明確にしているか?

であり、

力量=どんな技術を持って、品質とスピードを担保する事が出来るか?

であり、

結果=今まで創造し、提供して来た価値にどの様な実績があるのか?

を見せる事が出来るか、と言う様な事だと思います。

それらを具体的に振り返り、出来ていること、出来ていない事、見えること、見えない事をはっきりとさせて行く事で、徐々に信頼されるべき自分像であったり、信頼される事業所の姿=あるべき姿が見えて来るのかも知れません。

スティーブン・M・R・コヴィー氏は『Speed Of Trust』(信頼こそがビジネスのスピードを上げる)という著書の中で、上に挙げた様な自分自信への難しい設問に対して真摯に向き合う事でビジネスが大きく進み出すという事を提唱されています。

同業他社との競争に打ち勝つ事よりもまずは自分自身の在り方を見直し、信頼される自分へと意識を向ける事が重要なのだと。

そんな、じみーな勉強会を行っておりますので、ご興味があるぞ、と言う方はお気軽にお声掛け下さい。

勉強会のご案内はこちら、

第十五回職人起業塾

https://www.facebook.com/events/1499789086942479/?ref_notif_type=plan_user_joined&source=1

この機会に、参加される方と一緒に私もしっかりと振り返り、自分自身の在り方について考えてみたいと思います。

『在り方』と『在るべき姿』への意識がマーケティングの入口ですね。

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