Yes,Butは本質をすり替える。

11月14日 晴れのち曇り 沖縄にて。

那覇の朝
那覇の朝

今日は朝からガッツリと実務の一日。

うるま市にて新規店舗の現地調査やクライアントとのヒアリング、現地で協力して頂く業者さんへの現場説明、仕入れをさせて頂く材料店へのご挨拶、夜は近隣店舗のマーケット調査と、店舗屋としてのミッションをこなしました。

うるま市店舗界隈
うるま市店舗界隈

いつもの事ではありますが、本社から遠く離れた地で工事をするには、限られた時間内、と言うよりも一発勝負の現地調査の精度が非常に重要な意味合いを占めており、

「あれ、どうやったっけ、」

と、おいそれと再確認する訳には行かない分、現地の詳細な状況の把握と、クライアントの意向をしっかり汲み取る事が求められ、やっぱり地元での業務に比べて神経をすり減らします。

ミッション終了後の島酒はいつになく効きました。(笑)

テブチ
テブチ

沖縄というと、現在大きな転機となるかも知れない、知事選のど真ん中。

街中では選挙カーが走り回り、大きな交差点では候補者、もしくは支援者が辻に立って懸命に支持を呼びかけておりました。

地方自治体の長を決める選挙なので、私には直接関係ないように思いますが、尖閣諸島の問題を含め、外国からの圧力が高まっているいま、最も南西にあり、海外からの矢面に立つ沖縄の動向には無関心ではいられない、と言うのが正直なところです。

しかし、、

沖縄の問題は非常に難しい問題が幾重にも複雑に絡み合っており、深いジレンマ、パラドックスに陥っている様に思いました。

普天間基地のリスクについては、誰もが認めることであり、

日米安保、米軍の沖縄への駐留が外国への抑止力を発揮しているのは事実であり、

米軍キャンプが県民への大きな雇用を生んでいる事も、地権者の所得を生んでいる事も事実。

しかし、辺野古に基地を作る事は自然破壊の面からも、受け入れにくく、、

そして、日本の0・6%の国土面積に74%の米軍専用施設が集中する沖縄の過重な基地負担は確かに解消を目指すべき。

現職の仲井真知事が辺野古への基地移設を反対の立場から容認に態度を変えられたのも非常に苦渋の決断だった事を思うと、どの候補者が当選したとしても選挙での公約がそのまま県政に反映出来るのは難しいような気がします。

コミニケーションの取り方の基本の一つに、Yes,Butという手法があります。

「分かってるって、でもね、」

全ての問題がこの調子で論じられ、本来在るべき姿を目指すのをすっぱり諦める事だけは避けて頂きたいと思います。

明日帰神してしまいますので、選挙当日はその結末を沖縄でみる事は出来ませんが、知事選のど真ん中に沖縄に訪問したのも何かの縁、また日本全体の大きな問題にも深く関わる事なので興味を持って見守ってみたいと思います。

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