12月12日 曇り
年末近くなって来るとやっぱり毎日のようにイベントというか、行事というか、予定がてんこ盛り。
今日は今年最後のJack(全国の若手?経営者が集まるリフォーム事業者の勉強会)でした。
年末という事で、当然忘年会付きで。(笑)
もうかなり前のから参加しておりますが、元々すみれのビジネスモデルの根幹となるスキームのヒントを頂いた非常に為になる勉強会で、今回もまさに学びの宝庫でした。
特に、スピーカー初挑戦だった魚橋さんの話はなかなかのもので、今後の続編に大きな期待を抱いてしまいました。(笑)
メインは、クモデ理事長のイノベーションセミナー。
私たちのような建築業者は近年になって大きく業態の変化がありました、
近所の需要の受け皿として成り立っていた工務店事業も次々に公共事業が湧き出していた地場のゼネコン事業も、建てて売れば売れた分譲業もすべて成り立たなくなり、新たな潜在需要を掘り起こす、もしくは顕在化している需要を集める努力をしなければならなくなりました。
そんな背景を元に、この10年から15年くらいの間に起業、もしくは新たな事業として取り組まれた会社は皆さんそれなりにトライ&エラーを繰り返されて来たと思います。
そんな中で再現性のあるモデル、もしくは検証後の成果がはっきりと見えているスキームを公開して頂く事は本当に勉強になりますし、実際、使えます。(笑)
今日も仮説と検証の結果を盛りだくさんでお話し頂きましたが、その中で一番私の心に残ったのは、『サンキューレター』という、昔ながらの営業手法についての話。
あるマネージャーが、新入社員にとにかくたくさんのお客様にサンキューレターを書く様に、と指導したところ、その営業さんの失注率が大幅に減った、という検証結果を示されました。
改まって手紙を書くのは少しハードルが高く、ベテランになればなるほど、レターを書くタイミングをあれこれ考えて一番違和感が無いタイミングでお客様に手紙を書きます。
それを、新人さんに限ってはとにかく毎日サンキューレターを大量に書く様にと指導して、お客様と接点があるたびにせっせと書き続けたら、気付いたら大きな成果を上げていた。とのこと。
別段これと言って新しい取り組みではありませんが、昔から言われ続けて来ているコト過ぎてどこの会社も慣れ親しんでしまい、徹底が出来ていない、気が向いたときしかやってない、すっかりやめてしまった、というお会社も多いと思います。
凡事徹底が如何に大事か、という事例ではありますが、もう一つは、やっぱり、ここに来て手紙がアツいという噂は本当のようです。(笑)
先月、女性リフォーム経営者の主森社長にすみれ事務所の女子メンバー向けのセミナーをして頂いた際も、
「とにかくサンキューレターはしっかりと出してください。」
と、言われていましたしね。
「人間の悩みは全て人間関係に拠るものである」byアドラー
と言われた心理学の大家がおられましたが、結局、ビジネスって人との関係性の中で如何に信頼してもらえる様になるか?という1点に尽きるのかも知れません。
手紙で心を届ける。
年末年始のきっかけでもあるし、『感謝手紙』私も取り組んでみたいと思います。