言葉を紡ぎ、心を紡ぎ、ご縁を紡ぐ。

12月29日 晴れ

神戸ベイシャトル
神戸ベイシャトル

いよいよ今年もあと3日、世間ではもう正月休みにはいられる会社が多いようですが、台湾ではお正月と言うと春節なので今週はほぼ普通通りの様子、一応、1月1日から1月4日はお休みのようですが。

日本ではすっかり年末ムード満載ですが、そんな訳で私はギリギリまで平常営業、台湾での案件の打ち合わせに大晦日まで訪台することとなり関西国際空港に来ています。

初めて台湾に行ってからちょうど1年。

今年は台湾での法人設立の手続きや現場で毎月のように台湾と日本を行ったり来たりの年でした。

現地のクライアントをはじめ在日の台湾に縁のある方からご紹介いただいた協力してくれる業者さんや手伝ってくれるスタッフにも恵まれて、「ほんまに大丈夫かなぁ」と自分ながら半信半疑だった海外事業を何とかスタートすることができました。

もちろん、言葉も通じない、慣習も違う国での事業は失敗やクライアントに迷惑をかけることもたくさんありました。

それでも何とかやってくれたのはサポートしてくださった方々のおかげであり、その方達から頂いた細い糸たぐりよせ紬合わせて何とか綱渡りをしてきたような1年でした。

ご縁を繋いでいただいた方々にはいくら感謝をしても感謝をしきれなません。

本当にありがとうございました。

『紡ぐ』と言えば、糸を撚るのが本来の意味ですが、転じてよく、『言葉を紡ぐ』と言う風に使われます。

大海の様に数知れずある言葉の中から、一つずつ丁寧に、言葉を選んで相手に伝える、といった意味ですが、ソコには『真心を込めて』という隠れた意味が含まれていると思います。

一つひとつ丁寧に、と言うのは綿や繭から糸を紡ぐ様に集中して心を定めてこそ出来る事であり、『紡ぐ』とは単に理屈や法例、損得勘定から生まれる行為では決して無く、心を込めて相手の事に対して思いやる気持が無ければ生まれて来る事の無い動詞だと思うのです。

今年、私が台湾での初めての海外事業にチャレンジして学んだ事は、その『紡ぐ』という価値観の様な気がします。

台湾が大の親日国であることも影響は大きいですのかも知れませんが、心を込めて紡いだ言葉は(違う言語に翻訳したとしても)相手に伝わり、その心が無い相手に対してはそれなりの対応となり、結局、最終的な結果もソコに大きく左右されるような気がします。

言葉を紡ぎ、心を紡ぎ、ご縁を紡ぐ。

私たちの仕事は絶対的に人と人との繋がり、関係性から派生し、そして価値や結果を生み出します。

『紡ぐ』と言う価値観を見直す事が出来たのは、これからの私の人生において、大きな学びを得た気がします。

南ウイング
南ウイング

それでは、皆様への感謝を胸に今年最後の台湾での現場調査と打ち合わせ、張り切って行ってきたいと思います。

今回も良いご縁がありますように☆

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